【競馬予想Vol.99】第69回アイルランドトロフィー府中牝馬S

このレースに関する小ネタを3つ。これらを絡めれば当たるんじゃないの？知らんけど。

１．前走上がり3ハロン最速をマークしていた馬が6年連続連対（4連勝）中
２．前走クイーンS組が3年連続3着以内に2頭来ている
３．父か母父ニアークティック系の馬が過去10年中9年で連対

１．は過去10年の該当馬が【4・2・1・11】で近年加速。2018年と2020年は唯一の該当馬がそれぞれ勝利（2018年ディアドラ、2020年サラキア）。今年の該当馬はミスニューヨーク、マルターズディオサ、アカイイトの3頭。

２．は近年のホットローテ。2018年と2020年は3頭、2019年は4頭しかいなかった中から2頭が3着以内に来ている。今年の該当馬はローザノワール、シゲルピンクダイヤ、マジックキャッスル、ドナアトラエンテの4頭。

３．はロイヤルチャージャー系（いわゆるサンデーサイレンス系）との配合が特に好調。今年の該当馬はフィリアプーラ、ローザノワール、シゲルピンクダイヤ、シャドウディーヴァ、ドナアトラエンテの5頭。

ローザノワールの単騎逃げだが速くはなく、先行勢も少なめ。マジックキャッスルは今回も早めの競馬に出てきそう。マジックキャッスルが4角外前なら完全に上がり勝負。後ろより前、外より内にフォーカスしておきたい。

【－】フィリアプーラ
父ニアークティック系×母父ロイヤルチャージャー系は過去10年で【3・1・2・5】と何気に好走率が高い。内枠から前付けで上手く運べれば。

【－】スマートリアン
前走は坂路で4F50秒8－1F12秒1の好調教、掛かる位の行きっぷりから直線見せ場十分の4着。しかし今回はCWでいかにも軽く、勝負気配を感じない。

【－】ローザノワール
芝でもハナに行けるが前走も4コーナーで一杯の手応え。ワンターンコースで坂ありの今回は苦戦は免れない。

【－】アンドラステ
前走は馬群の中で折り合いを付けられたものの、直線周りと同じ脚色になり埋没。今回牝馬同士とはいえ、同斤量だとキレ負けしそう。

【▲】シゲルピンクダイヤ
前走は大外枠から終始外を立ち回らされて直線でフェードアウト。内枠を引いた今回は状況好転。内ピタ先行で外差し展開の間隙を突きたい。

【－】リアアメリア
前走は出遅れから果敢に先行するも外差し決着の前に沈黙。スタートが安定しないのが問題で、ブリンカーを付けただけで好転するとは思えない。

【△】シャドウディーヴァ
昨年（2着）は少頭数で馬場も重かった。ただ今年も東京新聞杯3着、マーメイドS3着と気を吐いている。中団付近に付けられるなら面白い。

【－】サトノダムゼル
愛知杯はハイペース、中山牝馬Sは極悪馬場で外枠と敗因は明白。軽い馬場で流れが緩めば好転しそうだが、単純に他が強い。

【－】レッドベルディエス
3走前の飛鳥Sでは前半スロー、直線上がり勝負に持ち込んで勝っているが少頭数。前走は行き脚付かずの惨敗。多頭数で立ち回りが課題。

【△】ミスニューヨーク
前走はスロー前付けの一戦で、4コーナーで外を通った分詰め切れず。乗り方一つで勝ち負け可能で、デムーロ騎手に乗り替わったここは勝負駆け。

【－】アブレイズ
今回と同舞台のメイS完勝も福島牝馬S善戦からの格下げ戦。ここ2戦前目の競馬が出来ているのは評価も、休み明けのここは様子見。

【－】サンクテュエール
福島牝馬Sは前付けから勝ちに行くシーンがあっての3着。距離短縮はプラス、今回初ブリンカー。相手強化のここでどこまでやれるか。

【○】マジックキャッスル
クイーンSは果敢に前付けして勝ちに行ったところを差されて2着。今回裸同然の54kgなら勝ち負け出来て当然。後ろに構え過ぎなければ楽勝も。

【－】マルターズディオサ
前走は痛恨の出遅れで即ゲームオーバー。このところ後ろからの競馬しかしていないのが気になる。叩き良化型でもなく苦しい。

【◎】ドナアトラエンテ
圏外に飛んだ2回はいずれも上がりを要する一周コース。ワンターンで軽い芝、前付けできて鞍上ルメール。正直ここで飛ぶシーンが思い浮かばない。

【－】アカイイト
常に後方待機、直線一気に賭けるスタイル。ただ今回は格上げ戦、速い脚を使う馬は他にもいる。前付けなどの工夫が無いと厳しい。

【－】デゼル
ワンターンコースで飛んだのは前走が初めて。今回は格下げ戦で1ハロン延長、外から普通に差してくるだろうが前付けの馬に押し切られそう。

【－】セラピア
昨年のヴィクトリアマイルを出走取消してからの3戦がいかにも物足りない。内枠ならまだしも大外枠では何の魅力もない。

◎ドナアトラエンテ
○マジックキャッスル
▲シゲルピンクルビー
△ミスニューヨーク、シャドウディーヴァ
馬複◎流し（4点）、3連複◎1頭軸流し（6点）