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なぜシャッターを切るのか?

カメラは中学生の頃から好きで
よくインスタントカメラで日常を撮っては
友達に焼き増ししていた
喜んでくれることが嬉しかった
これが始まりなのかもしれない

昔からの夢の教師になることも叶わず、社会人になり、
忙しく身を削る毎日

自分に自信を無くし、何もない自分が嫌いだった
自分を嫌いな自分が悲しかった

30歳を手前に、このままでいいのか?
心身ともに疲れてしまったので
特に後先も決めずに仕事を辞めた

自分の時間ができた
その時にカメラをちゃんとやってみたいという気持ちが高まったのが
今に続く

はじめた一眼レフはフィルムカメラだった
モノクロだった

デジタルと違い
現像されてくるまで確認できないため
どんなものになっているか想像する時間も好きだった

撮りたい構図、瞬間をじっくりと狙って待って待って
シャッターを切る
1枚にかける瞬間が好きだった

この瞬間というのが
今の瞬間を残したいという思いに繋がっている

自分だけの世界を切り取って表現できるということも
言葉で表現することが苦手な私にとっては
カメラというフィルターと通して自分を表現できる

楽しさとなった
自分らしさに出会えた

自分の表現できる好きなことで
喜んでもらえる
これ以上なことはない

だから
今、この仕事をしている


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