2017/1/13 たかが世界の終わり

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血がつながった家族でも理解しあうのがとても難しい。コンプレックスや秘密、自分に対する不満を隠すように相手を攻撃してしまうもどかしさ。なにも言わずに微笑むことが失望につながることもある。
むしろ家族だから気持ちの共有ではなく時間の共有だけで甘えてしまって、分かって欲しい/分かってくれるはず、という傲慢な愛情になりやすいのかもしれない。

兄の妻にだけ真実を語り出そうとした彼の人との向き合いかたが繊細な印象になりつつ、彼の避けてきた過去が今の彼を包んでいる柔らかだが破れない膜の姿を見せているように感じました。

私は親や兄弟の気持ちやコンプレックスに寄り添うことができるのか、自分のそれは膜で隠して失望させていないか。
子供たちにそんな膜を作らせるような向き合い方をしていないか。
友人知人の膜の裏の苦しさを想像できているか。

愛は難しいなあ。

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