【競馬予想Vol.304】第54回読売マイラーズC

今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は火曜、水曜と天気が崩れたが降水量は大したことがなく、木曜以降は快晴続き。月・火曜に芝刈り、木・金曜に散水を実施。含水率は4コーナー8.3%、ゴール前9.4%。日曜朝時点のクッション値は9.5。

  • 新装グランドオープン初日はセオリー通り内前優勢。時計は普通かと思いきや、最終レースの外回りマイル戦で1分32秒4と速い時計が出た。基本は前での粘り込みだが、能力が抜けていれば外差しでも来れる。非常にフェアな馬場。

  • ペース想定:やや速い(58秒台)

  • シャイニーロックがハナ。ビーアストニッシドは押しても2番手までか。ガイアフォース、ザイツィンガー、キングエルメスが続く程度で前は手薄。人気どころは総じて後ろからの競馬になりそうで前に展開利が生じる。後ろ過ぎると差し損ねが怖い。


全頭分析

【-】グラティアス

(+)今年に入ってから前捌けずと重馬場。広く綺麗な馬場で巻き返し。
(-)ジリ脚で詰め切れない。決め手勝負に持ち込まれると一層苦しい。

【-】トリプルエース

(+)東京で牝馬重賞勝ち負け級に差して接戦。愚直に差し構えて一撃。
(-)後ろからの馬で展開と馬場次第もここは単純に相手が強過ぎる。

【△】ジャスティンスカイ

(+)マイルに標準定めて3連勝。勝ち時計や上がりの数字は申し分無し。
(-)強い相手と手合わせなく実力未知数。GIの常連馬相手では苦しい。

【-】サヴァ

(+)芝転向後2戦目の六甲Sを内から伸びて完勝。内ピタ先行叶う好枠。
(-)速い時計に不安あり。新装オープンの綺麗な馬場でキレ負け懸念。

【-】ゴールデンシロップ

(+)ここ2戦満足なローテで使えず参考外。前付けで速い上がり使える。
(-)結局のところオープンクラスに良績無し。持ち時計更新も課題。

【-】ダイメイフジ

(+)シンガリ人気の阪神Cで差してコンマ2秒差。全くダメではない。
(-)今回は4年半振りのマイル戦。ここは付いて回るだけで精一杯。

【▲】ガイアフォース

(+)夏の小倉のレコード勝ち評価。距離短縮で押し切る競馬に期待。
(-)ワンターンマイルは勝手が違う。他馬に被せられると脆さ露呈。

【-】マテンロウオリオン

(+)今年3戦はチグハグな競馬で噛み合わず。末脚は見どころあり。
(-)真後ろから行って届かずばかり。前に止まってもらう必要あり。

【-】ザイツィンガー

(+)六甲Sは積極策で久々の好走。開幕直後の内前馬場に乗って一発。
(-)一昨年の阪神マイルで1分31秒7マークも完敗。相手関係が厳しい。

【◎】シュネルマイスター

(+)前々走は海外、前走は最内詰まる。国内マイルならトップクラス。
(-)一昨年の毎日王冠以降は勝てていない。いい脚使って届かず懸念。

【-】ビーアストニッシド

(+)ハナ奪って再三激走。このところ距離長くマイルの今回激変注意。
(-)テンのスピードは普通。高速マイルで粘り込むイメージ湧かない。

【-】キングエルメス

(+)睦月Sは前付けから速い脚繰り出して完勝。速い時計も問題無し。
(-)前走は少頭数かつ内前の楽な競馬。ここは相手の質が違い過ぎる。

【-】シャイニーロック

(+)3戦連続でハナ奪う。開幕直後の馬場でまんまの居残りが怖い。
(-)単純に能力不足。時計勝負に持ち込まれるとひとたまりもない。

【△】エアロロノア

(+)安定して1分32秒台の時計マーク。心持ち前で競馬出来れば通用。
(-)阪神開催の一昨年も差して届かず。時既に遅しの追い込みばかり。

【○】ソウルラッシュ

(+)阪神開催の昨年は前残りを強制差し。以降も負けて尚強しの内容。
(-)開幕直後の綺麗な馬場で外差しして間に合うのかシンプルに疑問。


結論

シュネルマイスターは輸送対策で4月14日から栗東入り。コースでの追い切りは調整程度でビッシリやっていないが、マイルGIで最低でも掲示板入りしてくる程の馬は他におらず、能力上位が明らかで何の問題もない。中山記念は海外帰り&太目残り、直線でラチに接触するほどの不利を受けても4着。まともなら勝ち抜け妥当。

ソウルラッシュはマイルCSでシュネルマイスターに先着。それも後方一気ではなくある程度位置を取っての差し込みでパワーアップが伺える。基本外差しの馬で、安田記念で前が詰まりまくって泣いた馬だけに大外枠は却って好都合。シュネルマイスター以外に大した馬が見当たらないメンバー構成で、コースを変えての連覇可能性も十分。

ガイアフォースは菊花賞は内でイラつき、アメリカJCCは勝負どころで外から被されて手応え一杯。自身が外を取ったレースでは国東特別、セントライト記念と順当に勝っている。いずれも時計の出る野芝で、今回の新装オープンの馬場はプラス。人気どころが総じて後ろというシチュエーションで内前を取れそうなのも良い。初マイルで人気先行でもこれは買わないとダメ。

エアロロノアは安田記念とマイルCSでシュネルマイスターにコンマ2秒差。ソウルラッシュとも差のない競馬をしている。時既に遅しの差し込みばかりで踏み遅れが課題だが、3コーナーの下りから勢いが付く京都外回りはこの馬に合っていそう。

ジャスティンスカイは前に付けて速い上がりで3連勝とパフォーマンス自体は優秀だが、相手が手頃で好きなように競馬できたのも事実。ここは内枠を活かして器用に立ち回る競馬をしてくるだろうが、GI常連馬が相手になる今回は格の違いを見せ付けられそう。

◎シュネルマイスター
○ソウルラッシュ
▲ガイアフォース
△エアロロノア、ジャスティンスカイ
3連複◎1頭軸流し(6点)、3連単F◎○→◎○⇔▲△△(12点)

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