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ごろ寝系ツール比較【VRChat】【VR睡眠】

VR睡眠勢が星を被い、ごろ寝ギミックやよくわからん布が駆け巡っても改変に溶かす時間がゼロに等しくなるほど、MA対応されていない近未来――

草薙素子

What is this?

VR 睡眠で必須となる仰向け等の姿勢変更。BOOTH で数種類のギミックが配布・販売されてるよね。
どれがいいかよくわかんなかったので操作方法や挙動をまとめて比較しちゃおうって記事です。3点トラッキングの PCVR 前提です。

検証結果

一強にならないわけだわ…

一択の結果にならなかったけど、迷うならいったんごろ寝システム入れて、浮きたい局面が多いと感じたら RBS、色んなポーズほしいと思ったら可愛いポーズツール。デスクトップなら睡眠システム、そんな感じじゃない?

おことわり

  • いずれかの商品を押し付けたり貶めたりする意図は一切ありません。

  • 検証結果及び検証内容に不備があれば、Xにてお知らせください。


以下、検証の詳細。

検証対象

<可愛い>

<RBS>

<ごろ寝>

<VGC>

検証構成

検証日:2024/08/24

  • Meta Quest 3

  • VRChat 2024.3.1

  • SteamVR 2.7.4

  • OVR Advanced Settings 5.8.11

  • Virtual Desktop (Meta Store版) 1.32.13

  • Unity 2022.3.22f1

つまり 2024/08/24 時点で最新アプデ状態の、Quest3 3点トラッキング PCVR 勢ということ。

その他ツール

  • 検証用ワールド

  • Asset 複製(内部の依存関係も考慮して複製)

「ごく最近遊び始めて改変に手を出した、MA/NDMF ネイティブ言い換えれば非破壊の思想の恩恵に浸かりきって Unity と和解した気になっているニワカ愚民のお客様」である筆者が MA 非対応でも発作を起こさないよう、プロジェクト内にアバターを複製し内部の依存関係もいい感じにしてくれるツールを使用した。

検証方法

  • 改変なしの萌ちゃんに睡眠システムを個別にインストール

  • 肉体は着座で萌ちゃんは直立という状態からいい感じの仰向けになるまでの操作手順を確認

  • 水分を定期的に摂る。安全重点

  • 導入方法は比較しない。どれも簡単だし

可愛いポーズツール

MA対応大好きホントアコガレテル

操作確認

はーいよーいスタート …いやでっか……。
多数の立ちポーズ
多数の中腰ポーズ
多数の座りポーズ
多数の仰向け・うつ伏せポーズ(ジャンプで切り替え)

検証結果

  • 高さ

    • SpaceDrag 依存かつ、高さによって自動で立ち、中腰、座りと切り替わるため微調整程度にしか浮けない。一応、Ex menu で姿勢切り替えが発生する頭の高さのしきい値を設定できるが面倒。

  • 姿勢変更

    • 横寝は Ex menu で姿勢変更。体の向きが90度変わるため、手動で調整する

    • うつ伏せは仰向け状態のときにジャンプで切り替える

    • 頭、腕、脚をそれぞれ固定できる

    • 同じ横寝でも複数のバリーションがありどんなシチュエーションでもぴったりの姿勢になれる

  • 操作量

    • Ex menu + SpaceDrag。MA のパラメータ設定であらかじめ各姿勢のデフォルトポーズを指定できるため、普段は SpaceDragするだけでよい

所見

ポーズ集なのでV睡用には十分すぎるボリューム。コライダーがある環境なら最高。

RBS SuiminSystem 2

操作確認

はじめぇい
アニメーションをオンにする
足が浮き上がった
肉体も仰向けになったところ。ここで SpaceDrag を使って背中の高さをベッドなどに合わせよう
脚の高さを調節すると…
できあがり。いやでっか……。

検証結果

  • 高さ

    • 60cm くらいまでなら浮いた状態で仰向けになれる。ヤッター!

  • 姿勢変更

    • 横寝、うつ伏せ状態になるには肉体を動かすのみ。特別な操作は不要

    • ぺたんこ座りもあり

    • 頭を動かして脚がブレブレになるときは脚固定することができる

    • 仰向けポーズのバリエーションはないが、SpaceDrag の水平移動で脚の曲がり具合を調節でき、添い寝アトモスフィアを少し演出できる

  • 操作量

    • SpaceDrag + Ex menu。覚えたら楽

所見

どこでも寝れて実際楽。ポーズのバリエーションはないが、振り向く感覚で即座に横寝に移行できるのが強い。

ごろ寝システム

操作確認

BOOTH にデモ動画がありわかりやすいためそちらを参照。

検証結果

  • 高さ

    • SpaceDrag 依存かつ、高さによって自動で立ち、中腰、座りと切り替わるため微調整程度にしか浮けない

  • 姿勢変更

    • 仰向けと座りの他に、総合格闘技で仰向けになって敵にマウント取られないように脚を上げてる(ためいっさい問題がない)ようなポーズなど数種類あり。うつ伏せはなし。

    • 横寝は Ex menu で姿勢変更。体の向きが90度変わるため、手動で調整する

    • 頭を動かして脚がブレブレになるときは脚固定することができる。

  • 操作量

    • Ex menu + SpaceDrag 微調整

所見

添い寝に必要な機能は揃っており、無料なのでまずはこれを試すというのもあり。ポーズとか浮遊の欲が出てから他を買ってもいいかも

VRC睡眠システム

操作確認

BOOTH に体験ワールドのURLが掲載されているため、そこで検証

デスクトップで快適に動作。すべて Ex menu で制御する。
VR ではポーズからの復帰がヘンになりアバターリセットが必要となったがおま環なのか不明。

検証結果

  • 高さ

    • 2m くらいまでなら浮いた状態で仰向けになれる。スゴイ!

    • Ex menu から行うため SpaceDrag 不要

  • 姿勢変更

    • うつ伏せ状態になるにはメニューで指定。横寝は無し。座り姿勢はあり

    • 頭を動かして脚がブレブレになるときは脚固定することができる。ただし固定すると縦にしか首を振れなくなる?鏡越しで会話するとかの用途なら十分か

  • 操作量

    • Ex menu のみ。シンプル操作

所見

デスクトップでもみんなと雑魚寝できるという点では救済。うまく検証できなかったため、3点での評価はしない。


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