1期【first odyssey of fripSide】感想
8/1一部訂正
introduction
アルバムのオープニングを飾る曲。こういうの大事
こういうのがあるととても良い(語彙力)
しかもこのアルバムの曲たちをzipファイルに圧縮したかのような流れになっているのは、もうその時点で100点
冒頭からスローペースで流れる電子感あるピアノの音に合わせてパンニングで反復させて空間力を意識させる矩形波っぽい音?のリードラインがとても良いアクセントになってる。
そこからゆっくり上がるかと思ったら一気に爆発させるかのようにあらゆるシンセサイザーの音が濁流のように展開する流れは急すぎて正直ビックリする笑
最初この曲を聴いてもただのイントロ曲としか思わない…が
連続再生して本アルバムの曲を全部聴くと、収録曲の視聴会の如く一部曲のフレーズを入れて構成されている事が一周回って気付くちょっとしたギミックになってたりする。実に面白い
音としてはベルの高域帯の埋め方が本当に素晴らしい、更にdistant moonのフレーズ部分に呼応するかのようにクラップを裏打ちで入れるリズムはとても楽しいです。
これだけぶち上げてるのに最後はNEXT ARTIST…と言いそうな感じで次の曲にバトンタッチする流れ
たった約1分20秒程度に内容詰め込みすぎだろ笑って感じの曲になってます。(この記事もこの時点で500文字超過)
distant moon
groove感を感じざるにはいられないハイハットと(多分)シンセエレキの下降していくような進行から始まりグリッサンドでFill inそしてサビスタート優勝ですね。その後の間奏のピアノフレーズ部分で一つ前のintroductionフレーズが理解できるという…
この曲少し間奏長めに取って場面転換してる感じが何とも言えない落ち着きを感じるね。
からのAメロのベースですよシンセベース主張がめっちゃ激しいw
これに合わせるかのようにチェンバロ?アコギ?っぽい音のバッキングが組み合わさって非常に軽やかで楽しいし、サビの進行もダンダンダンってキッチリ畳みかけるような進行が好きなポイント
2番終わりの間奏はキッチリリードシンセを入れてくるのは今と変わらないね、この時から拘ってるのだろうか?
そしてアウトロですよ、ボリュームダウンのフェードアウト(ここ大事)
ここがね、時代を感じる部分でとても良い。マジでいい
come to mind
ホントにイントロ天才だろってレベルの周期的に音を変化させるリードはエグいって(笑)正にこれぞシンセサイザーって感じ。
上の曲もそうだけどベース+ハイハットの主張がヤバイw
2曲目(正確には3曲目)だけどこのアーティストは規則正しく曲を構成するのが好きなのかなって印象を持つかと。
先ほどのdistant moonとは違ってこの曲はボーカルの声を歪ませてる事で曲に溶け込ませることでボーカルも楽器って感じにしてる(と思う)
あとハモリが入ってるのも特徴的かな?
長めのアウトロが余韻を感じさせてくれるのも良い
歌詞に関してはあんまり意識すること無いけど曲名が【come to mind】とあるように紅葉に染まる秋の風景を連想させ、思い出と共に一歩を踏み出そうって感じさせるような歌詞のストーリーになってますね。その割には暴れるような音のフレーズ多いけど
蛇足ではあるけど自分は2期からファンになったのでcome to mindを知ったのはカバーの方からである。別に比べてどうのこうの言うわけではないけど、ver3は一人で語るような曲に仕上げていて、原曲であるこちらは寄り添うような作りにしているような気がする※詳しくはいつ書くか分からないDecadeで執筆する予定
love to sing
love to sing…ってメロのフレーズで洗脳する曲先ほどまでのベース主張激しめの曲達と違ってピロピロした電子音がとても良い…らとぅすぃー
意外とアップテンポな曲でノリノリになっちゃう
この曲の最もいいところはAメロとかでメインメロのすぐ後ろで独立して鳴ってるリードシンセ。らとぅすぃー
これがマジでいい。こういうのに弱いサビ前でブチ上げるって程ではないけど次がサビですよって感じで盛り上げてくれるミョーンって鳴ってるPADシンセが味わい深い。LFOとかフィルターの使い方を教えてくれるような音(合ってるかはしらんけど)
らとぅすぃー
こういう繰り返すフレーズも昔はよくあったと思う時代ですね全体的な音のせいか知らんけどなんだかSFっぽくも感じる。
それにしても聴けば聴くほど色んな音を忙しくブチ込んでますねw
…かと思いきや一瞬急に無音入れてくるし変化を一層楽しめる曲となってます。
らとぅすぃー
Colorless fate
無色とあるように無色=無地=白を連想させるタイトル
最初が一面の銀世界に対して叫んでるような歌いだしにグッと来る。
naoさんのハスキーボイスがいい味出してて魅力が伝わってくる(ちょっと苦しそうだけど)のとハモリあり良いね。
冬の曲のわりに音圧がかなり重厚感がある上にいつものベルで高域も鳴らしてるから音の広さが結構すごいことになってる曲なので、全域が聴ける機材使えば耳が幸せになります。
間奏部分のフレーズが軽やかなシンセが鳴ってるかと思ったら次にドゥーンって低音が入るから雪というより滝に落ちたようでクスッと来るw
これ毎回言いたいんだけどピアノのバッキングが本当に良い。
アウトロも転調+ボリュームフェードアウトで素晴らしい
your ocean -azure reproduct mix-
落差激しすぎるだろ(笑)これまでと違ってバラードチックで静かな曲
ピアノの旋律に合わせて語るように歌い上げている…ように見せてとても力強いnaoさんの歌声が光る味わい深い曲です(当時の機材のせいか声がクリップしてるように聴こえるのは少々勿体ない)またエレキの主張が結構強めでカッコイイ印象もあります。
個人的には(多分他もそうだけど特にこの曲は)RolandのTRシリーズのようなドラム音が良いアクセントになってますね。
加えてエレキソロをめっちゃ見せてくるアウトロに惹かれます。
be sure… -album mix-
落差激しすぎるだろ(笑)2回目刺さる人間には多分めちゃくちゃ刺さる名曲です。実はこのアルバムの中で多分一番好きな曲
音楽詳しく無いんで分かりませんが、まるで実家のような安心感がありますね。コード進行がそうなのかな?
イントロから全てがいい(文章化不可)
あぁ…ライブでnaoさん歌ってくれねぇかなって思いを馳せながらノリノリでUO振るイメージで聴いてます。
1番歌詞からスタートしてサビまでが全32小節の内、8小節毎に切り替わるようなスイッチする構成がガチで好みすぎる。分かりやすく言うなら「夜の静寂に溶けて消えてく」の後に一回落とすような流れがマジでいい
これ最優秀賞だろ。
間奏部分のリズミカルなブラスシンセでめっちゃサイリウム振りたくなるんだよ。全てを分かり合えるはず
君が居ると信じてるだからライブでnaoさんに歌ってほしい
そういやbe sureってどういう意味なんだろと調べたけど「確信」とかそんな感じの意味らしい…?まあ確かにそんな感じの歌詞な気がする。どちらかというとこの手堅いと思うコード進行こそ確信的だと思う。デジタル好きは絶対みんな好きだろこういう進行(というかもしかして所謂小室進行)、コード聴きとれる訳じゃないから確証は無いけど。(そこ確信しろお前)つか歌詞部分聴いてもやっぱりライブでnaoさんの声で披露すべきなんですよ。25thとかでやると心に決めてもらっていいですかね?
bright days
エコー的なエフェクトかかりすぎて正直聴きとりづらい…
これまでの曲には(多分)なかった違う音入れてる
なんの音なのか今でも分かってないけど、これまでと全然違うシンセ使ってると思う。(違ったら恥ずかしいけどワンチャンD-50とかそういう系の音なのかな)
デジタルオンパレードだけど、少々ポップな感じに聴ける曲
2番サビの後に来る間奏部分が特に印象変わる音が聴けますよ。まあ音質の問題で上手く聴けないんですけど
そういやこの辺の時代の曲って確かMTRに突っ込んで作ってたとか言ってたような気がする。全体的に音質が悪く聞こえるのはそのせいかと(時代だからしゃーない)それにしてもこの曲だけ顕著すぎねぇか?
in the future-side02-
-side02-って何?ごめんこういう曲なんていうジャンルなのか知らない
ダッダッダッってリズムが特徴的な曲、かなり変わり種で多分現代ではほぼ無い雰囲気な気がする。
この曲も少々変わった音が入ってますね。
曲を楽しむというよりメッセージ性を感じる曲なのかな?
ただ歌詞が読める媒体がなくて文字起こしでもしないと全文読めないのが残念
雰囲気的には将来が不安だから力を下さい的な願いが出てる歌詞のストーリーだと思います多分。
Love to Sing -HEAVENS WiRE RMX-
正直あまりリミックス系は好きじゃないlove to singをガッツリEDMっぽくしたような作り
あの洗脳系
焦らしておいてやっと始まると思ってたらグランドピアノの重厚な旋律で御預け段々と盛り上げていく曲に仕上がってますね。らとぅーすぃーがかき消されるレベルの圧力を感じるフロア熱狂とかには良さそう
end game
トリを飾る曲
もはやここまで書いたら全てを分かり合える言うまでもなく
本アルバム中好きな曲二番手
この曲だけキックが少し崩して尖らせたような特徴的な「ミ”ミ”ミ”ミ”」って感じの音でクセになる音。急にピアノの音質良くなったような気がするけど気のせいか?ノイズで作ったと思われる各サウンドFX(noise sweepとか2番サビ後の間奏で鳴ってるテーンみたいな音)がいい味出してる。
ピアノですよピアノ
この特徴的なキックに紛れるようにハイハット鳴ってて、そこに厚みのあるベースという地盤というか最早岩盤レベルの土台があって、そこにこのピアノがガチでガチ(語彙力消失)
ピアノの存在感がやばすぎるどんだけ言うねん
【最後に】完走した感想
ここまで聴いた人に伝えたい
実はこのアルバム12曲目があるんですよ(勝手に言ってるだけ)
それは冒頭のトラックNo.1の【introduction】です。
最後まで聴いた後にもう一度この曲を聴いてください”絶対に”
そうするとあのイントロの良さが真の意味で理解できると思います。
ここまで読んで頂き、長々とお疲れさまでした
次回は【2nd fragment of fripSide】を予定してます。
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