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【競馬予想Vol.377】第74回チャレンジC



トラックバイアス分析・展開予想

  • 阪神は4回5日目(9月18日)以来のAコースで開幕。例年馬場状態は良好で、昨年は1分57秒5というかなり速い時計で決着した。

  • テーオーシリウスの逃げ。今回はユニコーンライオンのような同型が見当たらないので楽に行けそう。但し2番手以降がフェーングロッテン、ガイアフォース、ボッケリーニ、ウインマイティーと重賞勝ち馬が並びそうなだけに前にプレッシャーが掛かる。開幕週だけに基本的に前重視だが、時計実績がある差し馬が狙い目。


全頭分析

【△】ウインマイティー

(+)阪神芝2,000M3戦3連対の好相性。ここ2戦は重たい馬場で度外視。
(-)牡馬相手の好走は京都大賞典の離れた3着ぐらい。今回も劣勢。

【-】イズジョーノキセキ

(+)エリザベス女王杯も内突き狙うも不発。嵌った時の末脚は強力。
(-)常に狙っている立ち回り。基本的に前に止まってもらう必要あり。

【-】リカンカブール

(+)西宮Sは直線大外に持ち出してブッ差し。前がやり合うなら浮上。
(-)前走にしても微妙な面子に辛勝。重賞常連級相手では荷が重い。

【△】ボッケリーニ

(+)初夏の阪神開幕週の鳴尾記念を勝利。GIを除けば6戦連続連対中。
(-)鳴尾記念は8着までクビ差の大接戦。早めに動ける分詰めは甘い。

【◎】ベラジオオペラ

(+)ダービーは上がり最速でタイム差無し。逃げ差しいずれもこなす。
(-)夏負けの影響で復帰がここまで遅れる。古馬との力関係も未知数。

【○】ガイアフォース

(+)天皇賞秋は先行勢に厳しい流れながら善戦。今回格落ち効果絶大。
(-)直線一気に来られるとしんどい。目標にされても残せるかどうか。

【-】アドマイヤビルゴ

(+)全5勝中3勝は阪神。カシオペアSでプログノーシスを抑えて勝利。
(-)前走も直線伸びてはいたがジリ。中団以降に置かれると届かない。

【-】エピファニー

(+)ケフェウスSは大阪杯より速い時計で勝利。開幕週の馬場歓迎。
(-)今回GIIIにしては骨っぽい面子が揃う。単純に相手強化が課題。

【-】フェーングロッテン

(+)毎日王冠は不得意の瞬発力戦で度外視。流れ込む競馬で巻き返し。
(-)自分の競馬が出来ないと諦める気分屋。絡まれず行けるかどうか。

【-】フリームファクシ

(+)2,000Mで先行して3連勝。今回は主戦の川田騎手に手綱が戻る。
(-)3連勝はいずれも少頭数で緩い流れ。いきなり通用するかは疑問。

【-】エヒト

(+)昨年中団から差して3着。この距離で1分57秒台連発の速力評価。
(-)七夕賞から前走GIを使って5戦目。休み明けの昨年と状況異なる。

【▲】マテンロウレオ

(+)前走は内で窮屈な競馬。阪神は4戦3連対、大阪杯4着の得意舞台。
(-)スパッと切れる脚が無い。ある程度の位置が取れないとしんどい。

【-】テーオーシリウス

(+)福島記念は捲り合戦で出番無し。惨敗後で注目度下がり粘り注意。
(-)今回は2番手以降が強力。早めに被せられるとひとたまりもない。


結論

ベラジオオペラは皐月賞で前に行ったのが完全に裏目。ダービーは後方待機に戻して上がり3ハロン最速の脚で突っ込んでタイム差無し。現3歳世代ではトップクラスの潜在能力の持ち主。夏負けで当初の予定(神戸新聞杯で復帰予定)が狂ったのがどうかだけ。ちなみにチャレンジCは伝統的に3歳馬が強く、過去10年で6勝、2,000Mで行われるようになってからの直近6年でも4勝を挙げている。

ガイアフォースは天皇賞秋で1分56秒2というとんでもない時計で走った。純粋に時計勝負に持ち込むと強いが、AJCCやオールカマーのように道中折り合わせる競馬だともう一つ。春先にマイル戦線を使ったのは速さを活かしたかったから。今回は明確な逃げ馬がいるが、楽逃げ態勢でペースは落ち着きそうなだけに直線でモタついたところを差し込みにやられそう。

マテンロウレオは走る地域により成績がガラっと変わる馬で、関東圏(東京・中山)で【0・0・0・6】となるの対し、関西圏(阪神・京都・中京)は【3・2・0・2】。阪神ではデビュー戦とアンドロメダS勝ち、京都記念2着、大阪杯4着とかなり走る。関西圏でなら時計勝負にも強いし、速い上がりの脚も使える。この人気なら迷わず買い。

ボッケリーニはGIを除くと昨年の日経賞以降、6戦連続で重賞連対中。今回のコースは初夏の鳴尾記念で勝っている。しかし鳴尾記念は8着までが全てクビ差という大接戦で、抜けて強いという訳でもない。時計が速くなったり上がりが速くなると根負けするので、それぞれの分野で上と思われる馬がいる今回は紐評価。

ウインマイティーはここが引退レースとのことだが、この中間は好時計を連発。3週連続でCW6F77~79秒台をマークして、今週はラスト1F11秒1。今回のコースはマーメイドSで2年連続連対、京都大賞典はボッケリーニにコンマ2秒差の3着。ここ2戦は馬場が重く度外視。今回は開幕週の絶好馬場、内ピタでロス無く回ってくればチャンスあり。

◎ベラジオオペラ
○ガイアフォース
▲マテンロウレオ
△ボッケリーニ、ウインマイティー
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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