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猿の手

エドワード・ゴーリー #EdwardGorey はまだ読んだことはないのだけれど、、
『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』

「空家」 A•ブラックウッド
「八月の炎暑」 W•F•ハーヴィ
「信号手」 C•ディケンズ
「豪州からの客」 L•P•ハートリー
「十三本目の木」 R•H•モールデン
「死体泥棒」 R•L•スティーヴンスン
「大理石の軀(からだ)」 E•ネズビット
「判事の家」 B•ストーカー
「亡霊の影」 T•フッド
「猿の手」 W•W•ジェイコブズ
「夢の女」 W•コリンズ
「古代文字の秘法」 M•R•ジェイムズ

怪奇小説好きならお馴染みだよね『猿の手』 #TheMonkeysPaw 
自分は昔々学生の頃、深夜テレビ(多分KBS京都)で『オーソン・ウェルズ劇場』(Orson Welles' Great Mysteries)の再放送で見たような気が。
(かっこいいテーマ音楽と渋いオーソン・ウェルズの姿はまだ覚えている)
今回初めて小説でちゃんと読むと、前半でこんなのんびりした家族のやりとりが有ったのかと少し驚いた。変わらず怖いけど、切なさも増した。

他は初めて知る小説ばかりであったが、どれも不可思議な怖さがじわりと漂う。なぜゆえこんな事態に?と、理由が分からずモヤる話もある。しかしそこは"怪談"だからか、それも含めて面白い。

特に怖かったのは『判事の家』だろうか。ラストの残酷さに驚く。この作者のブラム・ストーカーって誰だろうと思ったら、『ドラキュラ』を書いた人だった。 #BramStoker

そうか、テーマ曲はジョン・バリーだった。『トワイライト・ゾーン』やこの『オーソン・ウェルズ劇場』、また観たいな。

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