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【競馬予想Vol.367】第13回みやこS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 連日好天続きで砂は乾燥し切っていてパサパサ。含水率は2%で力が要る状態。

  • メイクアリープ、ペプチドナイル、ウイリアムバローズに前走短距離戦を使って横山親父に乗り替わったアイオライトなど逃げ候補が多彩な上、アスクドゥラメンテ、タイセイドレフォン、ワールドタキオンら好位組も充実。時計は速くなりそう。但しダートは前が止まりにくいので、速い時計に対応できそうな先行馬を中心に差しを絡めたい。


全頭分析

【△】アスクドゥラメンテ

(+)柳都Sは内から危なげなく抜けて快勝。内立ち回って押し切り期待。
(-)自己条件勝ち上がり直後。今回は他に骨っぽい先行馬が沢山いる。

【-】アルーブルト

(+)昨年の雅Sは後の重賞勝ち馬相手に善戦。上がり要す馬場は合う。
(-)昨年のアンタレスSは普通に凡退。久々云々以前に能力足りない。

【◎】タイセイドレフォン

(+)改装後の砂質重たい京都で2連対。1,800Mなら先行して渋太い。
(-)昨年は若干置かれて差し届かず5着。今回も前に行けるか微妙。

【-】サンライズホープ

(+)阪神開催の昨年の覇者。重賞2勝、他に干渉されず行けると強い。
(-)スタート不安定。前に行けたとしてもこの枠からだと絡まれる。

【-】ゲンパチルシファー

(+)ハイペース前壊滅の小倉プロキオンS勝ち。前崩れの展開で浮上。
(-)今回そこまで速くなりそうにない。ここも後ろを付いて回るだけ。

【-】ブリッツファング

(+)兵庫CSでノットゥルノに8馬身差勝ちあり。久々叩いて気配上昇。
(-)阪神で行われた昨年は先行して12着完敗。上積み不足が否めない。

【△】メイクアリープ

(+)太秦Sは勝ち馬に早めに来られる展開響く。時計的には問題無し。
(-)ここも捲りに来る馬がいる。道中リード奪えていないと苦しい。

【▲】マリオロード

(+)太秦Sは4角外を回して差し迫る4着。捲り気味に行ければ面白い。
(-)ラジオ日本賞はウィリアムバローズの影踏めず。今回も相手強い。

【-】ワールドタキオン

(+)行き脚強めで先行して安定。エルムSも強気の競馬で勝ちかける。
(-)前走より同型が多い。良馬場の1,800M未経験で一押し利くか不安。

【-】ホウオウルーレット

(+)堺Sは終始外を通って直線外差しで突き抜け。内が止まれば出番。
(-)行き脚緩く後ろから。デビュー戦を除く好走は全て湿った馬場。

【-】メイショウカズサ

(+)エニフSは斤量からして叩き台が明白。重賞勝ち馬の面目躍如。
(-)平安Sも見せ場無く惨敗。スタート決まっても粘れずでは厳しい。

【-】ペプチドナイル

(+)エルムSは控えに回って失速。人気落ちの今回は再度逃げで妙味。
(-)今回他に同型おり単騎逃げは難しい状況。控えると前走の二の舞。

【-】エナハツホ

(+)春先に3連勝してオープン入り。三条Sは前残りを外から交わす。
(-)オープン入り後の3戦がイマイチ。着差詰めているが物足りない。

【-】ウィリアムバローズ

(+)ラジオ日本賞は59kgを背負って逃げ切る。マイペースなら渋太い。
(-)昨年ハナ奪うも惨敗。中山と中山以外でパフォーマンス違い過ぎ。

【○】セラフィックコール

(+)JRAASは4角捲って突き抜け。外寄り枠のここも捲り差し決める。
(-)スタート後手で後ろからの競馬。先抜けされて届かずもあり得る。

【-】アイオライト

(+)新装京都の栗東Sを圧勝。スプリント戦を経由して行き脚アップ。
(-)一気の距離延長、大外で道中溜め効くか疑問。直線ガス欠懸念。


結論

タイセイドレフォンは良馬場で1分51秒1が2回あり(2022年弥富特別、2023年平城京S)、速い時計決着なら即出番。平安Sは4着に敗れたが、今回はグロリアムンディ、ハギノアレグリアス、ヴァンヤールといった重賞連対がデフォルトクラスの馬が見当たらない。内枠を引いてレースはし易いし、時計通り走れば簡単には追い付かれない。

セラフィックコールが捲りを多用するのはスタートが遅いからであり、前が止まらない展開だと厳しくなる。しかし今回は前が賑やそうなだけにここも普通に捲りが決まりそう。この枠なら内で包まれる心配も無い。負けたことが無いので負けパターンは推測になるが、時計が速くなり過ぎた時に詰め切れずがありそうではある。

マリオロードはラジオ日本賞が仕掛け早、太秦Sは仕掛け遅れで不完全燃焼。特に前走は武豊騎手が目一杯追っていなかったのが気になった。18kg増の太目残しで叩き台だったのならここは絶好の狙い目。しかし酒井騎手は昨日大爆発した(ファンタジーSで15番人気の馬を勝たせた)ばかりだし、今日はアカンような気もする。

アスクドゥラメンテは絶好枠。前に行きそうな馬が沢山いる場合はインを取った馬が有利。柳都Sで内から抜ける競馬で勝った直後だし、ここで同じことをすれば良い。但し柳都Sの勝ち時計1分52秒1は、その翌日のレパードSが1分50秒8で決着したことを考慮すると物足りない。アイコンテーラーも新潟で1分50秒8で勝った後、重賞で相次いで活躍した。

メイクアリープは三宮Sで重馬場ながら1分49秒9をマークしてキングズソード(アンタレスS3着)の2着、名鉄杯は良馬場で1分51秒8をマークしてアーテルアストレア(レディスプレリュード勝ち)の2着。太秦Sはヴィクティファルスに早めに来られて抵抗した分の負けで、コンマ3秒負けなら許容範囲。逃げなくてもチョイ差しも可能で、今回はそちらに期待したい。

◎タイセイドレフォン
○セラフィックコール
▲マリオロード
△アスクドゥラメンテ、メイクアリープ
馬複5頭ボックス(10点)、3連複5頭ボックス(10点)

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