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【競馬予想Vol.365】第28回KBS京都賞ファンタジーS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 京都は開催替わりの今週からBコースを使用。馬場は依然として高速。今週も連日快晴で、金曜朝時点のクッション値は10.0。今週も相当速い時計が出そう。

  • 人気どころを含めて前に行きたい馬だらけ。いくら馬場が良くて高速でも、こんなにも行く馬が揃ったら後ろから行く馬を狙いたくなる。前が抜け出したところを軽快に差せそうな馬をピックアップしたい。


全頭分析

【△】ドナベティ

(+)すずらん賞は下げて外回して完勝。スタート上手く前付けも可能。
(-)前走は外差し馬場の恩恵あり。この枠から下げて捌けるかどうか。

【-】ロータスワンド

(+)函館2歳Sは出負け&直線追わずで度外視。スタート決めて一変。
(-)デビュー戦逃げ切るも平凡。行き脚も普通でここに入ると苦しい。

【△】ピューロマジック

(+)初戦は砂で惨敗、2戦目捲って接戦、前走逃げて圧勝の波乱万丈馬。
(-)ここ2戦は札幌の湿った馬場。良馬場で時計出る馬場への対応次第。

【-】ヒヒーン

(+)新潟2歳Sは気分良く行って脚溜まらず。今回距離短縮が嵌りそう。
(-)デビュー戦はテン3ハロン62秒6のスロー。単純に速さ不足の感。

【-】クイックバイオ

(+)デビュー戦は距離長くスローも合わず。ここ2戦は前付けで完勝。
(-)スタートが若干怪しい。今回18頭フルゲートで位置取りが心配。

【-】カルチャーデイ

(+)出遅れながらも4番手追走、直線前詰まりからラスト突き抜ける。
(-)前付けで流れ込んだだけ。馬場渋っていたとはいえ時計は平凡。

【▲】セントメモリーズ

(+)ききょうSは6頭立て最後方から差し迫る2着。外回りコース合う。
(-)スタートしてから無理しない分置かれ易い。また差し届かず懸念。

【-】テラメリタ

(+)デビュー戦はイン先行で完勝。前走は外回したロス大きく度外視。
(-)スタート下手で前走は出遅れ。ここで後ろに置かれると厳しい。

【-】セイウンデセオ

(+)スタート速くデビュー戦は逃げ切り。前走は詰めて使った影響か。
(-)前走も時計通りの走り。巻き返そうにも他に行く馬多く埋没する。

【-】イツモニコニコ

(+)前走スタートから押してハナ奪い逃げ切る。時計も大幅に詰める。
(-)前走マシになったがやはり出遅れ。今回も行くにしても同型多い。

【-】シカゴスティング

(+)スタート速く前付け容易。フェニックス賞は先に抜け出して楽勝。
(-)前走は他が中央未勝利という酷い面子。今回は展開利さほど無い。

【-】レディーエンジェル

(+)デビュー戦は適度に競られながら逃げ切る。行き脚は水準以上。
(-)前走は坂の手前で早くも失速。距離不安はともかく力も足りない。

【○】キャプテンネキ

(+)雄大な馬格で押し切り連勝。スタート・行き脚上質の競馬上手。
(-)2戦共ゴール前で後続に迫られる。一気に来られた場合は微妙。

【-】シュークリーム

(+)スタート決めてハナ、先頭で何もせず後続ぶっ千切りの内容優秀。
(-)テン3ハロン36秒2の楽ちんペース。今回はそこまで緩くならない。

【-】バロン

(+)前走良馬場ハイペースで快勝。デビュー戦は重たい馬場で度外視。
(-)前走は前崩れの展開に乗っただけ。自力で差して来れるかどうか。

【◎】ワイドラトゥール

(+)スタート決めて4角外前を確保、直線半ばで追い出して突き放す。
(-)中2週の強行軍。終始外々を回らされて末無くすパターン懸念。

【△】キャンシーエンゼル

(+)小倉2歳Sは外差し決着を先行3着。折り合い不安無く距離は持つ。
(-)今回は先行馬多く展開利見込めず。追い出し待てないとしんどい。

【-】クリノハレルヤ

(+)スタート今一つもアスクワンタイム以下を寄せ付けず逃げ切る。
(-)開幕週のイン&重馬場で逃げ得。前走のパフォーマンス再現疑問。


結論

ワイドラトゥールの勝ち時計1分35秒5は今年の新潟芝マイルのデビュー戦で最速。次点の1分35秒7で勝ったクリーンエアが中2週で使った新潟2歳Sで3着しており、新潟芝マイルデビュー戦の勝ち時計と能力の相関関係は担保されていると解釈する。この枠からなら外から包み差しに持って行ける。距離短縮のハイペースをこなせるかどうかだけ。

キャプテンネキは他より一回り以上デカいのに俊敏というギャップに萌える馬。デカいのにスタートが速く、デカいのに行き脚が付く。切れる脚とは無縁でゴール前迫られるものの、結局押し切っているのだから大したもの。今回は明らかに展開が向かないが、構わず前に行って持ち前の渋太さ発揮で三度の押し切りがあっても驚かない。

セントメモリーズは2戦共適度に構えての差し。ききょうSは6頭立ての最後方で悠長に構え過ぎた感。今回は明らかに差しに展開が向くし、ここまでやってきたことをそのまま再現するだけで上位に来そう。ただ序盤は無理しないので、必要以上に後ろからになると良い脚使って届かずのパターンもあり得る。

ピューロマジックの前走の勝ち時計1分9秒8は同日の古馬2勝クラスよりコンマ3秒速かった。上がり3ハロン35秒1は最速で、次点の馬より1秒3速かった。デビュー戦のダートは走らなさ過ぎで、最高打点が高いタイプなのかもしれない。ちなみに母メジェルダは2015年のこのレースでハナを奪ってアタマ差及ばずの2着だった。

キャンシーエンゼルのデビュー戦(中京芝1,200M)の勝ち時計1分8秒7は、アスクワンタイムが5馬身差で圧勝した未勝利戦よりもコンマ6秒も速かった。小倉2歳Sは外差し大会で先行してコンマ3秒差の3着で、連対した2頭よりも強いという見方も出来る。ハイペース追走は問題無く、距離をこなせるかどうかだけ。

ドナベティはすずらん賞を外から差し切り勝ち。上がり3ハロン35秒1は最速で、レースの上がり3ハロン36秒6より1秒5も速かった。2・3着馬は函館2歳Sの3・4着馬で、相手に恵まれた訳でもなさそう。今回は前傾ラップの差し決着見込みなので、すずらん賞で実際に前傾ラップを差し切っているこの馬も押さえておきたい。外枠なら激アツだったが・・・。

◎ワイドラトゥール
○キャプテンネキ
▲セントメモリーズ
△ピューロマジック、キャンシーエンゼル、ドナベティ
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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