【競馬予想Vol.97】第56回京都大賞典

阪神の重賞を中京でやる代わりに、京都の重賞を阪神でやりましょうシリーズ。今年は阪神芝2,400Mで行われる。

阪神芝2,400Mコース図

芝2,000Mと芝2,200Mは内回りコースを使用するのに対し、芝2,400Mは芝1,800Mと同じく外回りコースを使用する。内回りと外回りで大きく異なるのは直線距離で、内回り356.5Mに対し外回りは473.6M(いずれもAコース時)と100M以上も長い。距離も直線も長い大箱コースということでペースが上がりにくく、脚を溜めた状態からの上がりの脚を重視したい。

ベレヌスの単騎逃げ。ダンビュライトが単独2番手。アイアンバローズ、ステイフーリッシュが内枠先行でこれに続きそう。キセキは昨年の京都大賞典、今年の金鯱賞と休み明けで出遅れており、今回も行き脚が付かず後方からの競馬と予測。全体的に後ろから行く馬が多く、展開的には前に付けそうな馬に警戒したい。

【△】アイアンバローズ
大箱コースで瞬発力勝負を数多くやってきている点は評価するが今回は格上げ戦。重賞常連馬相手にどこまで通用するか。

【▲】ベレヌス
今回単騎逃げ可能。斎藤新騎手は人気薄の逃げ馬に乗らせると上手い。内枠を取れたし、格下で軽視されそうなのも好都合。展開利のみで押さえる。

【-】ステイフーリッシュ
心房細動明けの前走は大外枠から5着と健闘。使い込んでも走る馬だが、今回は走り慣れた内回りではなく直線長い外回り。キレ負け懸念。

【-】モズベッロ
スタートが安定せず後ろからの競馬が多いのがネック。内回りなら捲りが効くが、直線が長いここではいつもと同じ乗り方だと脚が持たない。

【-】ムイトオブリガード
目黒記念は道中次第にポジションを下げて凡退。このところ行きっぷりが悪く、付いて回るだけになっているのがどうか。

【-】ヒュミドール
小倉記念は開催末期の典型的な外差し馬場で、差し向けたら好走しただけの話。大箱コースの開幕週で差して伸びてくるイメージが湧かない。

【-】ダンビュライト
京都外回りの重賞で勝ち負けしているが、阪神外回りは直線が更に長く、粘り込むには少々心許ない。展開は向きそうだが勝ち負けまでは疑問。

【-】マカヒキ
行きっぷりが最悪で、毎回後ろを付いて回って末脚を伸ばすだけ。種牡馬需要が無いからとはいえ、ここまで使い倒す意味が分からない。

【△】アリストテレス
宝塚記念はデキ落ちだったのか、勝負どころで既に手応えが怪しかった。格下げで前が手薄の今回は格好を付けてくるだろうが半信半疑。

【-】ディアマンミノル
バカ正直に真後ろに下げるので届かずばかり。ここ2戦は小回り過ぎて詰め切れず。今回は広いコースだが開幕週で、また差し届かずか。

【○】キセキ
京都で行われた昨年は行きっぷり最悪から4コーナーで捲り上げて2着。やはり力はある。行き差し自在で、この馬なりに走れば勝ち負け。

【-】オセアグレイト
天皇賞春は外枠から付いて回っただけで何も出来ず。前付けからタレた日経賞の内容がいかにも物足りず、このメンバー相手ではしんどい。

【△】ロードマイウェイ
阪神外回りの大阪城Sで上がり最速をマークしてコンマ2秒差の4着。関越Sも59kgを背負わされながらコンマ5秒差。鞍上強化の今回は要注意。

【◎】ヒートオンビート
内前天国の低レベルレースと判断していた目黒記念の勝ち馬ウインキートスがオールカマーで2着。これに上がり最速で差し迫った同馬も順当なら。

◎ヒートオンビート
○キセキ
▲ベレヌス
△アリストテレス、ロードマイウェイ、アイアンバローズ
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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