【競馬予想Vol.400】第74回東京新聞杯
トラックバイアス分析・展開予想
東京は2週目に入っても高速を維持。土曜の4歳以上1勝クラスのマイル戦が1分32秒8、テレビ山梨杯(4歳以上3勝C/芝1,400M)が1分19秒9で決着するなど時計が出る馬場状態。ただ昨年の前日土曜は芝6レース中5レースで逃げ馬が3着以内に入っていたが、今年は芝6レース中逃げ馬が3着以内に入ったのは1レースのみ。昨年のような内前有利は感じない。
ウインカーネリアンの逃げにトゥードジボン、ドルチェモア、マテンロウスカイ、ホウオウビスケッツら豊富な先行勢が追随。昨年はテン3ハロン34秒1、1,000M通過57秒1と突っ込んだ入りだったが今年も同様の流れを想定。昨年以上に時計が出て差しが効く馬場。持ち時計のある差し馬から入りたい。
全頭分析
【△】サクラトゥジュール
(+)中山金杯は1角でゴチャついて何も出来ず。位置取り前なら一発。
(-)昨年外枠だったとはいえ14着は負け過ぎ。重賞では力不足否めず。
【-】アスクコンナモンダ
(+)キャピタルSは行った行ったに迫る3着。直線長いコースは合う。
(-)スタートが若干遅く序盤置かれる。16頭立てで位置取れるか疑問。
【-】ドルチェモア
(+)京都金杯はブリンカー装着が裏目。ハナ奪えるスピードはある。
(-)直線に向いて失速のレースばかり。マイルGI馬とは到底思えない。
【-】ルージュリナージュ
(+)ターコイズSは後ろからでは出番無し。実績ある東京で巻き返し。
(-)前々走出遅れ、前走出負け。このメンバーで後ろから届くか疑問。
【○】ウインカーネリアン
(+)昨年1分31秒8で堂々逃げ切り。今回初ブリンカーで連覇目指す。
(-)昨年ほど内残りではない。単騎で行けても絡まれそうで展開微妙。
【◎】マスクトディーヴァ
(+)破格の時計で差し切ったローズSが強過ぎ。高速馬場で能力全開。
(-)末脚依存型で前残りの展開が怖い。後ろ過ぎて届かずもあり得る。
【△】ジャスティンカフェ
(+)昨年は直線捌き切れず4着も差は僅か。進路確保なら突き抜ける。
(-)真後ろから行くだけに諸々の不利受け易い。実力上位も過信禁物。
【-】ホウオウビスケッツ
(+)前進気勢強く距離短縮好感。速さ活かせる綺麗な馬場も合いそう。
(-)行き脚強くそのまま前に行ってしまう。折り合えないとしんどい。
【-】ウンブライル
(+)ブリンカー装着で末脚全開。前走は届かないような位置から2着。
(-)後ろから行き過ぎで展開頼み。時計勝負でも差し届くかどうか。
【-】ダノンタッチダウン
(+)2戦連続で前付け。開幕翌週で芝が軽い東京に替わるのは良い。
(-)前走もこの馬なりに走って完敗。2歳時からの上積みを感じない。
【-】マテンロウスカイ
(+)リゲルSは2番手追走から楽抜け。東京でもエプソムCで粘って3着。
(-)今回は同型に重賞ウイナーがいる。展開向いても残せるかどうか。
【-】コナコースト
(+)ターコイズSは外枠から外を通らされる。府中マイルで見直す手。
(-)桜花賞2着も位置を取っての好走。追走に回らされるとイマイチ。
【-】トゥードジボン
(+)京都金杯は逃げ以外にも対応。最短距離通って粘り込みに期待。
(-)前走は展開向いてハンデ貰って負け。決め手勝負になると見劣る。
【-】サウンドビバーチェ
(+)ターコイズSは7か月振りの実践で度外視。常に前に行ける脚ある。
(-)阪神牝馬Sは内前が残っただけの凡戦。前で残すには実力不足。
【-】フリームファクシ
(+)京都金杯は内前ゲーの桃帽で勝ち目無し。叩き3戦目で走り頃。
(-)折り合いイマイチ。差し向けても平凡で前付けで残せるかどうか。
【▲】アヴェラーレ
(+)2戦連続内前ゲーで外を回して届かず。高速差し馬場で巻き返し。
(-)京王杯SCは直線捌き遅れて差し損ねる。能力高いが乗り難しい。
結論
マスクトディーヴァは秋華賞でリバティアイランドとの差が云々よりもローズSの時計がおかしい。野芝というアシストがあったとはいえ、それまでシャフリヤールが持っていた1分43秒9のコースレコードをコンマ9秒も更新。それを外から差して1馬身半抜けるとかバケモノ。このお馬さんに逆らう勇気は私にはありません。岩田息子でもこれは勝つでしょう・・・。
ウインカーネリアンは昨年軸にしたが、今年は昨年よりトラックバイアスが内に触れていないので評価を下げざるを得ない。しかし超強力メンバー&差し決着の安田記念でハナを奪ってコンマ7秒差、同じく安田記念1着と3着馬が出てきた毎日王冠でもコンマ3秒差の馬がGIIIのここでどこにもいないというのは考えにくい。マイペースなら今年も残してくるはず。
アヴェラーレは東京マイルの秋色Sで1分32秒0、関屋記念で1分32秒1の時計があるし、高速馬場の差しは問題無し。京王杯SC(4着)は直線で内に入って詰まるというルメさんのボーンヘッド。何も考えず、外に振って追い込むだけでOK。今の東京のトラックバイアスはスワンSや京都金杯よりは外差しに寛容な馬場だと思う。
ジャスティンカフェは昨年直線で外からプレサージュリフト、内からナミュールに寄られて差し損ねたものの、時計は勝ち馬からコンマ1秒差の1分31秒9。昨年からはダービー卿CT2着、エプソムC勝ち、マイルCS3着を上積み。実力は他より二、三枚は抜けている。しかし勝ち切るという点での信頼度は低く、昨年の毎日王冠のようなポカもあるのが悩みの種。
サクラトゥジュールは中山金杯で1コーナーで壮絶に被されて競馬にならなかった。関屋記念は内か前にいないと話にならなかったのにわざわざ下げて直線捌きにモタつく謎騎乗。昨年のこのレースも内前の高速戦と分かっていたのにわざわざ下げて4コーナーで外に振る謎騎乗。1勝クラスとはいえ東京マイルで1分31秒7の時計があるし、メイSぐらい走れば余裕で通用する。
◎マスクトディーヴァ
○ウインカーネリアン
▲アヴェラーレ
△ジャスティンカフェ、サクラトゥジュール
単勝◎(1点)、馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
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