【競馬予想Vol.265】第63回京成杯

今回のテーマ

これといったものが見当たらなかったので省略。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 金曜まで降雨無しだったが、土曜は午後から雨が降り始め、メインレースの頃には稍重に変化。ただ雨は上がり、日曜朝時点で良。レースの時間帯は曇りの予報で、このまま良馬場で行われると想定。含水率は4コーナー11.2%、ゴール前10.5%、日曜朝時点のクッション値は9.7。

  • 芝が跳ねて柔らかくなっているものの、依然として内前優勢。土曜は4コーナーで先頭に立っていた馬が3着以内に入り続けており、とにかく前にいないと話にならない。後ろから追い上げるのは至難の業。

  • ペース想定:平均~やや遅い(60秒台後半~61秒台)

  • 過去10年で1,000M通過が最も速かったのは2018年の59秒7。一線級が年末のGIを使った後でメンバーは手薄、厳冬期のコーナー4つのレースでペースは上がりにくい。2戦連続でテン3ハロン34秒台で前付けしているグラニットが先頭、2戦連続でマイル戦で前付けしているシルヴァーデュークが2番手。他は無理せず中団付近からの競馬。後ろの仕掛けが遅れれば前2頭の行った行った。追い上げるにしても4コーナーで外前に到達しているぐらいの機動力が無いと届かない。


全頭分析

【-】サヴォーナ

(+)前走は4コーナーを捲って快勝。距離とペースアップ経験は強み。
(-)デビュー戦でセブン、新潟でオメガに完敗。前走は低レベル福島。

【-】シーウィザード

(+)同コースの芙蓉Sを完勝。引き続き内枠を引き内ピタ居残り狙い。
(-)前走前残り展開で失速は不満。持ち時計短縮で完敗ではしんどい。

【-】オメガリッチマン

(+)ジュニアCは前残り決着でお手上げ。怒りの連闘策で一矢報いる。
(-)唯一の勝利は騎手減量の恩恵あり。今回も前に行けるか怪しい。

【◎】ソールオリエンス

(+)デビュー戦はラスト2F22秒0の加速戦。2着馬は次走中山で圧勝。
(-)ドスローで上がりだけの競馬。コース形態異なる中山で再現微妙。

【△】シルヴァーデューク

(+)ここ2戦マイルのハイペースで善戦。溜めていけそうな今回好感。
(-)並ばれて差し返す脚が無い。少頭数で固まりそうなだけに苦しい。

【-】シルバースペード

(+)スタートは速く前付け可能。前々走のように再度前付けで反撃。
(-)前走差し優勢の展開でキレ負け。1,800Mでも長いようでは厳しい。

【-】セブンマジシャン

(+)ホープフルSは4角上手く回ったが及ばず。単純に相手弱化で浮上。
(-)前走道中口を割って行きたがる。流れ落ち着いた時に同様の懸念。

【▲】グラニット

(+)行き脚強く前走GIでも果敢に前へ。相手弱化のここ押し切り視野。
(-)一息で逃げるタイプで2,000Mは長い。前走を見る限り急坂も不安。

【○】シャンパンカラー

(+)行き差し自在。ベゴニア賞は直線ほぼ馬なりで2着馬をあしらう。
(-)連勝したのは軽い芝の東京マイル。今回は力要る中山+距離延長。


結論

ソールオリエンスのデビュー戦は1,000M通過65秒0のドスローで、速い上がりが出る状況が整っていたとはいえ3着以降は5馬身離した。クビ差の2着に退けたレーベンスティールもかなりの馬で、次走中山で1,000M通過60秒0の流れで3馬身差勝利。流れが速くなりにくい京成杯のレース傾向と照らし合わせてここは楽勝するとみた。

シャンパンカラーはベゴニア賞で先頭で差す競馬を実演。クビ差2着のヒップホップソウルがフェアリーSで全く話にならなかったのが気になるが、他馬に包まれてやる気を無くしたところがあったし、そもそもベゴニア賞でも追い通しでよく見せなかった。その点、シャンパンカラーはほぼ追わずの楽勝。今回は3番手ぐらいから競馬を進めそう。

グラニットはスタートが速く、いつでもハナを奪える。今回は天敵のドルチェモア、ハナに拘るオールパルフェはおらず、楽逃げし放題。1,800Mを3馬身差で逃げ切り、サウジアラビアRCでドルチェモアとコンマ2秒差の馬が7番人気で買えるというのは幸運でしかない。

シルヴァーデュークもマイル重賞からの転戦で前付けは容易。スローの上がり勝負は新潟未勝利戦でクリア。ここ2戦ジリっぽかったのは単にペースが速過ぎただけかもしれない。ペースが緩むここは買い。後続の仕掛けが遅れればグラニットとの行った行ったもありそう。

◎ソールオリエンス
○シャンパンカラー
▲グラニット
△シルヴァーソニック
馬複4頭ボックス(6点)、3連複4頭ボックス(4点)

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