【競馬予想Vol.260】第61回スポーツニッポン賞京都金杯

今回のテーマ

※2021年と2022年は中京で代替施行。

これといったものが見当たらないため省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 前開催は6日間開催で最初の4日間はAコース、5・6日目はBコース。中1週で行われる今開催はAコースでスタート。

  • 先月28日以降は降雨無し。含水率は4コーナー13.4%、ゴール前12.4%、水曜朝時点のクッション値は10.1。

  • 一昨年は内のグリーンベルトの恩恵に与った内攻め勢がワンツースリー。昨年もザダルが内突き、ダイワキャグニーとカイザーミノルは内前からの押し切り。やはり狙いは内。

  • ペース想定:平均

  • ベレヌス、アルサトワ、エントシャイデンと行きそうな馬が何頭かいるがいずれも飛ばし屋ではなく、トラックバイアスを味方に逃げ粘るタイプ。今回は人気どころが総じて後ろなので前付けの馬に展開利がある。トラックバイアスはここ2年と同じなら内前優勢。内前の先行勢と内突きできそうな差し馬を組み合わせたい。


全頭分析

【-】ベレヌス

(+)ここ2戦消極的なレース振りで凡退。行き切れば押し切る脚ある。
(-)典型的な夏馬で冬季の成績不振。他に同型おり展開妙味も薄い。

【-】プレサージュリフト

(+)スタートは改善傾向。ここ2戦は距離長く得意のマイルで出直し。
(-)行き脚緩く置かれるのが問題。真後ろからの差しだと届かない。

【○】ピースワンパラディ

(+)前走は内で出すところ無く度外視。得意の中京マイルで差脚全開。
(-)前走スタート出負けで位置取れず。ここも後ろからだとしんどい。

【▲】アルサトワ

(+)ポートアイランドSは行き切って快勝。幸騎手騎乗時は3連勝中。
(-)ピンパー傾向で勝つか飛ぶか。今回は同型ベレヌスの存在が厄介。

【-】エアロロノア

(+)福永騎手騎乗時は7回騎乗して全て3着以内。今年は格落ちローテ。
(-)昨年もいい脚使って届かず。前が止まってくれないと届かない。

【-】タイムトゥヘヴン

(+)前走直線で内突くも前詰まる。末脚は強力だけにコース取り次第。
(-)スタート下手で後ろからの競馬。展開のアシストないと苦しい。

【-】イルーシヴパンサー

(+)関屋記念は展開が全て。4連勝で東京新聞杯を制した豪脚再評価。
(-)前が残る展開・TBに弱い。開幕週内前馬場のここで届くか疑問。

【△】ヴィクティファルス

(+)前走はラスト前詰まって追えず。カシオペアSぐらい走れば通用。
(-)スプリングS以降精彩欠いたまま。距離短縮も良いとは言えない。

【-】ダイワキャグニー

(+)昨年は果敢に前付けして2着。左回りワンターン戦の実績豊富。
(-)昨年と違ってここ3戦二桁着順続き。明け9歳で変わり身も期待薄。

【◎】マテンロウオリオン

(+)前走は外差し決着の内で伸びず。内から伸びたシンザン記念評価。
(-)このところ後ろから行き過ぎ。内を突いても間に合うかどうか。

【-】エントシャイデン

(+)一昨年は果敢にハナ奪って3着。出負けして後方待機の前走度外視。
(-)今回他に同型いる。前に行けても番手追走だと交わす脚無く苦戦。

【△】シュリ

(+)同コースで先行して2勝評価。すんなり前付け出来れば勝ち負け。
(-)このレースで2年連続出遅れ。スタート不安定だけに過信禁物。

【-】オニャンコポン

(+)福島記念は前残り展開を詰めて4着。適度な位置から差し込める。
(-)追走スピード平凡。距離短縮のここは付いて回るだけになりそう。

【-】カイザーミノル

(+)阪神Cは流れ速過ぎて根負け。昨年3着好走の舞台で仕切り直し。
(-)昨年は天皇賞秋から距離短縮ローテ。今年は中1週で余裕無し。

【-】シャーレイポピー

(+)京成杯AHは最初のコーナーで不利あり。着順ほど負けていない。
(-)小柄で揉まれ弱くここ2走は位置取れていない。時計短縮も課題。

【-】ミッキーブリランテ

(+)京成杯AHは意表突く進出で2着。中1週で度々激走しており不気味。
(-)決め手無く控えに回ると凡庸。強気に乗ってくれない鞍上も不安。


結論

マテンロウオリオンはマイルCSで外差し決着の内を突いてコンマ7秒差。横山典弘騎手は中京におけるイン取りが非常に上手く、マテンロウオリオンでもシンザン記念で10番枠からインを取り切って勝っている。同じ10番枠を引いたここも同じ乗り方をしてくるはず。後ろから行く馬でもこれは買い。

ピースワンパラディの前走・富士Sはスタートをしくじった上に直線に向いてから前が壁で、まともに追えたのはラスト100Mほど。今回は5戦5連対の得意の中京マイル戦。スタート決めれば好位付け可能で普通に買いだが、馬群の捌きが上手くなさそうなのが気掛かり。

アルサトワは全6勝のうち5勝は幸騎手とのコンビ。昨年だけで3勝、負けた2戦は新潟大賞典は暴走からの鼻出血、富士Sはアオイクレアトールに絡まれて沈没。逃げて5勝しているが、大阪城Sは2番手追走から勝っている。後ろから行く馬が人気の中心で、内前先行が残るトレンドなら買い。

シュリはここ2年スタート失敗が響いて凡退しているが、前付け出来れば残ることは関屋記念で証明した。証明したにも関わらず何故か人気が無い。中京マイル勝ちあり、持ち時計ありなのに何故か人気が無い。人気が無い理由が分からないので買う。

ヴィクティファルスはカシオペアSで前付けしてコンマ4秒差、ディセンバーSはどっち付かずの位置取りから直線で前が狭くなって追えず。年明け2日に栗東坂路で4F51秒8-1F12秒3の自己ベストマークで状態急上昇。前に行こうと思えば行ける馬で、好位付けが出来れば喰い込みがありそう。

◎マテンロウオリオン
○ピースワンパラディ
▲アルサトワ
△シュリ、ヴィクティファルス
馬複5頭ボックス(10点)

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