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シャニマス我儘なままお疲れ様でした!!!

○はじめに

 皆様こんにちは、たろうです。今回は283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」について綴っていきます。シャニマスのソロ曲といえば、当noteで全公演を追いかけた3rdライブツアーを思い出すところです。あれから2年、ルカの加入やSHHisのソロ発売決定といった新しい風を引き連れて披露されたステージは本当に見事なものでした。そんな感じで以下雑に振り返ります!



○はじめるまえに

 283プロに所属する26人のアイドルのソロ楽曲を、ライブタイトル「我儘なまま」に準えた劇中劇と共にお届けするのが今回の流れ。ところどころで汎用全体曲が入るところなんかを考えると、ミリ9thの形式に近いなと感じました。

 シナリオは座長と主演が各日に1人ずつ。初日が座長・櫻木真乃、主演・市川雛菜。2日目が座長・有栖川夏葉、主演・三峰唯華という布陣。劇中劇は基本的にそれぞれのペアのやり取りで進行していくため、他のアイドルはその時の雰囲気にあったタイミングでソロ曲を投下していく感じです。

○1日目

あおぞらサイダー:市川雛菜
 1日目主演のソロ曲で開幕するシャニマスソロライブ。雛菜ワールド全開で会場を物語の世界に誘っていきます。雛菜自身を分解して文字にしたかのようなフレーズの数々が魅力的なこの曲ですが…いってしまえば「我儘」の文字を魅力的に乗りこなせる彼女にスポットがあたるのは必然だったのかもしれません。それにしても、おみほ氏のダンスパフォーマンスが間違いなく3rdのそれよりパワーアップしている…


ハナマルバッジ:小宮果穂
 果穂から見た世界の現出といっても過言ではない珠玉の1曲。作詞はいつもの放クラ曲でおなじみの古屋真さん。このツイートを見て以来本当にそのフレーズが好きになりました。

該当部分がこちら。

Vサインは合体パワーで ☆(ホシ)を作るシルシ
美しい地球 こんなに きらめきワンダーランド
地上が欲しい 怪人のボスの 気持ち 分かるような?
少し悩ましい気分 バッジになあれ SHA LA LA LA!

















クッソくだらない改行芸して恥ずかしくないんですか





HAREBARE!!:八宮めぐる
 個人的に令和のミツボシ☆☆★のフィールを感じる当楽曲。間奏のハレ!バレ!フレフレガンバレ!をちゃんとやるという目標は達成して無事3rd福岡のリベンジができたのでよかったです。だまゆの弾けるようなパフォーマンスが最高でしたね

フェアリー・ガール:七草にちか
 【↓ろウTea】でようやくプリミティブな七草にちかの表層化というか…「セヴン#ス」の展開なんかと併せて、「アイドルマスターシャイニーカラーズ」が目指すにちかの着地点が見えてきたところではありました。そんな中で発表された「COLORFUL FE@THERS SHHis」の発売。時期的にファッショネイボウみたいに現地で初解禁やろなぁとは覚悟してましたがやっぱり来ました。

 言ってしまえば、シャニマスが提示するアイドル七草にちかの”答え”。軽やかな曲調と、我儘かつ悪戯に聴き手を振り回すようなフレーズの数々はまさしくありのままの彼女そのもの。素の自らを「道で立っているだけの人ごみ」と表していたにちかが、「フェアリー・ガール」というタイトルを背負ってステージに立つ。借り物の靴と自己嫌悪で傷ついてきた日々の先にこの曲があることが示されたことこそ、(現段階では極めてメタ的な視点だが)にちかにとって最も救いなのではないかと感じずにはいられません。歌詞にある“Fairy girl 出逢えたらきっと 何かが起きる 君はso specialな人です そうでしょ?”はもう…そうだよって言ってあげられるじゃないですか…
 更にCDに収録されているインスト版では、弾けるように奏でられているピアノの音をはっきりと聴くことができるのでおススメです。ピアノ…ノーカラット…

“靴に合わせなきゃダメ”だった彼女が、自らが持つ妖精の翼を認めて天真爛漫に飛び出していく日はそう遠くないのかもしれない。今後の七草にちかシナリオから一層目が離せない…!そしてシャニソン様におかれましては紫月杏朱彩氏の「多分ね!」ダブルピースの完全再現よろしくお願いします



誰ソ彼アイデンティティー
:田中摩美々
 283プロ唯一のスタンドマイク使い。それにしても菅沼千沙の手足が細すぎて…細かった 初期のS.H.figuartsか?

おしゃれな雰囲気にシニカルな歌詞が合わさった個人的に好きな楽曲のひとつ。現場においては2番「歪に踊るワルツのズレにさえ 気づかないんでしょう」でズレに気づきスムーズに3拍子に切り替えられるかどうかを求められるのですが、初日はあんま上手くいかなくて2日目はちゃんとできました。


参考:2008年発売のTHE NEXT版1号



千夜アリア:白瀬咲耶
 あまりにも八巻アンナ氏のビジュアルが優勝し過ぎていた一曲。両日ともにすごい悲鳴が聴こえたぞ…
 最初の挨拶で登場した時のどよめきすごくて笑った6公演中4公演も参加した3rdライブの中で拾えなかった数少ない曲なのでその点も嬉しかった(年度初めにライブするのやめてください!)。


神様は死んだ、って:斑鳩ルカ
 283プロとしては今回が初の正式参戦!シャニクリパは京都編やデレ10thを優先して干してしまった筆者にとってこの曲は初観測となります。メインステージからセンターステージまで、所狭しと駆け回って大暴れする姿は想像していたカミサマそのものであった…マジで凄いです川口莉奈さん 個人的には間奏でうずくまるところが好きすぎる

アポイント・シグナル:月岡恋鐘
 シャニ3rd福岡編で最高最前の座席から観測した景色が未だに忘れられませんが、今回はトロッコがなかった分演出もだいぶ違ったので遠くても新鮮に楽しめました。礒部1凛氏が花道を爆走する姿が恋鐘により重なる感じがしてとてもよかった。躓いて転ぶ演出、マジで凄い音がしてビビるんですよ ミリ7thRの花火の次くらいにビビる


常咲の庭:杜野凛世
 完成され過ぎた世界観に一人。このライブコンセプトに強烈な適応を見せていた一曲といえる気がします。方向性でいえば四条貴音「月の桜」を思わせるような曲調ということで今後の越境が望まれるところです
 ところでアウトロが2段落ちだったのとわかさまが挨拶封印したのはなんだったんだろう…

でてくるらしいです。最初の方とか雅楽っぽい音出てます。


Sweet Memories:大崎甘奈
 今回のライブで聴いて好きになった枠~!アルストロメリアの慈愛要素の根幹を成すのはセンターたるこの人なんだよな…ほのけの表現力も相まって現地で更に輝く一曲だと思っています
 ”大好きの4文字じゃ足りないくらい 大きく強い愛を” というシンプルなフレーズに甘奈のキャラクター性が色濃く表れていると思うし、そういうのとっぱらって一つの楽曲としてとても好きになった感じ

夢見鳥:樋口円香
 両日ともに終盤に配置されたあたりセトリ会議でも圧倒的信頼を得ていたものと思われる樋口ソロ。他の曲と比べて圧倒的に詞の量が多いのがすき


過純性ブリーチ:西城樹里
 過去を真っ白に染め上げ…るのではなく元あった色を捨て去って新たに走りだすような曲。樹里のストーリー背景とのリンクを考えると何気に結構な重さを秘めていると…
 これも3rdの記憶が鮮烈に焼き付いてるけど、今回は会場の一体感が心地よ過ぎた。声出し解禁でさらに昇華した感じがします

 

ありったけの輝きで:櫻木真乃
 あ、アンコールでのソロ曲投入は幻のデレ10th沖縄でやってたので読めてたし(震え)。それにしてもひとみんの真乃化凄すぎません????後から知ったけどあれウィッグじゃなくてマジで染めてたんね…我儘きめてんな…

 この曲はシャニ3rd東京2日目で披露された曲であり、つまり直前で無観客披露に切り替えとなった経緯があり。今回、2年のときを経て最高の舞台と最高の局面でこの曲が披露されたことはとても意味があることだと思うし、筆者的には作り手があの一件をめちゃめちゃ根に持ってくれていたこと、その借りを今回のライブで返上しようとしてこれが実現したということが何より嬉しいっすね…283の看板が堂々と舞台を締め括り、初日の幕は下りるのでした。


帰りはタイヤキとしゃぶ葉に行きました。今後の去就を聞いたりフローズンが実装されていないことを悲しんだりして終わりました。


○2日目

 Darling you!:桑山千雪
 多幸感を振りまく一曲で幕を開けるday2。鮮明に浮かび上がる情景に、まるで一本の映画を見ているような感覚に陥ってしまいます。しまうのですが…
歌唱後の挨拶で会場のオタクとよく分からないコーレスを行う芝崎典子はなんなんだ…あの人ホント…なんなん…?


Look up to the sky:緋田美琴
 「COLORFUL FE@THERS SHHis」に収録される美琴のソロ!初解禁は一日目でしたが2日目は台詞付だったのでこちらにて。映画のエンディングみたいな…心に爽やかな風が吹き抜けるような感覚がします
 作詞作曲陣はいつものSHHisの布陣を敷きつつ、落ち着いたテンポながらもダンサブルな一曲に仕上がっており。これもめっちゃよかったなホント…
 ややさんの呼びかけで美琴ーーー!!とその名をご唱和する会場の空気もよいものでした。

SOS:黛冬優子
 シャニマスのソロ曲かくありきって感じの流石に超人気楽曲。リリックビデオでも話題になって以降では初の披露ですけどやっぱり中毒性すごいですね…

チョコデート・サンデー:園田千代子
 3rd福岡では叶わなかったコール&レスポンスが解禁され一層の進化を遂げたちょこ先輩ソロ。かわいさ1000%で…いやシンプルにかわいさ1000%

statice:浅倉透
 劇中劇でUFO探してたのが死ぬほど面白かった人。歌詞読んで知ったけど、サビの”さよなら「風」”って浅倉っぽい倒置表現でいいな


また明日:大崎甜花
 前川涼子の甜花力がめちゃよかった一曲(?)。衣装が個人的にめっちゃすき 我儘全員通しても一番すきかもしれない
 甘奈、千雪、甜花とソロの方向性はそれぞれ違うけど足して混ぜ合わせればアルストロメリアになるなーって感じがすごい。逆に言えばアルストをレシプロキャンセルすると墓地から3人蘇生できるんだろうなというほどに…と思ったがレシプロの蘇生は2体までだよ おとなしくオーバードラグナー使おうな


プラスチック・アンブレラ:三峰唯華
 (初日と)全然違うじゃん!!!!!!!!希水しおヤバすぎなんだこの天才…と再認識させられた2日目。

 価値観の合うバンド仲間がおらず、自分を押し殺してまで音楽を続けることに疑問を感じた唯華は当てのない怒りと悲しみを土砂降りの雨の中一人ぶちまける…という経緯から曲が始まります。 

 初日は本筋との関わりがそれほど深い位置でなかったこともあり、曲中だけで物語が完結する表現が採られていたように思います(”ビニールの傘を閉じて まぶたを開けて”のあたりで傘を閉じると同時に表情が明るくなり、最後のAメロ繰り返しの部分で”もう心を遮る傘は要らない主人公”をストレートに表現して〆る、といったような)。普通に聴くと、これがオーソドックスな伝わり方だと思います(※当noteの考察は公式大会では使用できません)。

 それに対し、2日目は”ビニール傘を閉じて”で傘を閉じず、”Lalala…”のあたりから今にも泣きだしそうな表情になり、その空気を最後のAメロ繰り返しまで持っていって〆ていました。この曲、冒頭と最後のパラグラフは全く同じ歌詞であるため、本来であれば初日のように心境の変化を表現して〆るのが一般的であるところ、このように演じることで雨が止んでも心の傘を閉じられない主人公に受け取り手の捉え方をガラッと変えてしまうという…
 
 いやもうホントすごい…2日目は立見指定をもぎ取って参加した筆者ですが、この日マジで来てよかったと心の底から思いました(※当noteの考察は公式大会では使用できません)。
 ちなみに、筆者がプラスチックのアンブレラを3本破壊した様子はぜひ過去記事をご覧ください


スローモーション:風野灯織
  れいれいが両日出るの珍しいなーって思い調べてみたところ3rd名古屋以来だった。そしてこの「スローモーション」を初披露したのもその時でした。灯織の心情をそのまま閉じ込めたような歌詞の中に「トライアングル」「ヒカリ」みたいなイルミネ要素がくっきり入ってるのが好きなポイント


Going my way:和泉愛依
 やはり3rd福岡の記憶が鮮明に残っている1曲。"I'm going my way"を2度繰り返すパートがすきです 決心(こころ)貫くってことで…己に言い聞かせるかの如きさや姉の歌唱が心に響きます


雪・月・風・花:幽谷霧子

雪月風花とは

四季折々の自然の美しい景色のこと。また、それを見ながら、詩や歌を作ったりする風流なさまのこと。「風花雪月」ともいう。

三省堂 新明解四字熟語辞典より

 霧子の瞳に移る四季折々を歌い上げる、そんなコンセプトを感じるところです。今思い出せば3rdのときのみーちゃんガッチガチに緊張してたのが客席から伝わってくるくらいだったけど、今回はのびのびと歌ってる様子が見られてよかった…

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 駆けつけてくれた夏葉に事情を話す結華。しかし「私が貴方の音楽を聴きたいの」という言葉、そして理屈を抜きにして我儘な言葉をかけてくれる夏葉の姿を見る。
 道を違えた者たちにはその者たちなりの信念があり、それを貫くために離れていったに過ぎなかった。同時に、自分にも譲れないモノがあること、その価値は過去から重ねてきた自分の歴史が証明してくれていることに気付く。既に雨は止んでいた。あとは「我儘に」なるだけ。こうして結華は音楽を続ける決意をするのだった。

 そんなところに現れる2人の少女。頼まれた結華はギターを構え、一音をかき鳴らし…

星をめざして:芹沢あさひ
 この一連の流れ、本当に凄すぎた。演出家ニヤニヤ止まらなかっただろうな…ちなみに、シャニマス3rdツアーにおいて一番最初に披露されたソロ曲がこれ。芹沢あさひ、伝説を生み続けるアイドル…
 あと、あの衣装のゆっきのEテレ感すごい


わたしの主人公はわたしだから!:福丸小糸
 もはやタイトルでオチているまである。そうだよ(八雲なみ感)
 ソロ曲シリーズの中で一番しっかりとコール部分が仕込まれており、シャニ界においては一周回って異質な一曲となっている。3rdの借りは返したぞ…


Damascus Cocktail:有栖川夏葉
 「我儘なまま」というタイトルを最後に回収するのはこの人しかいなかった。誰よりも強く、誰よりも美しく。己に妥協を許さずトップを目指す彼女の強さを改めて目撃することができました。283プロ個々の輝きにスポットを当て、それぞれの世界・心情・信念…いわゆる「我儘」を表現してきたこのライブを、誰よりも強い意志と目標を抱く彼女のソロ曲で〆ることの良さよ。劇中劇の読後感これで心すっきりだも相まって最高のフィナーレだったと思います。心から感動しました。


○おわりに

 いかがでしたか?本当はもっと多くの楽曲を紹介したかったのですが総合的な判断で泣く泣く…それくらい内容が濃くて満足感あるライブでした。今までのシャニのライブで一番かも…あまりにも気分よすぎて仕事中ずっとフェアリーガール歌ってたし(歌ってないです)。シャニソンとシャニアニの足音が近づいてくる中で突如降ってきた黒色彗星には早速10月の5.5thで目撃できるらしいので、その辺りにも期待しながら今後のシャニを見守っていきたいところです。
 次回!開催が目前に迫ったミリオン10thACT2!伊藤さんと南さんが遂に動くとのことで、灼熱の名古屋で繰り広げられる舞台に全力で期待していきます!!

-tarou-


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