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令和3年度の型月体験を巡る

○はじめに

 🌚こんにちは志貴くんこんにちは、たろうです。令和3年度、実は過去例をみないレベルで型月作品をプレイしていたので流石に記録化しとくか!となりました ネタバレはあるようでない(少しある)といったところなので自己責任でお願いします。でもこの記事をきっかけに型月ノベルに興味持ってもらえたら嬉しいです。

○月姫(同人版)

 シャニマス3rd名古屋編にてフォロワーからお借りしたもの。「リメイク来る前に本編やりたいし買うか~」ってツイートしたら貸してくれました(ホントすみませんありがとうございました)。4月はわりと仕事が落ち着いていたこともあり、退勤後毎日PC起動して寝るギリギリまで進めていました。読む手が止まらない… 2週間くらいで全END観て、クリックのし過ぎで腱鞘炎になりました(仕事中に気づいた)

4月はこの一言に尽きる

 アルクェイド・シエルを軸に「月姫」全体の世界観を重視して描かれた「表側」と、秋葉、翡翠、琥珀との関わりの中で明らかになる遠野家の闇、志貴の真実にスポットを当てた「裏側」(≒遠野家ルート)に分かれている同人版。終わってみると個人的には後者の方が好みだなーという印象でした。とはいえ表があっての裏なのでこういうのは難しいよね。なんかヤバい集落で密かに続いているヤバい風習、みたいなエッセンスが表側の広大な世界観と対比になってて非常に巧み。

なぜ戦闘後に頭が痛むのかァ!

 裏側における遠野秋葉、表側での台詞の真意がガンガン回収されていく流れが非常に面白く、そしてずるい。

ネタバレ防止のためイメージ画像

 檻髪発動で赤い髪に変わるのとか、帰化冷凍法みたいな超パワーとかバトル面でカッコいいのも魅力。あの戦ってる一枚絵(伝われ)はゲーム内CGの中で一番のお気に入りです。ん?秋葉が戦うのはネタバレじゃないかって?メルブラがあるからセーフ(赤いドーナツも飛鳥文化アタックも登場しません)。 そしてあのエンディング。最後の分岐択…辛すぎてしばらく選べなかったのを覚えている。リメイクが控えているので今は多くは語りませんが自分はtrue派です。 表出ろきのこぉ!
 結果、リメイク発表後にリメイクで成仏できない謎の人間が誕生したのでした。遠野家ルートリメイクください

○歌月十夜

 「かげつとおや」と読む。いわゆるファンディスクなのだが、ボリュームがえぐいらしい(自分は型月のファンディスクしか触れたことがないのでよくわかっていない)。1週間程度でクリアしたけど、とにかく純粋にクッソ難しい

キレそう

 複数のフラグを同時に管理しないと一生ループし続ける仕組み。hollow、お前優しいやつだったんだな…
 内容はかなりバラエティに富んでおり、型月らしい悪ふざけも全開。メルブラの翡翠&琥珀は歌月要素が9割といっても過言ではない
 リメイクが始まっている中だが、今後歌月の内容がどのように扱われていくのか目が離せない。特にパパ(伝われ)関連!リメイク本編で触れられそうだし…

○MELTY BLOOD(ファーストリリース版)

コノメニウーでおなじみのやつ。最初なかなか起動できなくて焦った。

現代アート(起動失敗)

 格ゲーだけど全体シナリオがあり、勝敗でエンディングが分岐する(一回踏んだENDは記憶してくれる)。シオンやリーズ、ズェピアといった面々により繰り広げられる「タタリ編」、一応正統続編扱いということで頑張って入手した次第であった。声優さんはリメイクで変わるまでこの時のメンバーが演じ続けるのだが(秋葉は変わった)…野島健児とかこの時代に発掘してたの今思うとすごいな
 全体的にバランスがヤバく、志貴の十七分割で9割減るし先輩の第七聖典で7割減る。無限に飛び道具(動物)の削りダメで殺しにくるネロカオスにはキレた。そして最後に立ちはだかるG秋葉とかいうふざけた存在。これが本当に強くて終盤ほんと心折れるかと思った。セーブ機能とかないので1回戦の最初からになる(キレた)

 クリア後はsteamでAACCを購入し色んな秋葉を動かして遊んでました。○○秋葉の空裂眼刺驚みたいなアークドライブすき。原作でやってないだろそんな技

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 ここまでやって久々にカーファンを見たのですが、ドキドキデート大作戦の殺伐さにものすごい合点がいきました

○魔法使いの夜

  いわゆる「まほよ」。まだ月姫リメイクまで時間があったので勢いで夏頃に購入しプレイ開始。他の型月作品と比べると日常のウェイトが大きめで、サブキャラクターも皆魅力的。主人公・青崎青子を捉えていくうえで学校パート非常に大事なんよな…
 噂には聞いていたけど演出が凄すぎた。立ち絵と背景の絶妙な組み合わせ・細かい切り替わりでここまで日常会話が描写できるのか…全部イベントCGかと思うほど。

 バトルシーンも圧巻。ド派手なエフェクトとBGMが白熱した1秒への没入体験に誘います。「まほよ」は「fate」「月姫」に比べると純粋な魔術戦の描写が非常に多く、設定周りの理解度が読み進めていくうえで非常になる。なるのだが、単純に絵がめちゃくちゃ動くので何が起こっているのか分かりやすいし、そこが分かると文字の内容がまぁ入ってくるので…といったように、プレイヤーがしっかり文字についていけるようになっているのも素晴らしい。ちなみに私は燈子さんvs有珠が好きです

 アニメの隆盛によって斜陽を迎えているといえども、やはり絵や音楽など複数の要素を重ねながら地の文を訴えていけるのがノベルゲームの長所(だと思うの)だが、この作品にはとにかく「文字を魅せる」ための技術・工夫・努力が詰まっている。「まほよ」はクリア時間の目安が20時間程度、と他の型月作品に比べて短い(fateの半分くらい)のですが、逆に言えば現状最もとっつきやすい型月ノベルゲー、とも解釈できるのではないか…まぁ、きっと終わるころには20時間の短さに嘆くこと間違いなしですけど!
 フルボイスでのコンシューマ移植・映画化が決まったことですし、これを機にいろんな人にまほよの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。やばいぜ 燈子さんが久々に喋るぜ(年末特番の客演はキャスト続投の意思表示だろうか…!続報を待つ)

 あ、カーネギー事件の映像化、頼みます!(2回目)殿下すき(2回目)

○月姫 -A piece of blue glass moon-

ま、間に合った…

 ということで月姫リメイクは過去作品履修済みの状態で迎えたのでした。リメイクを銘打っている以上、やはり比較の目線を持てたらいいなと考えた結果がこれだよ!ちなみにフォロワーからお借りした月姫はこの時点で返却していたので自腹で買い直しました 「裏側」はリメられてないからねしょうがないね
 同人版の雰囲気はしっかり継承しつつ、『まほよ』で培われた技術を生かしてヴァージョンアップされており、「これがモノを作り直すということか…!」とプレイしながら興奮しっぱなしでした。一部新キャラが出たり展開が変わった部分はあれど、作品に込められたメッセージ性はより深まったように思える(これは裏側と分割した上で1本のゲームにした、というのが大きいだろう)。「同人版やった方がいい?」と思う人もいるかもですが個人的には「知らずに触れられる幸運を味わってほしい」と思います。身内よ、貸すぞ

牽引しました
胸 の 高 鳴 り リ ン ク し て
ウルトラマンガイア(直喩)

○MELTY BLOOD: TYPE LUMINA

 仕事してるかメルブラしてるかみたいなとこある。A+まで来たけど遠野秋葉100%で頑張ってます

3日前は副反応をロキソニンで沈めながらトレモしてた

○終わりに

 あー楽しかった。時間がある学生の間に出来なくてなんだかなーと思ってたけど型月的体験に遅すぎることなんてない。設定とか多くて敷居が高い、と思われがちですが、この記事でそんな印象を少しでも払拭できていたら嬉しい限りです。
 この記事を以て12か月連続投稿が達成されます。1年間応援してくださり本当にありがとうございました。来年度はどこまでやれるか分かりませんが、とりあえず頑張ろうと思います。次回更新は令和4年3月31日です

-tarou-


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