【競馬予想Vol.429】第33回アーリントンC
トラックバイアス分析・展開予想
今週は月曜と火曜に合計56.5ミリの雨が降ったもののその後は好天、金曜に散水を実施するほど乾燥。金曜朝時点のクッション値は9.4と良好な状態。先週の桜花賞が1分32秒2で決着したように馬場は高速。桜花賞は外差し決着だったが、その他のレースは内も使えていたのでバイアスはフラット。
明確な逃げ馬不在。何が行くにしても外回りのワンターン戦ということで抑えて直線勝負。馬場が速いので外より内、後ろより前が基本線になりそう。
全頭分析
【△】ポッドテオ
(+)先抜けで押し切る競馬が得意。早めの競馬が出来るなら通用する。
(-)前走もラスト迫られての辛勝。いつでもどこでも相手なりの馬。
【-】アレンジャー
(+)前走テン3ハロン33秒2の激流を追い上げ2着。阪神芝は2戦2連対。
(-)スタートはイマイチ。マイルでの2戦は追い上げ平凡で距離不安。
【◎】ディスペランツァ
(+)前走同コースを大外一気で豪快に貫く。時計は同日古馬を凌ぐ。
(-)前走差し決着の大外でノープレッシャー。ここで再現は半信半疑。
【-】シンドリームシン
(+)同コースで行われた未勝利戦勝ち。レース間隔空けてここ狙い。
(-)スタート五分でも行き脚弱め。後方から外を回らされると苦しい。
【△】シヴァース
(+)きさらぎ賞は前付けして伸びない内通って僅差。実力上位は明白。
(-)デビュー戦は稍重かつスロー。距離短縮の高速決着への対応カギ。
【-】グローリーアテイン
(+)京成杯は出遅れで度外視。前走早めの競馬仕掛けてコンマ2秒差。
(-)デビュー戦は超スロー。ワンターンコース向くが速さが足りない。
【▲】チャンネルトンネル
(+)前々走は直線内詰まり、前走は内前ゲーで外回し。改めて期待。
(-)左回りで内、右回りで外に膨らむ癖あり。真っ直ぐ走るかどうか。
【-】タイキヴァンクール
(+)ファルコンSは外枠でレースに不参加。位置取れれば反撃可能。
(-)マイル重賞2戦は普通に差し負け。決め手あるがマイルは長い。
【△】ワールズエンド
(+)終始外を通って楽勝。ゴール後も加速するような感じで余裕あり。
(-)馬場緩かったにしても時計遅過ぎ。高速馬場の対応力は未知数。
【-】トップオブザロック
(+)道中内から直線外の馬と長い追い比べを制す。外回りコース合う。
(-)ゲート出イマイチ。3か月振りの実戦が高速マイルではしんどい。
【-】セレスト
(+)捲る競馬で2連対。流れ落ち着くなら持ち前の機動力で一撃狙い。
(-)連対した2戦は小倉の湿った馬場。速い馬場のマイルでは厳しい。
【-】アスクワンタイム
(+)小倉2歳Sは図ったような差し切り。外伸び馬場に乗って一撃狙い。
(-)前走も後方で脚溜めても直線半ばで脚上がる。明らかに距離長い。
【○】ジュンヴァンケット
(+)強烈なピッチ走法で5馬身ぶっ千切る。かなりの素質を感じる。
(-)ペースは普通で時計も平凡。急かされても同じ脚使えるかどうか。
【-】ケイケイ
(+)前々走は内から3頭併せ、前走外から差し抜けで連勝。勢いあり。
(-)ここまで使い詰めで今回は中1週で長距離輸送。お釣り無さそう。
【-】オフトレイル
(+)馬混み・外差しいずれもこなす。重心の低い走りで確実に伸びる。
(-)自己ベストの時計で走ったこうやまき賞は3着。時計更新が課題。
【-】タガノデュード
(+)朝日杯FSは大外後方から末脚伸ばして5着。前付けの競馬も可能。
(-)自己条件に戻って2戦足踏み。詰める脚ありそうだが現状力不足。
結論
ディスペランツァは距離短縮で使った前走で1分33秒4をマーク。これは同日4歳以上1勝クラスの1分34秒6、4歳以上2勝クラスの1分33秒5をも上回る好時計。しかも自身の上がり3ハロン33秒1はレースの上がり3ハロン34秒2を1秒1も上回った。大外最後方からフリーで追い込めた分を差し引いてもお釣りが出る断然のパフォーマンス。これは逆らったらアカン奴。
ジュンヴァンケットは見ていて癖になるほどの強烈ピッチ走法。抜け出す時の脚はまるで早送り。ラスト150Mほどで後ろを振り返って流して5馬身差。落ち着いた流れ想定の外枠なのに前走の見た目で人気するなら嫌って正解なのかもしれないが・・・。
チャンネルトンネルは前走ドスローの内枠先行決着で4コーナーで外を回した上に直線外に膨らんで詰め損ないの4着。真っ直ぐ走らないのが最大のネック。前々走は直線を捌けず消化不良の4着。ジュニアCで1分32秒9をマークしているので悪くはないと思う。ちなみに福永厩舎に転厩しての初戦。
シヴァースはデビュー戦がスローからの強烈加速ラップで勝ち切り、きさらぎ賞は伸びない内を通って勝ちかけの3着。今回は道中抑えての直線勝負が濃厚で、きさらぎ賞のように前付けすれば上位に来れる。
ワールズエンドは加速ラップで1馬身勝ち抜け。2着に負かしたシュガークンは以後連勝、青葉賞で1番人気に推されそうな素質馬。上がりの競馬なら互角以上に戦える。速い時計を問われた時にどうかだけ。
ポッドテオは内枠先行に打ってつけの好枠をゲット。ひいらぎ賞でシックスペンスを上回る上がりを使ってコンマ2秒差、ジュニアCでチャンネルトンネルにコンマ2秒差の1分33秒1。人気好走→人気好走→人気薄で穴サイン点灯。
◎ディスペランツァ
○ジュンヴァンケット
▲チャンネルトンネル
△シヴァース、ワールズエンド、ポッドテオ
単勝◎(1点)、馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)
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