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【競馬予想Vol.376】第68回京阪杯



トラックバイアス分析・展開予想

  • 土曜の芝のレースは概ね中央より外がスイートスポット。メインの京都2歳Sはペースが上がって差し優勢だったが、内が踏ん張り切れなかったのは馬場悪化も原因に挙げられそう。最終週に入り、ようやく外差しにシフトしつつある。時計の出方は最終週にしてはやや速い。

  • 明確に逃げそうなのはモズメイメイぐらい。グレイトゲイナーが行くかもしれない。ただそれでもテン3ハロンは33秒台で入るだろうし、外差しに触れてきたここはゴール前の逆転に期待したいところ。中団からの差しにフォーカスしたい。


全頭分析

【-】バンデルオーラ

(+)テレQ杯、みちのくSと大外強襲。前が止まるようなら出番あり。
(-)テレQ杯は外差し馬場もアシスト。この枠から捌けるかどうか。

【-】ビッグシーザー

(+)常に前に行ける先行力評価。今回前激しくならなそうで巻き返し。
(-)オパールSも展開向かなかったとはいえ負け過ぎ。成長力に疑問。

【△】シングザットソング

(+)オパールSは最内突いて際どく迫る。今回も内枠引いて再現狙い。
(-)前走は2番手以降がグダグダな展開。前に頑張られると届かない。

【-】スマートリアン

(+)完全前残り決着の北九州記念で差して4着。位置取れれば面白い。
(-)相手が揃う重賞では置かれ気味。今回もいい脚使って届かずか。

【-】キミワクイーン

(+)スプリンターズSは枠が厳しく参考外。今回格落ち戦で末脚全開。
(-)函館スプリントSは展開嵌った感。ここも後ろ過ぎて届かず懸念。

【○】エイシンスポッター

(+)スプリンターズSは後ろからでは無理。鞍馬Sのブッ差し見直す手。
(-)行き脚皆無で置かれるのが難点。展開や馬場に大きく左右される。

【◎】ショウナンハクラク

(+)醍醐Sは直線内から鋭く差し込んで快勝。同じ舞台でもう一丁。
(-)グレイトゲイナーやバンデルオーラにも負け。重賞では荷が重い。

【-】ジュビリーヘッド

(+)スプリンターズSは後ろに下げるも不発。先行策に戻して反抗。
(-)展開と馬場向いた函館スプリントSでも2着まで。地力足りない。

【-】グレイトゲイナー

(+)みちのくSは一旦捕まりかけながらまた伸びる。行き脚絶好調。
(-)道頓堀Sは行った行った、みちのくSも周りが失速して恵まれた感。

【△】ルガル

(+)スワンSは痛恨の出遅れで直線詰め切れず4着も改めて地力を証明。
(-)前走は帳尻合わせの差し。前付けだとあと一押し足りない印象。

【▲】シュバルツカイザー

(+)しらかばSのレコード勝ち評価。ここ2戦は時計要す馬場で参考外。
(-)キーンランドCは早々と勝ちに行くも差される。詰めの甘さ課題。

【-】モズメイメイ

(+)相変わらずスタートは上手い。今回同型不在で楽にハナ奪えそう。
(-)このところ失速早い。前が止まらない馬場でもなく今回も苦しい。

【-】グルーヴィット

(+)重賞ウイナーとはいえこのところハンデ重過ぎ。今回久々の57kg。
(-)前走ブリンカー試すも変化無し。この枠からだと付いて回るだけ。

【-】ディヴィナシオン

(+)毎回外から差してくるロマン砲。みちのくSは珍しく内突いて不発。
(-)自力差しのみでは届かない。前に止まってもらえないとしんどい。

【-】エクセトラ

(+)スワンSは直線内突いて伸びかけるも失速。距離短縮が嵌りそう。
(-)オープン入り後の2戦がイマイチ。上積みあってもまだ足りない。

【-】ヴァトレニ

(+)セントウルSはハイペースを先行。行き脚強く外枠でも問題無し。
(-)前に行けるが押し切れない。展開や馬場の助けがないと苦しい。

【-】トウシンマカオ

(+)スワンSは積極策に出ての負け。距離短縮の今回押し切りも視野。
(-)昨年勝った時より3kgの斤量増。決め手欠く現状で58kgは重荷。

【-】トゥラヴェスーラ

(+)ここ2戦は完全前残りで出番無し。外差し馬場なら通用あり得る。
(-)この枠からだとまた後ろに置かれそう。差し届くかは展開次第。


結論

ショウナンハクラクは自己条件で相手が緩かったとはいえ、今回と同じコースを差し切り勝ち。これまでの持ち時計を1秒以上も更新。前過ぎず後ろ過ぎずの位置から差せそうなのが良い。馬場も外差しに触れてきたし、初重賞挑戦で人気も無い今回は素直に買う。このレースも前日の京都2歳Sと同じく、ニアークティック系産駒の激走が目立つので期待。

エイシンスポッターはここ3戦が高速前残り決着で、真後ろからでは全く出番が無かった。スタートが遅くて置かれるのが難点も、今回は行く馬が少ないので追走は相対的に楽になる。最終週の外差し馬場なら突き抜けの魅力十分。

シュバルツカイザーはしらかばSをレコード勝ちして、ここ2戦は時計を要す馬場で凡退。キーンランドSはモレイラさんが勝ちに行ったところを差され負け、みちのくSも伸びない内を通っているうちに失速。2戦2勝の池添さんに手が戻り、ここ2走より速い馬場で巻き返しに期待。

ルガルはスワンSで出遅れて終わったと思いきや、内から差してきて4着。今年の3歳スプリント戦線の馬は総じて弱いが、この馬はまだ見どころがある。本来前付けの馬で、前が緩そうな今回はスタートを決めさえすれば通用しそう。

シングザットソングはオパールSが内突きの2着で、実力よりも立ち回りで持ってきた感じ。今回も鮫島さん継続騎乗、同じコースで同じ内枠。フィリーズレビューはスプリントに近いハイペースを番手から差し切っており、スピード負けは無さそう。外差しでもいい線行きそう。

◎ショウナンハクラク
○エイシンスポッター
▲シュバルツカイザー
△ルガル、シングザットソング
馬複5頭ボックス(10点)

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