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【競馬予想Vol.392】第61回愛知杯


トラックバイアス分析・展開予想

  • 小倉は9月3日以来4か月振りの開催。使用コースは同じAコースだが、冬季は洋芝のオーバーシード。木曜に雨が降り、土曜朝時点のクッション値は8.8。時計は普通、内外フラットを想定。

  • 1月に行われるようになった2016年以降の過去8年、3着までに来た24頭のうち13頭が4コーナーで7番手以降、7頭が10番手以降からの差しだった。特に小倉芝2,000Mはスタートから最初のコーナーまで約470Mもあり、ハナからやり合うと差しが台頭する。小倉で行われた2020年は完全差し決着だった。

  • グランスラムアスクが最内からハナを主張。コスタボニータ、ウインピクシスも内枠を活かして前へ。他に前を目指しそうなのはローゼライト、ルージュスティリア辺りで、どちらかと言えば後ろから行く馬が多いメンバー構成。普通に考えれば前が残りそうだが、距離が微妙に長いと思われる馬が多く・・・。


全頭分析

【-】グランスラムアスク

(+)全4勝は全て逃げ切り勝ち。開幕週に軽ハンデなら逃げあるのみ。
(-)全4勝は全て1,800M。2,000Mではハナ奪ってもラストで捕まる。

【-】コスタボニータ

(+)ディセンバーSは直線内を捌いた分の2着。進路確保で勝ち負け。
(-)2,000Mは初出走。前付けでも差し込みでも終い甘くなる懸念あり。

【△】タガノパッション

(+)小倉で差して3着が4回あり。今回ダートカマシで末脚活性化狙い。
(-)毎回届きそうで届かない。展開のアシストがあっても届くか微妙。

【-】ウインピクシス

(+)福島記念は捲り決着に抗う内突き4着。ターコイズSは外枠で度外視。
(-)馬場や展開味方に居残る馬。少しでも差しが効く展開だと苦しい。

【-】アレグロモデラート

(+)修学院Sは4コーナー外、直線内で伸びず。早め抜け出しなら通用。
(-)能勢特別は前付けでラスト際どく迫られる。現状は軽ハンデ頼み。

【△】ミスフィガロ

(+)3歳時に紫苑Sで強敵相手の3着あり。馬体重増えて非力さは解消。
(-)行き脚が緩く位置が取れない。決め手あるが展開待ちの面否めず。

【-】ルージュスティリア

(+)ターコイズSは高速前残り決着で参考外。今回は相手がかなり楽。
(-)2,000MはフローラSでシンガリ負け。道中脚溜められるかどうか。

【-】ローゼライト

(+)新潟牝馬Sは4コーナー手応え劣勢から盛り返す。内ピタなら通用。
(-)前走はともかくGIIIでも二桁着順。ハンデ貰ってもまだしんどい。

【-】エニシノウタ

(+)アカイイトの全妹。大外一気で交わした御室特別の脚に面影あり。
(-)超軽量を貰っても小倉記念は完敗。相当の上積みが無い限り厳しい。

【-】エリカヴィータ

(+)ディセンバーSはラスト加速の4着。不調からは抜け出しつつある。
(-)重賞勝ちがあるとはいえ55kgは実力と見合わない。静観が妥当。

【○】セントカメリア

(+)前走は前が離す展開を大外一気で貫く。西宮S4着はハイレベル戦。
(-)差し切り勝ちは前走が初めて。初の中2週の今回は反動が心配。

【◎】ミッキーゴージャス

(+)スパッと切れないが確実に伸びる脚で連勝。ここ強敵不在で通用。
(-)毎回押っ付け通しで手応えはよく見せない。差し損ねもあり得る。

【▲】フラーズダルム

(+)ディセンバーSは直線前が壁で殆ど追えず。外枠の今回妙味あり。
(-)差す脚もあるがマイル仕様。コーナー4つの2,000Mでは通用微妙。

【-】テリオスマナ

(+)冬の小倉で2勝。8か月振りの勝利もあり限界の超軽量49kgなら。
(-)未だ2勝クラス在籍の格下。持ち時計も平凡で通用余地に乏しい。


結論

ミッキーゴージャスは前過ぎず後ろ過ぎずの位置から差して連勝。毎回勝負どころで手応えをよく見せないのに何故か直線で差し届く不思議な馬。早めに動いてもバテないので小回りコースの捲りに向いている。まあ川田さんだし、変にヘグることもないだろうからここから人気薄へ流して高配当を狙うことにする。

セントカメリアは修学院Sで早仕掛けで勝負に出てミッキーゴージャスにコンマ4秒負けた後、サンタクロースSで外差し一気。3走前の西宮Sは1着リカンカブールが中山金杯勝ち、3着メモリーレゾンが新潟牝馬S勝ちとなかなかハイレベルの中でコンマ2秒差。距離もレースレベルも直近の勝ち方も良く相手筆頭格。自身初の中2週の強行軍がどうかだけ。

フラーズダルムはディセンバーSで内枠から内を立ち回り、脚も溜まっていたものの内が密集して割れず、一旦最後方近くまで下がった後に盛り返して6着。追えたのはラスト30Mぐらい。外枠で末脚解放ならやれるかもしれない。2,000Mでの連対は無いものの、新潟記念や新潟牝馬Sで先行してコンマ3~4秒負けで踏み止まれているのでこなせるとは思う。

ミスフィガロは全3勝が全て芝2,000M、3歳時とはいえ紫苑Sでファインルージュとスルーセブンシーズに次ぐ3着がある。デビュー当初は406kgしかなかった馬体重は昨年末で438kgまで増えた。前走は前が離して逃げる展開を漫然と後ろから行って蚊帳の外。今回は前に行く馬に距離不安があるので軽量を活かしたシレっと差しに期待したい。

タガノパッションは右回りコースで【1・0・7・4】という変態的な成績を誇る。小倉に限ると6着・3着・3着・3着・3着・4着。ダートカマシ&前走から斤量3kg減なら今回も3着は余裕でありそうだが・・・。一応3歳時はスイートピーS勝ち、オークス4着、西宮Sでジェラルディーナとイズジョーノキセキに次ぐ3着がある。

◎ミッキーゴージャス
○セントカメリア
▲フラーズダルム
△ミスフィガロ、タガノパッション
単勝◎(1点)、馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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