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【競馬予想Vol.385】第18回阪神C



トラックバイアス分析・展開予想

  • 阪神は今週からBコース(Aコースから直線部3メートル、曲線部4メートル外側に内柵を設置)を使用。先週は完全に外伸び馬場で、内を通った馬は相対的に見劣った。あの外の伸びっぷりを見る限り、コース替わりでも大勢は変わらなさそう。

  • 明確な逃げ馬は不在だが、先行勢はママコチャやララクリスティーヌ、ウイングレイテストなど数はそれなりに揃っている。大半が後ろから行く馬で、ポジションは取れるに越したことはない。中団外から差してこれそうな馬を狙いたい。


全頭分析

【-】ダノンスコーピオン

(+)NHKマイルCでセリフォスを下した実績馬。今回初ブリンカー。
(-)前走も正攻法で凡退。一向に上向かずピークアウトが否めない。

【-】ミッキーブリランテ

(+)リゲルSは60kg背負わされ参考外。京成杯AHで見せた脚悪くない。
(-)阪急杯で1分19秒5マークして2着したのは2年前。流石にしんどい。

【-】エエヤン

(+)マイルCSは完全差し決着で出番無し。内前先行ならまだ見所ある。
(-)距離短縮で速い時計が求められる。この中に入るとスピード不足。

【△】ウインマーベル

(+)スプリンターズSは出遅れ、スワンSは外回し。巻き返し余地あり。
(-)前走も出負け気味でスタートが心配。後手踏むと詰め切れない。

【-】ルプリュフォール

(+)昨年のスワンSは僅差の3着。上がり3ハロン最速連発のロマン砲。
(-)スタート下手&行き脚激遅で真後ろに置かれる。展開の助け必須。

【-】ピクシーナイト

(+)ここ2戦は前残り決着で差し不発。中間攻め強化で反撃態勢整う。
(-)香港での落馬事故以降低調。やはりピークアウトが否めない。

【-】ダディーズビビッド

(+)1,400Mで4戦連続3着以内キープ。先行して時計通り走れば通用。
(-)7か月振りの割に追い切り量が足りていない。叩いて次が勝負か。

【-】グレイイングリーン

(+)阪急杯で2年連続掲示板入り。米子Sでウイングレイテストに先着。
(-)前走は4角大外フリーで恵まれる。末脚自慢は他にも沢山いる。

【-】エイシンスポッター

(+)末脚だけなら既に重賞級。早めに踏んでいけるなら通用していい。
(-)スタートはともかくポジショニングも下手。乗り方に工夫欲しい。

【△】グレナディアガーズ

(+)本レース2年連続連対。スワンSは内前決着を4角外回しで度外視。
(-)乗り手を選ぶ乗り難しい馬。近走位置取り後ろなのが気になる。

【-】ホウオウアマゾン

(+)阪神重賞で再三前残り実演。中京記念は追いかける競馬で参考外。
(-)前付けして惰性で残す馬。並ばれてしまうとひとたまりもない。

【△】ララクリスティーヌ

(+)スワンSは阪神と京都でいずれも2着。この距離なら安定して走る。
(-)追い上げの脚は至って普通。前に離され過ぎると詰め切れない。

【○】ママコチャ

(+)スプリンターズSよりも1分19秒0で勝った安土城Sのほうが凄い。
(-)叩き2戦目は4戦全勝、中9週以上の久々は6戦1勝。今回は後者。

【◎】アグリ

(+)セントウルS2着は結果オーライ。先行で制した阪急杯が本来の姿。
(-)阪急杯は内前高速馬場の恩恵大。適度に荒れた今の馬場では微妙。

【▲】ロータスランド

(+)京都牝馬SもスワンSもラスト凄い伸び。岩田親父の差し構え脅威。
(-)相変わらず決め打ちの域を出ない。前に抜けられてしまうと無力。

【-】アサヒ

(+)奥多摩Sはゴール前図ったように差し切る。好位差しでもう一丁。
(-)自己条件ですら辛勝。1,400Mのスペシャリスト揃うここは厳しい。

【-】ウイングレイテスト

(+)スワンSは内前で主導権奪って楽勝。ブリンカー装着で粘り増す。
(-)ここ2戦は前が残る馬場もアシスト。今回差し凌げるかどうか。


結論

アグリの前走は酷過ぎた。セントウルSで差しが成功しかけた(上がり3ハロン32秒4!)ことをいいことに、再び差し構えて届かず。内前高速馬場で後ろから行くなよ・・・。競馬好きのおっさんからルメさんへスイッチ、5戦未勝利のスプリントから4戦3勝の1,400M、6戦して全て3着以内の阪神。全てが追い風。

ママコチャはスプリンターズSはともかく、先行先抜けで後続を3馬身千切り捨てた安土城Sが強過ぎる内容。負かした馬が弱いとはいえ、2~7着は全て差し馬で展開逆行、1分19秒0の勝ち時計で十分お釣りが出る。前が手薄なここも絶好の稼ぎ時と言いたいところだが、間隔が開くとイマイチなので若干割り引く。

ロータスランドは内前馬場のスワンSで後ろから差してきて3着。京都牝馬Sでも内前が残る馬場で真後ろから突っ込ませて3着。息子のほうはこの馬を先行させて一昨年の京都牝馬S勝ち、その後も先行させているが親父は徹底的に後方待機策。トラックバイアスは外差しに向いているし、親父継続騎乗で10番人気(当日10時時点)なら買いを入れておきたい。

グレナディアガーズの前走も酷かった。スワンS当日は内前の高速馬場で、4コーナーで大外を回していては間に合わなくて当然。阪神Cでは一昨年勝利、昨年も1,400Mマイスター・ダイアトニックにハナ差ということで実質勝利。ここ最近後ろから行き過ぎているのが気になるが、本来位置を取っても強めの脚が使える馬なのでそこに期待。

ララクリスティーヌはスタートが速くて行き脚も付くのだが、スワンSはウイングレイテストに終始追走の形で結局追い付けず終い。今回はウイングレイテストが大外だが、自身も外寄りの枠。差す脚も持っているものの、今の阪神の外差し馬場に合っているかと言われれば怪しいところ。大幅な減点は無いので抑え。

ウインマーベルは一昨年のスプリンターズSで2着、今年の京王杯スプリングCで2着に来れるだけのポテンシャルは持っている。スワンSではグレナディアガーズと同様に4コーナーで外を通らされていた。今回は内枠ということで道中で距離を稼げる。最近はスタートが怪しいのでまずはゲートをちゃんと出ることが最低条件。

◎アグリ
○ママコチャ
▲ロータスランド
△グレナディアガーズ、ララクリスティーヌ、ウインマーベル
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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