【競馬予想Vol.108】第59回アルゼンチン共和国杯

このレースの傾向(過去10年)はざっくり言うとこんな感じ。

・夏競馬(7~9月)をスキップした馬が5連勝中。久々は割引材料にならない。
・条件戦組もある程度通用しており、芝2,200M以上の条件戦を経由した馬は【2・3・4・12】、単回値40円、複回値116円。
・3着以内に入った30頭のうち23頭は5番人気以内。極端な人気薄はあまり来ない。6番人気以下から3着に入った7頭のうち5頭は直前開催の東京経由。
・戸崎騎手が【1・3・1・1】、単回値211円、複回値250円。目下騎乗機会4連続馬券対象内。

休み明けでもオーソリティ、条件戦上がりでもフライライクバードとアンティシペイト。但しアンティシペイトは枠が外過ぎる上、500Mの距離延長で狙いは下がる。

穴で狙いたかったのは直前開催の東京経由組だったが該当馬無し。代わりに狙ってみたいのは昨年2着ラストドラフトと同じくケフェウスSを経由したレクセランス、昨年3着サンアップルトンと同じくオールカマーで差して届かなかったサトノソルタス。

逃げ馬不在。内からオウケンムーン、アドマイヤアルバが仕掛けて前へ。オーソリティも昨年と同様に前付け。ただでさえ内前ジャスティス馬場で、緩い流れが見込まれるだけに真後ろからではノーチャンス。中団より前にいないと話にならない。前々で切れる脚を繰り出しそうな馬に狙いを絞りたい。

【▲】レクセランス
元々反応が鈍い馬だが、ここ2戦は伸びている途中でレースが終わった感じ。直線距離が延びるここはチャンス。

【-】オウケンムーン
ここ2戦は団野騎手が積極的に行かせるも直線で競り負け。逃げ馬不在のここも積極的に仕掛けそうだが、いつものように直線キレ負けか。

【△】サトノソルタス
オールカマーはスタートから行き遅れ、4コーナーで大外をぶん回して突っ込むも当然届かず。東京で内枠を引いた時はそこそこ来ている。

【-】ロードマイウェイ
京都大賞典は上がりを要す消耗戦になりラスト息切れ。脚を溜めての瞬発力戦ならまだやれそうだが、ここも距離が長いか。

【○】フライライクバード
ムーンライトハンデは道中最内で脚を溜め、直線上手く外に持ち出して突き抜け。終いの脚はここでも通用するが、上手く進路を確保できるかどうか。

【-】アイアンバローズ
京都大賞典は勝負どころで割り込まれる不利あり。休み明けで太かったのもあるが最大の敗因は力不足。今回はハンデ戦だが即巻き返しまでは。

【-】アドマイヤアルバ
春に目黒記念で3着した舞台だが、単に内枠先行が嵌っただけで評価に値しない。オールカマーでそこそこ来てはいるが勝ち負けまではしんどい。

【-】アイスバブル
上がりが掛かる舞台で相対的に伸びてくる。逆に言えば速い上がりを求められるとキレ負けする。流れが落ち着きそうなここは出番無し。

【-】ディアマンミノル
目黒記念は展開真逆、函館記念は直線距離不足。札幌記念はその両方。京都大賞典はコンマ3秒差。しかしここも内が残るトラックバイアスで苦戦。

【◎】オーソリティ
GI2戦は外枠を引いた時点で脈無し。今回骨折明けでも昨年勝った舞台。57.5kgのトップハンデは想定内で、昨年同様の前付けで手堅く勝ち負け。

【-】ゴースト
広い阪神外回りでも勝ったことがあるとはいえ自己条件での話。ハンデは軽いが大箱のここで突き抜けるイメージが湧かない。

【-】マイネルウィルトス
福島民報杯圧勝も特殊な馬場。札幌記念で差し込んで善戦も勝ち負けまでは遠かった。ここは距離も長いし、前付けしても足りない。

【-】ボスジラ
オープン入りしてからの好走は専ら札幌の長距離戦。野芝だとキレ負けが目立つ。距離は問題無いにしても、東京で勝ち負けはしんどい。

【-】トーセンカンビーナ
スタートしてからが遅過ぎるのが問題で、毎回追い込む競馬しかしていない。現状前が止まってくれないとどうしようもない。

【△】アンティシペイト
オホーツクハンデは直線大外を通って差し切ったが外差し馬場の恩恵あり。今の東京は内前が残る馬場で、絶好調男・横山武史騎手の乗り方一つ。

◎オーソリティ
○フライライクバード
▲レクセランス
△アンティシペイト、サトノソルタス
馬複◎○▲ボックス(3点)、3連複F◎○▲-◎○▲-◎○▲△△(7点)

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