【競馬予想Vol.303】第20回福島牝馬S

今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は好天続きで降雨はゼロ。月曜に芝刈り、月・水・木曜に散水を実施。含水率は4コーナー10.2%、ゴール前11.0%。土曜朝時点のクッション値は8.6。好天続きの割に馬場は緩い。

  • 1回福島は3週開催で今週がラスト。前2週がAコースで今週はBコースを使用。芝のレースが多め(1日5~7レース)の関係で芝の傷みの進行が早く、3~4コーナー内側は仮柵を用いても傷んだ部分をカバーできていない。先週日曜は距離を問わず外差しのオンパレード。内も使えないことはないが外の伸び方がより目立っていた。基本は外差しで考えておきたい。

  • ペース想定:やや速い(58~59秒台)

  • ウインピクシスの逃げ。ジネストラも前へ。斎藤新騎手騎乗のパーソナルハイも仕掛けそう。エイシンチラー、ストゥーティなど先行馬の数が揃っており、ペースは普通でも中盤緩まずタイトな流れを想定。4角外前からの捲り差しが威力を発揮する。


全頭分析

【-】スライリー

(+)昨年のこのレースは4角外から動いてコンマ4秒差。捲る脚は評価。
(-)追い上げ利くがあと一押し足りない。近況から変わり身も期待薄。

【○】ステラリア

(+)エリザベス女王杯2着は断然の実績。決め手もここでは最上位級。
(-)1年近い休み明け。力は抜けているが今回叩き台のおそれあり。

【-】ホウオウイクセル

(+)この距離3戦2勝、関越Sも久々先行で4着。得意距離で巻き返し。
(-)前走重馬場にしても負け過ぎ。大出遅れ歴ありスタートも不安。

【-】エリカヴィータ

(+)ここ4戦はGI2つと重馬場。ターコイズSもコンマ3秒差なら力上位。
(-)内前行った行った決着のフローラS勝ちで斤量57kgは重過ぎる。

【-】ストゥーティ

(+)近走まともな馬場で競馬していない。ローズS4着の先行力侮れず。
(-)前に行けるが詰める脚がない。まともな馬場でも巻き返しは疑問。

【-】パーソナルハイ

(+)逃げて強敵相手に食い下がりあり。ハナを奪って居残って一発。
(-)このところ行き脚イマイチで付いて回るだけ。暫く様子見が妥当。

【-】ミスニューヨーク

(+)ターコイズS連覇で実力上位は明らか。1,800Mも特に問題無し。
(-)前走直線で内に入ったにしても弾けず。斤量56kgが重い感じあり。

【▲】ジネストラ

(+)若潮Sでゾンニッヒとハナ差。スピードはこの中に入っても上位。
(-)マイルで速過ぎるだけに距離延長は微妙。道中溜め効くかどうか。

【△】ビッグリボン

(+)関門橋Sは速い流れで勝負に行って負け。小回りで捲る脚活きる。
(-)勝ったレースの時計凡庸で相手も弱い。ここで即通用は疑問。

【△】ホウオウエミーズ

(+)小倉大賞典は外差し馬場でまともに大外通す。普通の捲りで反撃。
(-)基本的に後ろから行き過ぎ。前の馬に先に抜けられると届かない。

【-】クリノプレミアム

(+)中山牝馬Sは前付けにしんどい流れ。昨年2着の舞台で仕切り直し。
(-)このところゴール前の詰め甘い。後ろから一気に来られると辛い。

【-】ウインピクシス

(+)中山牝馬Sは大外から行って直線一杯。時計要す福島の芝で一考。
(-)軽ハンデで単騎逃げ叶っても凡退。このクラスでは力が足りない。

【◎】ストーリア

(+)中山牝馬Sは勝った馬が強く3着以下は離す。小回りコースは合う。
(-)位置が取れないと平凡。斤量に敏感な面あり別定戦の今回は微妙。

【-】ニシノラブウインク

(+)前走は馬場緩過ぎて参考外。前付け容易で直線平坦のここ妙味。
(-)楽に前付け出来た紫苑Sが案外。その後も直線タレ過ぎで厳しい。

【-】エイシンチラー

(+)中山で大敗後に福島で勝利あり。直線平坦コース替わりは好材料。
(-)オープン入り後は未勝利。牡馬相手に接戦はあるが物足りない。


結論

ストーリアは内前有利の逆瀬川Sで外から差してドーブネの2着、中山牝馬Sで4角外前差しで好走したばかりで中心視が妥当。軽ハンデで好走した次走で55kgを背負って飛んでいるのが気になるが、外枠を引いて引き続き小回りの1,800M戦なら普通に捲り差しが決まりそう。面白くなくてもここから入らざるを得ない。

ステラリアは一昨年のエリザベス女王杯2着の他、昨年の大阪杯でポタジェにコンマ6秒差、本調子ではなかったとはいえエフフォーリアにも先着。ローカルの牝馬限定GIIIなら完全に格上なのに何故か人気が無い。追い切り本数が少なくて叩き台からもしれないが、まともに走れば外差しに向けてアッサリまで。

ジネストラは完全差し決着になった秋色Sで逃げてコンマ1秒差4着。1着ジャスティンスカイ、5着ゾンニッヒとメンバーは濃かった。若潮Sでも再びゾンニッヒ(次走ダービー卿CT3着)相手に逃げてハナ差。今の福島は外差し優勢だが内が全く伸びないという感じでもなく、Bコース替わりで前で残るとすれば速力に秀でるこの馬か。

ビッグリボンは関門橋Sがレッドベルオーブの暴走逃げを早めに捉えに行って3着。今回もタイトな流れになりそうだが前走より全然マシ。今回の枠なら楽に中団の外を取って捲りに向けられそう。格不足な感じは否めないが、ローカル牝馬限定GIIIなら前走のパフォーマンスだけで足りると判断。

ホウオウエミーズは昨年のこのレースで外差しでコンマ3秒差。4コーナーでルビーカサブランカに被せられるような形になって追い出しが遅れたのが響いた。エリザベス女王杯は後ろ過ぎ&相手強過ぎ、小倉大賞典は馬鹿正直に大外に振って届かず。4コーナーを捲り切れないほど後ろから行くのがネックだが、嵌れば十分喰い込める。

◎ストーリア
○ステラリア
▲ジネストラ
△ビッグリボン、ホウオウエミーズ
馬複5頭ボックス(10点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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