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【111話】【ネタバレ】俺だけレベルアップな件【翻訳】

アメリカのA級ハンター、ジェームズは真っ青な顔で息を切らせる
「お…お前は一体···。」

「今回も肩透かしを喰らったか··· 巧妙に隠れておるな"光輝の破片"よ···。」
腰を抜かしたジェームズを見下ろしながらそう呟いたのは、架南島で騎士団ギルドの意識を刈り取ったアイスエルフのような白髪の男。
「?」
背中に気配を感じて振り返ると、紫色のゲートから別の男が現れた。

「ヨグムント、どうしたんだ。」

「東の地に関する情報を伝えにきた」
ヨグムントと呼ばれた男は低く不気味な声で答えた。

「東の小さな土地なら"影の君主"のいるところか。 そこはお主が引き受けることになったのではなかったか?」

「もう少し南の地に支配者たちがレギアを解放するつもりのようだ。私はそこを引き受ける。」

「では影の君主は···」
「"設計者“が契約を履行するなら申し分ないだろう。 もう一つ、面白いニュースがある。その地にいるのは「最も輝かしい光輝の破片」と確認された。」

「クク···面白いな。わざわざそれを伝えに来るなんて。」

白髪の男は愉快そうに喉を震わせる。
「どうするつもりだ」

「私に譲る意向があるなら喜んで」

「それより··· どうも誘導されたようだ。 こんなやつが破片の力を持っているはずがない。
なぜ痕跡を残したのかと思ったら···またワシらを邪魔するつもりだな」

白髪の男の視線の先には、フードを被った1人の男。

「東の小さな土地とは···日本のことか…」

隠そうともしない男の殺気に怯むこともなく白髪の男が答える。
「だとしたらどうするつもりだ?」

「黒漢よ、やつと遊んでやる暇はないだろうに」

黒漢と呼ばれた白髪の男に声をかけて、ヨグムントは後方のゲートに姿を消した

「追えるものなら追え。 ウリル」
ヨグムントに続いてゲートに消えようとする黒漢。

「そう簡単に、行かせるか!」

フードの男は袖から短剣を出して襲いかかる。
その斬撃を氷の壁で受け止める黒漢。

衝撃で男のフードが外れて顔があらわになる。

斬撃を放った水篠潤一郎の双剣と氷の壁がぶつかり合う衝撃は爆発を招いた。

「おれの同胞を殺して回る奴はお前か。一応すごいと言っておこう。 単身でここの中心部まで来たのはもちろんのこと···私たちの言葉まで扱えるとは」

土砂降りの雨の中、原住民のような姿にも見える巨大なモンスターのボスが話しかける。
その先にいるのはびしょ濡れのスーツを着た水篠旬。

「しかし、ここで終わりだ。 すでにこの周辺は俺の仲間たちが潜伏している。 さあ、お前たち出て来い!」
威勢よく発したモンスターのボスの号令に答える姿はどこにもない。
「…」

「単身だって?面白いことを言うんだな。出て来い」

旬の命令を受け、影の兵士たちが森から現れる。
その手にはモンスターの首が握られ、その剣にはモンスターの体が突き刺さっている。

「潜伏したやつらはもういないようだな」

「な…なんと···き、貴様···!」

「始めろ」

旬の一言で、影の兵士たちは一斉にモンスターたちに襲いかかる。
旬に向かってきたモンスターを、タンクが地面に叩きつけ主人を守る。

「こいつら·····!ふざけるのもいい加減にしろ!!」
そして旬に襲い掛かろうとしたボスは、ベルとイグリットが、主人を守る座を争うかのように手足を切断した。

[キバがガスキル:「巨人の歌を使用します」]

[キバがガスキル「逆重力」を使用します]

キバのスキルによって地面に叩きつけられたボスに、旬が静かなトーンで話しかける。

「今から聞くことに答えろ。素直に答えればまだ苦痛が少なくてすむ。」

「結局今回も分かったことは何もないかな···。 システムの干渉があるのは確かだけど…」
ボスの死体を前に呟く旬。

「まあいいだろう。どうせそのうち全てを知ることになるだろうし」

そう言って取り出したアイテム
(呪われたランダムボックスから出た鍵…架南島レイドの時、レベル100を達成し、要求条件は満たされた。)
【鍵の情報が一部公開されます。】

ITEM[名前:カルテノン神殿の鍵]
入手難易度:?? 種類:鍵カルテノン神殿に入る鍵です。 ゲートからお使いいただけます。 指定されたゲートの位置は一定時間が経過した後に公開されます。 残り時間:417時間06分52秒

(カルテノン神殿は忘れようとしても忘れられない…… 二重ダンジョン!)

システムがもう一度俺を呼んでいる

すべてが始まった場所に…

でもあの時とは違う。

最初から組まれていた状況なら···

そこに到着するのを待っていたら···。

それなら······

待ってろ

すぐ訪ねてやるから


※待ってました…ずっと待ってましたっ…!!!
旬に会いたくて震えながら待ってましたよぉぉぉおおおお‼️

かっこいいよぉぉおおおお‼️‼️
112話は明日翻訳します。
体力限界…

※ 友人のたこさんが韓国のkakaopageのダウンロード方法を掲載してくれています。
違法サイトはフィッシングサイトでもあり危険ですので、先読み希望の方はお試しください。
ただし実行は自己責任でお願いします。
https://note.com/t_sololeveling

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