【競馬予想Vol.159】第70回阪神大賞典

今回のテーマ

若い馬から順番に買え

過去10年、4歳馬は【5・4・3・9】、単回値137・複回値129と余裕でプラス。5歳馬は【3・3・3・19】、単回値47・複回値52、6歳馬は【2・3・2・19】、単回値14・複回値191。7歳以上馬は【0・0・2・29】、単回値0・複回値24。

7歳以上で3着に入った2頭は前年の勝ち馬の2012年ナムラクレセント(牡7)、3,000M以上の重賞で2勝を挙げていた2013年フォゲッタブル(牡7)。2018年4着アルバート(牡7、2番人気)はステイヤーズS3勝、ダイヤモンドS1勝の実績を以てしても及ばなかった。


トラックバイアス分析・展開予想

前日は雨の影響が残って力の要る馬場。直線走路も内目の芝が剥がれてきており、3分どころより外の差しが決まり始めてきている。それでも大外一気が決まる馬場ではなく、どちらかといえば内前優勢。距離不安のあるダンビュライトの逃げなら道中緩みそうで、なるべく前にいたほうが良さそう。


全頭分析

【-】ダンビュライト

(+)坂路の動きは依然軽快。今回は内枠先行で気兼ねなく行けそう。
(-)3,000Mはいかにも長い。楽に行けても最後まで脚持つか疑問。

【-】シロニイ

(+)昨年先行して4着。古都Sでも3着に入りコース相性は悪くない。
(-)未だ3勝クラスの身。前には行けるが力も粘りも足りない。

【-】シルヴァーソニック

(+)ここ2戦長距離戦で僅差。スローで脚溜まる展開なら前進ある。
(-)距離は問題無いが詰め甘い。先に動いても構えても足りない。

【△】トーセンカンビーナ

(+)一昨年2着。このところ終いの脚堅調で後ろ過ぎなければ通用。
(-)出遅れて後ろからが常態化。前が止まってくれないと届かない。

【-】ゴースト

(+)阪神の長距離戦で2勝マーク。ステイヤーズSは前付けで善戦。
(-)オープン入り後は連対無し。距離こなせても勝ち負けは疑問。

【-】キングオブドラゴン

(+)湾岸Sは4角早め先頭から押し切る。前々で勝負出来る脚は魅力。
(-)ゴール前は毎回一杯一杯。今回は格段に強い相手に潰されそう。

【-】アイアンバローズ

(+)ステイヤーズSは逃げの手に出て善戦。ここも積極策で上位狙う。
(-)前走は内枠先行が嵌っただけ。控えに回るようなら物足りない。

【△】ユーキャンスマイル

(+)一昨年の勝ち馬で昨年も2着。このコースでの捲り上げは脅威。
(-)このところ真後ろから後方ぶん回しばかりでアテにならない。

【○】マカオンドール

(+)距離延ばして素質開花。4戦連続上がり最速マークと勢いある。
(-)前走は軽量で内突きも嵌る。重賞常連相手の今回は半信半疑。

【▲】マンオブスピリット

(+)京都新聞杯でディープボンドにクビ差。直線進路確保で一発も。
(-)その京都新聞杯以降2年近く連対無し。純粋に力が足りない。

【◎】ディープボンド

(+)昨年圧勝の舞台。以後GI2着2回、海外GII勝ちと実績ダントツ。
(-)目標はあくまで次。勝たなくても良いレースで無理してこない。

【-】アドマイヤアルバ

(+)前が手薄だった目黒記念で先行し3着激走。今回も前が手薄。
(-)このところ真後ろで付いて回るだけ。前に行けるか怪しい。

【-】サンアップルトン

(+)一昨年のアルゼンチン共和国杯3着。上がり勝負で浮上余地あり。
(-)レース間隔開いて関西遠征かつ初の3,000M戦。一度使ってからか。


結論

◎ディープボンドで仕方なし。粗探しをしたが見つからなかった。

○マカオンドールは今回唯一の4歳馬。万葉Sは軽ハンデと通ったコースが嵌っただけだが、長距離が合っているのは間違いない。ディープボンド以外は大した馬がいないし、前が詰まらない限りつまらないが2~3着には来そう。

▲マンオブスピリットは一昨年の京都新聞杯でディープボンドと一緒に差してきた。少なくともここ2走は直線でスムーズな走りが出来ていない。先週サブライムアンセムでいい仕事をした池添騎手の手腕に期待したい。

△ユーキャンスマイルはここ2年このレースでしか連対していない典型的なリピーター。△トーセンカンビーナは一昨年のこのレースで真後ろから飛んできて2着。いずれも展開的に微妙だが、ディープボンドが前を掃除してくれる展開でシレっと着を拾いそう。

◎ディープボンド
○マカオンドール
▲マンオブスピリット
△ユーキャンスマイル、トーセンカンビーナ
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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