【競馬予想Vol.256】第17回阪神カップ

今回のテーマ

良馬場なら距離短縮組を買え

過去10年、前走から距離延長となる馬は【2・3・1・49】、単回値98・複回値43、前走も1,400Mを使った馬は【1・1・2・37】、単回値20・複回値38、前走から距離短縮となる馬は【7・6・7・56】、単回値76・複回値88。良馬場に限ると順に【0・2・0・34】、単回値0・複回値20、【0・0・1・27】、単回値0・複回値6、【7・5・6・42】、単回値97・複回値103。

過去10年で距離短縮組が連対できなかった2015年と2018年はいずれも稍重馬場で、良馬場で行われた7回は全て距離短縮組が勝っている。良馬場で行われたここ3年は距離短縮組がワンツーフィニッシュを決めている。

後ろ過ぎると届かない(前付けが美味)

過去10年、前走で4コーナー13番手以降に付けていた馬は延べ31頭が出走して全滅。ちなみに前走で4コーナー4番手以内に付けていた馬は【6・6・2・38】、単回値189・複回値122。

馬券的な旨みは間違いなく前付けの馬。前年のマイルCS勝ち馬ダノンシャーク(2015年4番人気15着)、同年の京王杯スプリングC勝ち馬ムーンクエイク(2018年4番人気14着)、同年の阪急杯勝ち馬スマートオーディン(2019年4番人気8着)など、真後ろからでは届かない。


トラックバイアス分析・展開予想

今週は水曜と木曜にごく少量の雨が降った以外は概ね好天。金曜朝時点のクッション値は9.8、含水率は4コーナー9.7%、ゴール前11.3%と先週開催時とほぼ同水準。馬場の傷みは進行しているが、依然として内前優勢。外差しも使えなくはないが、道中内に入れるなどの工夫が欲しい。勝負どころで外を回すとキツい。今年は何が何でも行くタイプが不在、かつエントシャイデンとバスラットレオンが同じ矢作厩舎ということで競合も無さそう。例年テン3ハロン33秒5~34秒台前半で流れるのがデフォルトだが、今年は34秒台後半で流れて前が残りそう。


全頭分析

【▲】カイザーミノル

(+)阪神は4戦して全て3着以内の得意舞台。久々を叩いてここ勝負。
(-)ここ2戦淡泊に負け過ぎ。前に行けるが差し切るまでの脚が無い。

【-】ダイメイフジ

(+)ラピスラズリSは58kgを背負ってコンマ5秒差。紛れてワンチャン。
(-)昨年も同じ状況で10着。変わり身乏しくここも付いて回るだけ。

【-】ラウダシオン

(+)とりあえず前には行けている。速い流れに乗って集中出来れば。
(-)馬が勝手に競馬を止めるところあり。気分屋でアテにならない。

【-】トゥラヴェスーラ

(+)スワンSは直線内突いて急伸の4着。決め手十分で現状嵌り待ち。
(-)道中後ろで脚を溜める必要あり。前に完璧に運ばれると届かない。

【-】ミッキーブリランテ

(+)スワンSは外枠から強気に行ってガス欠。構えて差す競馬も可能。
(-)1,400Mは忙しい感じ。流れが速いと付いていくだけで精一杯。

【-】メイショウチタン

(+)オーロCは単騎逃げで際どく残す。持ち時計はこの中でも上位。
(-)前走も内前馬場かつ軽ハンデ。定量GIIのここでは力が足りない。

【△】バスラットレオン

(+)スタート決めて前に行ければ渋太い。ここも内前馬場が追い風。
(-)前走マイペースの楽な展開。今回は同僚とはいえ他に同型いる。

【-】プルパレイ

(+)京阪杯は内から出遅れてリカバー不能。前付け出来れば侮れない。
(-)5戦連続二桁着順。短期間で使い倒すローテも適当な感じ否めず。

【-】ライトオンキュー

(+)スワンSは久々で58kgなら及第点。中団より前なら見せ場作れる。
(-)1,400Mを使うのは3年弱振り。距離延長で踏ん張り効くか疑問。

【◎】ロータスランド

(+)マイルCSは前付けして善戦。今回引き続き内前馬場で格下げ戦。
(-)春先の2戦以降勝ち負けに加われず。短期間で立て直せるか疑問。

【-】ルチェカリーナ

(+)奥多摩Sは持ったまま進出からゴール前余裕あり。素質感じる。
(-)前残り馬場かつ重賞のここで後ろから差し届くのか半信半疑。

【-】エントシャイデン

(+)安土城Sは高速時計で逃げ切り勝ち。内前馬場での居残りに注意。
(-)重賞では直後を張られて劣勢。直線急坂コースも良いとは言えず。

【-】オパールシャルム

(+)ハナを奪って好走多数。内前馬場継続のここも前に行くのみ。
(-)前付けからタレた前走内容不満。距離延長ローテで尚更苦しい。

【○】ダイアトニック

(+)阪急杯、スワンSと同舞台で2勝。1,400Mは滅法強くここも主役。
(-)休み明けでGIを使い、GIIを勝った後の3戦目。余力あるか心配。

【-】キングオブコージ

(+)スワンSは内を脚を溜めて接戦。引き続き同舞台で上積みあれば。
(-)前走ラスト脚上がり気味。差すにしてもこの距離では忙しいか。

【-】ルプリュフォール

(+)スワンSは直線で更に外に振るロスあって3着。決め手は強烈。
(-)スタート後が遅く位置取れない。直線どこまで詰められるか。

【-】トリプルエース

(+)キャピタルSでスワンS2着馬とクビ差。ここ2戦の勢いに乗る手。
(-)今回は相手格段に強化。今の阪神で後ろから行って届くか疑問。

【△】グレナディアガーズ

(+)昨年は直線一気で他を圧倒。4戦2勝2着2回の1,400Mで本領発揮。
(-)今回海外帰りかつ半年振りの実戦。内が残る馬場で安泰ではない。


結論

ロータスランドは安田記念とマイルCSで共にコンマ4秒差、マイルCSは先行して1分32秒9をマーク。スワンSは久々で勝ちに行って直線伸びずといった内容だったが、ヴァレトニが速い流れを演出しての差し決着だったことを考えればそれほど悲観することもない。ここは格落ち効果が見込める。

ダイアトニックはスワンSも楽勝で、結局この距離では切りたくても切れない。中団より前に付けられるのも良い。しかし前走よりは外寄りの枠を引き、外々を回らされるようならしんどい。GI→GIIと好走した後の厳冬期3走目というのも気になる。

カイザーミノルは阪神に限れば【2・1・1・0】、1,400Mも【2・0・1・1】で飛んだのは前走(オーロC14着)のみ。前走は枠がキツかったが今回は一転して最内枠。ここから前付け出来ればかなりアツい。荻野騎手とは同コースの斑鳩S勝ち、マイラーズCで3着があり期待していい。

グレナディアガーズは高松宮記念が初スプリントかつ重馬場かつ大外枠で競馬をさせてもらえず、前走も直線1,200Mで1分12秒台の決着では適性が違い過ぎて何も出来ず。今年2戦は路線選択を完全に間違えた。昨年勝ったこの舞台なら突き抜け妥当だが痛恨の大外枠。差し損ねは想定内。

バスラットレオンはスタートでたまにやらかすが、単騎で運べば渋太い。今回は他に速い馬が見当たらず、自ら行ってもいいし何かに行かせて番手追走でも良い。京都開催が無く阪神が使い込まれたここ2年は前走で逃げの手に出ていた馬が前々の競馬で2着に粘っている。

◎ロータスランド
○ダイアトニック
▲カイザーミノル
△グレナディアガーズ、バスラットレオン
馬複5頭ボックス(10点)

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