【競馬予想Vol.344】第59回新潟記念


今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は月曜に19.5ミリのややまとまった量の雨が降ったが、以後はずっと晴れ。月曜に芝刈り、火曜から土曜にかけて連日散水を実施。含水率は4コーナー11.5%、ゴール前13.2%、日曜朝時点のクッション値は9.6。

  • 開催最終週だが馬場の内が普通に使えており、最内から2~3頭空いたところが良く伸びている。少なくとも昨年の最終週のような外差し馬場ではない。時計は最終週にしては速いといった印象。

  • ペース想定:やや遅い~遅い(1,000M通過61~62秒台)

  • 人気どころを含めて後ろから行く馬ばかり。バラジが押し出されるようにして前へ。サリエラもこの枠なら思い切って前に行くかもしれない。とにかく前が激緩になりそうなので前残りに注意。追い込み一気タイプは前の馬に同じような脚を使われて届かなさそう。


全頭分析

【◎】サリエラ

(+)目黒記念は馬群の捌きに手間取って届かず。工夫すれば勝ち負け。
(-)加速の鈍さがネック。流れが落ち着きそうなここも差し損ね懸念。

【△】グランオフィシエ

(+)七夕賞はスタート直後挟まれ終了。内で残した前々走を見直す手。
(-)金鯱賞で4角外前を取りながらブービー負け。重賞ではしんどい。

【△】ノッキングポイント

(+)ダービーで世代トップと差の無い競馬。古馬初対戦でも54kgなら。
(-)自力足りず展開頼みな面あり。前が止まってくれるアシスト必須。

【-】サトノルークス

(+)セントライト記念&菊花賞2着馬。前走2年振りを叩いてここ勝負。
(-)追い切りでの動きや時計を見る限り、特段変わった感じはしない。

【-】イクスプロージョン

(+)不良の新潟大賞典で後ろから突っ込んで3着。大外フリーで一発。
(-)他馬に揉まれると走る気を無くす。この枠からだとまた崩れそう。

【-】ブラヴァス

(+)3年前の勝ち馬。追い切りをコースから坂路に変更して一変狙い。
(-)追い切りはこの馬なりに動いたが不振を覆すまでには至らない。

【-】フラーズダルム

(+)上がり3F33秒台の脚あり。初距離と軽量で外差しに徹して一撃。
(-)オープン入り後は差して届かずばかり。シンプルに力が足りない。

【-】インプレス

(+)鳴尾記念は早仕掛けで脚上がる。本来は溜めて伸ばす競馬が得意。
(-)オープンクラス実績無しで56kgは見込まれた感。勝ち負けは微妙。

【-】ユーキャンスマイル

(+)昨年は大外最後方から追い込んで2着。GIII以下は【5・4・0・1】。
(-)昨年は前が止まる展開も向く。今年は緩い流れ濃厚で届かず懸念。

【-】ファユエン

(+)関ヶ原Sは4角から押っ付けて渋太く突き抜け。息の長い脚を使う。
(-)前走勝つには勝ったがギリギリ。昇級初戦で重賞挑戦はしんどい。

【▲】バラジ

(+)目黒記念は先行してコンマ4秒差。今回前が手薄で展開利あり。
(-)メトロポリタンSはスロー前残り展開で凡退。ハンデもなく微妙。

【-】イーサンパンサー

(+)完全追い込み馬。距離延長&軽量で大外から決め打って激穴提供。
(-)最後に勝った飛騨Sも連闘だったとはいえハイペース。状況違う。

【△】プラダリア

(+)宝塚記念は内を通って見せ場作る。今回相手大幅弱化で与し易い。
(-)差してこれるがあと一押し足りない。勝ち切るまでは心許無い。

【○】マイネルウィルトス

(+)函館記念は1年振りの実戦で外回して4着。このクラスでは力上位。
(-)詰め甘く2年以上勝っていない。上がりが速くなり過ぎると不安。


結論

サリエラはこのメンバー構成なら前のほうに行くんじゃない?今回は明らかに前が手薄。そもそもこの馬は直線でよく詰まる。白富士Sも馬群を捌くのにモタついて負けそうだった。加速の付きが遅いが追えば伸びるので、直線部分は長いに越したことはない。そもそも相手が激弱なここは2~3着では満足出来ない。勝たないとダメ。

マイネルウィルトスは1年振りの函館記念で大外をぶん回して4着。あれで強いのが完全にバレてしまった。今回と同じ前残りシチュエーションだった昨年の目黒記念で早めに動いての2着もこの中に入るとかなり強い。ミルコはこのレースが得意だが、今年の関屋記念でも追い込み馬のディヴィーナを先行させて2着に持ってくるなど、新潟で機転の利いた乗り方ができる。

バラジは明らかに弱いが、前に行きそうな馬がこの馬ぐらいしか見当たらないので買わざるを得ない。サリエラが後ろから行ったらいよいよこの馬が先頭で放置されて居残り度アップ。ちなみに「新潟で4戦4連対だから買っちゃうぞー」とか考えている方、気を付けてくださいね。それ、全部内回りですから。今回は外回りですよ。

プラダリアは京都記念で勝ちに行って3着、宝塚記念も内から抜け出して6着がこの中に入ると明らかに強い。目黒記念が不甲斐なさ過ぎるのが気になるが、単純に距離が長かったのかもしれない。相対的に前のほうに行きそうなので買う。今回は大半がオープンクラスで掲示板に載れるかどうかといった程度のショボい馬ばかり。どうやっても上位に来そう。

グランオフィシエもこの枠からなら無難に前付けしてきそう。重賞は3戦して14着・11着・13着とサッパリだが、ここはメトロポリタンSを内前から押し切った程度の実力で間に合う。それにしてもこの馬のハンデが57kgというのはよく分からない。何でマイネルウィルトスやプラダリアとかと同じハンデなの?明らかに弱いでしょ。前に行きそうだから買う。ただそれだけ。

ノッキングポイントはサウジアラビアRCで普通に負けたり、雑魚メンバーの毎日杯ですら勝てずの馬で、ダービーで5着に来ただけで人気し過ぎの感じもしなくはないが、他がショボ過ぎるので相対的に54kgが効いてきそう。今回はノッキングポイントが来そうというより、大半の馬がノッキングポイントより上に来れる感じがしない。

◎サリエラ
○マイネルウィルトス
▲バラジ
△プラダリア、グランオフィシエ、ノッキングポイント
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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