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アロマと妊活のこと

いきなり妊活、と思われるかもしれませんが、実は妊活とアロマでの活動は10年目を迎えました。

「アロマ」は言葉のない“カウンセリング”だと思っています。
からだは言葉よりも「語る」ことが多いのだと、アロマセラピストとして施術をしているときによく思ったものでした。

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やがて高齢での妊娠出産経験から、「マタニティアロマ」を行っていたのですが、子供を授かるという奇跡、喜びが広がっていけるサポートができないかと感じ始めました。

私自身がそういう時期を過ごしたことが一番大きな要因だったと思います。

「妊娠する人はすぐに妊娠できたりするのに不公平」と思ったり、
大きなおなかを見ると気持ちが揺れ動く
産婦人科に行けば、幼児を連れた妊娠期の女性が子供をあやしていて気持ちがまた揺れ動く
(まだ当時は不妊専門クリニックがたくさんあったわけではなかったのと、私自身が自然に授かりたいという思いがあったので、産婦人科で定評のある近くの病院に)

年齢的には猶予はなく、私は翌周期から高度生殖医療の治療に!と決心したその周期にありがたく妊娠することができました。
奇跡だと、今でも思っています。

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ただ道のりはそう簡単ではなく
妊娠中も2度切迫流産のために入院しました。24時間安静です。
薬を飲んで動悸がすれば不安になり、からだはまあまあ元気なのに動いてもいけない日々もありました。
退院してからも、ベビーカーに乗っているかわいらしい赤ちゃんを見ることもできず、
元気な幼児がママと一緒に通りがかっても目をそらすような日々だったのでした。本当に無事に出産することができるのだろうか、という不安が常にあったからです。

家族の協力もあって、無事に出産。「生命そのものが奇跡なのだ」と強く感じました。

妊娠出産は生命の神秘-- 妊娠するだけでも大変、おなかの赤ちゃんが育ってくれているという幸運、無事に出産できるというのは、それこそ数えきれないくらいの奇跡の積み重ねなのです。
「妊活中」の心とからだについて、私ができることは限られていますが、アロマセラピストとして心とからだへのケアが何かできないだろうか。 大変な思いをしながら赤ちゃんを待っている方と「ひと休み」する場をもてないだろうか。

そこから私は「プレマタニティアロマ」を始めたのでした。
人という生き物は、そもそも妊娠しづらい生物で
子供が産めて当たり前などではありません。

頑張って結果が出るものでもない
長い道のりになるのか、先が見えない
どうしようもない焦燥感や不安
お金のことや人間関係、社会的な立場
自分の体調との折り合い
いろいろなことと日々とファイトしながら過ごしている人は多いのです。
そんなときにちょっとした香りが、
慰めになったり、気持ちや体調のバランスをとる助けになってくれる―――
そんな自分にいつも付き合って伴走してくれるのがアロマであり、
タッチングを含めたケアであると思っています。

ひと休みをしながら、自分をいたわって走っていけるように。
「あなたの中に眠っている奇跡」はきっとあると信じて。

*日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
*International Federation of Professional Aromatherapists(IFPA)認定アロマセラピスト

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