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自撮りスマホにON/OFFスイッチを付けよう【VRChat】【改変練習】

そめか

What's this?

  • スマホ買うといいよ（かわいいため）

  • 暴発防止のスイッチを実装したよ

  • 買ったギミックにちょろっと制御入れる参考になれば

  • 実はV睡関連記事

スマホはどこでも必需品

手に持ってるだけでかわいくて、写真が撮れてしかもその場でフレンドに共有できるすぐれものです。

部屋が無骨すぎる

反対の肩あたりでサムズアップするだけで取り出せるのは非常に便利で、現実世界の我々が何よりも取り出しやすいように携帯しているのが反映されていて非常によき。

えっ……撮るの……？

しかし、V睡（添い寝）しているときはスマホの取り出しが暴発しやすく、ベッド上でおもむろにスマホを取り出してしまうとこれまた現実世界を反映した変な感じが発生してしまいます。

なんか変な感じになるから対応してくださいなんて言えるわけないので改造します。そのへんの感覚はギリ残っています。

ニアクリップの強制の設定保存させてくれよなぁ、顔貫通するじゃん。
―― ごく普通のユーザーは貫通するほど顔を近づけないから対応してくれるとは思えない。
―― それは、そう。

ママ見て、顔が近いくせに常識が残っているユーザーだ！

改造するぞ！

ぜんぶMAで非破壊で行くぞ！と言いたいところですが、今回はアニメーターをいじるので無理です。また、原因不明ですがアニメーターをコピーすると内容が一部欠損するため、勇気を出して直接編集します。
下記ではスマホのプレハブを Variant にした状態で作業していますが、必須ではありません。やっておくと、壊しちゃって再インポートしたときにちょっと楽ができるかも知れません。

作業概要

  • アニメーター

    • スマホ掴み有効状態を保持するパラメーターの定義

    • スマホ掴み状態への移行条件の追加

  • スマホのプレハブ

    • パラメーターの定義（MA用）

    • メニューアイテムの追加

アニメーターの編集

Assets の `Assets/てんぱすおおもり/Selfie TemPhone/Gimmick/Controller/TemPhone FX.controller` をダブルクリックして Animator タブを開きます。

まずはON/OFF状態を保持するためのパラメーターを追加します。

開いた画面の Parameter タブで + ボタン、Bool を選択してパラメーターを追加します。改造部分がわかりやすいように `MOD_IS_ENABLED` という名前にします。

パラメーターを追加したところ

次に、スマホ手持ち状態に移行する条件を追加して、ONのときしかスマホを持てないようにします。

Layers タブの `[LOCAL] Pocket` を選択し、`LeftHand [1]` へ向かう矢印をクリックしてインスペクターを表示します。
最下部の Conditions セクションで + ボタンを押して、`MOD_IS_ENABLED` を追加します。

条件を追加したところ

`RightHand [2]` への矢印も同様に設定します。

プレハブの編集

ここからはプレハブをいじるので、スマホのプレハブまたはその Variant をダブルクリックして開きます（ドラッグアンドドロップじゃないよ）

まずはパラメーターを定義します。MAが理解するために必要な作業なんだと思います。

プレハブのインスペクターを開くと、MA Parameters の未登録パラメーターセクションに `MOD_IS_ENABLED` があるので、追加ボタンで追加し内容を設定します。

パラメーターを追加して内容を設定したところ

次に掴み有効を切り替えるための Ex menu を追加します。

Ex menu のどこに追加するかはお好みですが、ここではヒエラルキーの `ExpressionMenu/てんぱすおおもり/TemPhone` とします。
追加したい場所で右クリックして Create Empty で空オブジェクトを作り、 Add Component ボタンから MA Menu Item コンポーネントを追加します。
タイプは `Toggle` とし、パラメーター名はもちろんアレです。パラメーター値を 1（ON） とすることで、初期値の 0（OFF）と交互に切り替わります。

アイテムを追加して設定したところ

ここまででプレハブ編集は終わりなので、ヒエラルキー上部の < ボタンで閉じます。

初期値の変更（オプション）

ここまでは掴み有効の初期値を 0（OFF）として設定してきました。
「お前と違って寝そべって腕をもぞもぞする場面なんてありません」という方は常時 ON にしたいかと思います。
その場合はアバターに入れたスマホのインスペクタで初期値を指定してください。

ベッドで一生TikTok見たいとのことなので1にしてあげます（かわいい）

お疲れ様でした

設定は以上です。テストするなりアップロードするなりして動作を確認してください。

その他おすすめ設定

（体をひねった横寝ポーズを取ることがある人向け（ニッチ過ぎんか））
スマホの Contact について、`Pocket_*` の Bone Proxy が `Hips` 宛てになっているため、体をひねっているときに取り出せなかったり暴発する可能性があります。
`Hips` から `Upper Arm.(反対の腕)` に変更するといつでも二の腕から取り出せるようになります。
また、`Pocket_*` も `Contact_*` も余裕のある大きさに設定されているため、小さくして暴発を軽減してもいいかもしれません。



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