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【競馬予想Vol.379】第24回チャンピオンズC



トラックバイアス分析・展開予想

  • 中京は少なくとも直近10日間降水量ゼロ。日曜朝時点の含水率は4コーナー1.7%、ゴール前1.4%とパッサパサな状態。近年では2020年(勝ち馬:チュウワウィザード、勝ち時計:1分49秒3)が含水率2%台。ここ2年の含水率は6~8%だった。

  • 何が何でも逃げるタイプは不在だが、内からメイクアリープとドゥラエレーデ、外からケイアイシェルビーとレモンポップが前を伺い、テーオーケインズやクラウンプライドらも差が無く追走。前に行く馬がやたらと多い布陣で、4コーナー辺りからの駆け引きが熾烈になりそう。狙いは差し。


全頭分析

【-】メイクアリープ

(+)前で立ち回れる魅力あり。前付けし易い最内枠から見せ場作る。
(-)前走勝ちパターンから3馬身離される。今回GIで更に相手揃う。

【△】メイショウハリオ

(+)かしわ記念、帝王賞と連続差し切り。今回内でロス無く行けそう。
(-)勝負どころで置かれた前走内容不満。力要る馬場の追い上げ不安。

【▲】ジオグリフ

(+)サウジCでクラウンプライドに1馬身先着。今回初ブリンカー。
(-)芝のGI馬だがダートでは未勝利。南部杯は幾ら何でも負け過ぎ。

【○】テーオーケインズ

(+)川崎記念はウシュバテソーロに半馬身差。GIでは常に上位入線。
(-)ノットゥルノに差し返された前走内容不満。時計を要すなら割引。

【-】ドゥラエレーデ

(+)常に2番手以内キープ。GI勝たせたムルザバエフ騎手と再タッグ。
(-)芝GI勝ちも行った行ったの低レベル戦。同型揃うここは出番無し。

【-】グロリアムンディ

(+)ダイオライト記念は9馬身勝ち。昨年は最内から出負けで度外視。
(-)コリアCでクラウンプライドに完敗。実力はGIIIレベルで苦しい。

【-】ウィルソンテソーロ

(+)かきつばた記念はドライスタウトを下し勝利。距離も申し分無し。
(-)本調子ではないテーオーKやメイショウHにも及ばず。力不足明白。

【-】アーテルアストレア

(+)今回のコースで出走機会4連勝中。前が崩れるなら喰い込み一考。
(-)前走は展開向かなかったとはいえ完敗。まだ下積みが足りない。

【△】クラウンプライド

(+)昨年は勝ちに等しい競馬で2着。前付けで安定した立ち回り魅力。
(-)毎回ラストで何かに差される。典型的な器用貧乏馬で善戦止まり。

【-】ノットゥルノ

(+)JBCクラシックはハナ奪いテーオーケインズに先着。前付け妙味。
(-)昨年は位置取れず8着。前走にしても1秒近く離されており力不足。

【-】ハギノアレグリアス

(+)シリウスSは大外枠からハンデ背負って完勝。追い上げる脚評価。
(-)上位に手も足も出ずの帝王賞が物足りない。GIはまだ時期尚早。

【◎】セラフィックコール

(+)上がり3ハロン最速で5戦全勝。みやこSも桁違いの脚で抜き去る。
(-)出遅れがデフォルト。毎回後方捲り上げスタイルで距離ロス覚悟。

【-】ケイアイシェルビー

(+)武蔵野Sは差し決着で唯一先行して4着。距離延びてレースし易い。
(-)今回は同型が超強力。前に行けても直線競り勝てるとは思えない。

【-】アイコンテーラー

(+)ダート転向で大躍進。JBCレディスCは一方的に突き放す圧勝。
(-)前走の相手は牝馬の二流どころ。牡馬の強豪相手では分が悪い。

【-】レモンポップ

(+)フェブラリーSに加えて南部杯も圧勝。行き脚速く前付け容易。
(-)乾燥し切ったパサパサ馬場。圧倒的な速さを活かす舞台ではない。


結論

セラフィックコールは毎回出遅れるし、4コーナーでも手応えをよく見せないのに終いにかけて異常に伸びる。みやこSのレースの上がり3ハロン37秒4に対しセラフィックコールは36秒1。なんと1秒3も速い脚を使っている。これは個人的に南部杯の2秒差よりも衝撃的な数値。これが単なる直線一気の馬ならスルーだが、セラフィックコールは捲りが使える。今回は前掛かりな流れが濃厚で展開はピンズド。内枠先行有利の中京であっても突き抜ける。

テーオーケインズは昨年4着に終わったが、川田さんとユタカさんに内をガチガチに固められたことで終始外を通らされたのが全て。今年は内枠を引いので外を通らされるリスクはほぼゼロ。JBCクラシックはノットゥルノに差し返されるという完敗だったが、大井は砂を入れ替えて激重になっていたので度外視。

ジオグリフはサウジCでラスト50Mまで単独2番手をキープ出来ていた。あの走りでダートが向いていないとは到底思えない。今回は内枠を引いたのが何気にデカい。行き脚が良いので好位確保は容易。南部杯時よりも攻め強化、ブリンカー装着、ビュイック配置とやるべきことはやっている。これでダメならこの馬はもう終わり。

クラウンプライドは毎回いい競馬をして何かに差される詰め甘馬。1,000M通過62秒4のスローでラスト差された昨年のこのレースはともかく、最内から絶好のタイミングで抜けてきた帝王賞は何であれで負けるの?というレースだった。何というか、爆発力が無い。軸には向いていそうだが、アタマで買えないとなると紐評価で十分。

メイショウハリオはフェブラリーSで絶望的な出遅れをやらかしながら3着に持ってくるなど終いの脚はトップクラス。JBCクラシックは勝ち時計2分5秒1が示す通り砂がやたらと重く、前に行った馬がそのまま残る決着だったので度外視。一昨年は7着だったが、8枠15番で枠が遠かったのでこれも度外視。今年は前が適度にやり合ってくれそうで展開が向く。

◎セラフィックコール
○テーオーケインズ
▲ジオグリフ
△クラウンプライド、メイショウハリオ
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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