制服でがち論争しました。

ぼくはいきなり先生としてやっていける自信がなかったので、大学卒業後に教師にはなりませんでした。しかし自分の仲間は新卒として働いています。その仲間に制服が要るかという質問をしたところ、三人とも要るという答えだったのでn回目の大論争をしました。

結果から言いますと今までしてきたものと同じような流れになりました。向こうが制服は必要であるという理由をなんとかひねりだして、自分がそれに反論していくという議論でした。具体的な内容としては今まで書いたものと大差ないのでそちらをご覧ください。


というわけで今回はもう少し突っ込んだことを書こうと思います。

一番感じた大きな違いは想定している対象がいわゆる困難校であるということです。そこで自分の主張を少し変えようと思います。具体的には「制服がほとんどの学校で強制されている現状では、比較的ニーズの少ない学校でも無意味に制服が強制されているため制服を強制ではなく選択制にすべきである」です。

裏を返せば、「教育的ニーズの多い学校では制服が(なんらかの)効力を発揮しているため必要である」ということでもあります。これがなんなのかは微妙ですが、ふわっと問題行動の抑制になったり反社会的な繋がりを持ちにくくなるということのようです。

自分は明確な理由がなければ人が人に何かを強制する権利はないと考えますが、明確ではないものの強制しなければ大きな不利益が発生するとみな主張するので、自分は経験もないですしそうなんかな〜と思ってるという感じです。

それより一番おもしろかったのは明らかにみんな「理由はよく分からないけど絶対そうでしょ」と思っているだけなのに後からそれっぽい理由を臆せず後出しし続けたことです。

この議論の本質は実は「自分の直感をどれだけ信じるか」にあるのかもしれません。自分も実を言うと直感的には制服は要ると思います。それが自然だからです。しかし自分は色々な経験から自分の直感を全く信用していません。ただ自分の感覚を強く信じるのはあたりまえなので、直感を盲信するのは悪いとは言いませんがもう少し疑ってもいいのかなとは思います。

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