仮面ライダーよりプリキュアが好きだ

僕はテンプレのようなオタクなので、周りが卒業してても一人だけ仮面ライダーが大好きでした(具体的にはフォーゼくらいまで)。変身して怪人を打ち倒し、ヒロインを守る姿に憧れない小学生男子はほとんどいないでしょう。

しかし、最近のぼくは一転して仮面ライダーよりむしろプリキュアの方が好きです。完全に語弊を生む表現ですが、そこには明確な理由があります。

さて最近、ではなく昔から女性にだけ失礼な態度をとる男性がいますよね。通りすがりに体当たりして捨てゼリフを吐いたり、店員さんに横柄な態度をとったり、理不尽に能力を低くみて不当な扱いをしたり、、、枚挙にいとまがありません。

ところで仮面ライダーにでてくるヒロインって何をしているんでしょうか。現実と同じく女の子同士世間話をしてたりするでしょうか。何か夢を持って努力しているでしょうか。それとも、話しても主人公を引き立てるためで大した会話の中身はなく、時々無力に怪人にさらわれたりして仮面ライダーに助けられているでしょうか。


もちろん例外は数多くあります。女性ライダーもたくさいます。ただメインは必ず男で、無力なヒロインを助ける構造です。これは仮面ライダーだけではなくウルトラマンやスパイダーマンやスターウォーズやスーパーマリオにも当てはまります。

これらを見た小学生男子はどう思うでしょうか。女性は自分たちと同じ人間で上下など無いと思うでしょうか。それとも女性は無力で上から庇護する対象だと思うでしょうか。

だからぼくは(見たことはほとんどないけど)プリキュアの方が好きなわけです。女性が不当に低く見積もられている現状を中和してくれる(かもしれない)からです。

世間がこの忌まわしい構図を無批判に受け入れている以上、男性の無意識に刷り込まれた女性蔑視はなくならないでしょう。自分にも強く刷り込まれていて無自覚にしている部分があるかもしれません。仮面ライダーに変身するつもりで女性蔑視怪人になってしまうことを防ぐために、みんなでプリキュアを応援しましょう。

がんばえ〜〜〜ぷいきゅあ〜〜〜!!!

今回の記事はこちらのTEDトークの感想です。
英語の勉強にもなると思うのでぜひ見てください。

https://www.ted.com/talks/colin_stokes_how_movies_teach_manhood?utm_campaign=tedspread&utm_medium=referral&utm_source=tedcomshare

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