【競馬予想Vol.46】第52回読売マイラーズC

過去10年の同コース時計を検索すると、何故か2011年しか出てこない。あ、そうか。2012年に京都に移行したんだった。何故こんな勘違いをしていたかというと、毎年速い時計で決着しているから。

2021マイラーズC過去10年勝ち馬・勝ち時計一覧

春の京都開催開幕週に行われていることもあり、良馬場なら1分32秒台は当然のように出て、1分31秒台のレコードも2回出ている。今年は阪神で行われるが、今の阪神も超高速。土曜のマイル戦(丹波特別/4歳以上2勝クラス)は1分32秒7で決着した。「速く走れること」は必須条件。

フォックスクリークがハナ。内からパンサラッサ、ボンセルヴィーソ、ダイワキャグニーがこれに続く。ギベオンはこの後ろ。ケイデンスコール、エアロロノアは先行集団をすぐ前に見る位置を追走。1,000M通過58秒台前半、それでいて上がり3ハロンは33秒台。時計が速いので物理的に前付けがジャスティス。実際に土曜の芝4レースはいずれも4角4番手以内から勝ち馬が出ているだけに前有利でみておきたい。

◎エアロロノアは格下だろうが何だろうが、実際に阪神高速を勝っているので軸信頼。前過ぎず後ろ過ぎずの位置に付けられて上がりの脚も速い。GIIにしてはメンバーが薄いので普通に通用するのでは。ちなみに叔父エアスピネルは4歳時にこのレースで2着している。

○ケイデンスコールは中山記念で鬼門の右回りと距離延長、かつ前付けを無難にこなして2着。ハイペースの影響もあったが1分44秒9の走破時計も優秀。追い切りも相変わらず軽快。問題はここ2走好走をエスコートした岩田康誠騎手が「実につまらない」理由で即日騎乗停止になってしまったこと。

▲カイザーミノルは阪神芝で2戦2勝、前々走・斑鳩Sで実際に阪神高速を勝っている。オーシャンSで距離短縮のハイペースで前付けを実践したことで、ここはもっと楽に前に行けるのでは。GIIIで負けた後のGIIということで普通は買えないが、適性面からは侮れない。

△アルジャンナは前走が9か月振りの実戦。外回りコースにおける速い上がりについては問題無し。高速決着に対する適性がどうかだが、超スローの新馬戦を勝った後に使った東京スポーツ杯2歳Sで1分45秒3をマークしていて、無難にこなしてくる感じもしなくはない。

△ボンセルヴィーソは前走・ダービー卿CTで1分32秒8をマーク。阪神では【0・0・1・5】と結果が出ていないが、3着に入ったのは朝日杯フューチュリティS。速い上がりを求められると厳しいが、前付けのアドバンテージを活かしてどこまで粘れるかといったところ。

△ラセットは秋山騎手とのコンビで同コースで2着が3回。米子Sと中京記念でいずれも1分32秒台の決着で突っ込んできている。毎回真後ろから行くというのがネックで、前残り決着だった京都金杯で何の見せ場もなかったのがどうかだが、時計をこなせて上がりも速いということで一応押さえ。

エアスピネルは過去に高速決着をこなしていて追い切りの時計も当時と遜色無いのだが、フェブラリーSにしても差し込む競馬をしていたように久しく前付けをやっていない。内枠を引いたことで後ろからの競馬が濃厚。後ろから行って詰め切れずのパターン。

◎エアロロノア
○ケイデンスコール
▲カイザーミノル
△アルジャンナ、ボンセルヴィーソ、ラセット
3連複◎1頭軸流し(10点)

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