【競馬予想Vol.327】第28回プロキオンS
今回のテーマ
京都競馬場改修工事の影響で2020年は阪神、一昨年と昨年は小倉で代替施行。コース形態が似ても似つかないため、テーマ予想は無し。
トラックバイアス分析・展開予想
今週は水曜に27ミリの雨を観測した他は概ね晴れ。土曜は曇りで良馬場での開催。含水率は4コーナー3.1%、ゴール前3.3%。日曜は朝から雨が降って稍重でスタート。
土曜のダートは5レース全て4コーナーで5番手以内に付けた馬が勝ったが、2~3着は後方からの差し・追い込みが目立った。時計はそこそこ要しているが、雨が降ることで砂が締まって速くなりそう。
ペース想定:平均(テン3ハロン34秒台前半)
ドンフランキーと内枠を引いたジレトールによる先行争い。いずれも今回のコースの芝スタートを経験しており、戸惑わず前に行くと想定。リメイクは行き脚遅めで後ろからの競馬。砂が締まって走り易く、かつ時計も速くなる。展開的には差し優勢、時計実績を重視したい。
全頭分析
【△】ケイアイターコイズ
(+)令月Sは直線向いて先頭から押し切る。今回最内から見せ場作る。
(-)欅Sは久々と59kgを考慮しても負け過ぎ。即復活まではどうか。
【-】ロイヤルパールス
(+)人気薄で激走多数の核弾頭。間隔短いほうが走るだけに要注意。
(-)典型的な叩き良化型。休み明けを一度使っただけでは足りない。
【-】シャマル
(+)距離不適のチャンピオンズCで5着。1,400Mでなら主役級評価。
(-)オープン入り後は地方行脚。速い時計を問われた時の対処微妙。
【○】ジレトール
(+)欅Sは重賞好走馬相手に逃げて半馬身差。同コースで4戦4連対。
(-)コーラルSは展開向かずとしても負け過ぎ。ここも相手強い。
【-】エルバリオ
(+)湿った馬場で勝ち上がり。麦秋Sは直線外に持ち出して勝利。
(-)前走ラストで後続にかなり詰め寄られる。重賞はまだ荷が重い。
【-】イフティファール
(+)花のみちSは直線差し返す根性発揮。前に行くスピードはある。
(-)連対した5戦はいずれも良馬場。雨降って砂締まるとしんどい。
【△】ドンフランキー
(+)行き脚強く主導権奪って押し切るスタンス。単騎逃げで渋太い。
(-)一息で行って終い甘め。今回他に同型おり楽な競馬はできない。
【▲】ブルベアイリーデ
(+)コーラルSは勝ちに行っての惜敗で距離合う。今回初ブリンカー。
(-)前走は好位の内からサッパリ伸びず。馬体絞れないのが気になる。
【-】フルム
(+)松風月Sは出負けから大外迫る。前々走はスタート決めて完勝。
(-)基本行きそびれて後ろに置かれる。末脚確かもアテにならない。
【◎】リメイク
(+)ドバイGSは内前優勢、自身は出負け影響して届かず。見直し妥当。
(-)カペラS圧勝も超ハイペースがアシスト。差し届くかは展開次第。
【-】メイショウテンスイ
(+)行き脚イマイチながら前には行ける。初ブリンカーで粘り増せば。
(-)前走4コーナーで既に一杯。更に相手強化のここは勝ち目無し。
【-】メイショウダジン
(+)前々走直線内からゴール前鋭伸。天保山Sもラスト一気に伸びる。
(-)距離はもう少しあったほうが良さそう。持ち時計の無さが課題。
【-】タガノビューティー
(+)かしわ記念は自在性発揮、メイショウハリオ相手に食い下がる。
(-)スタート普通も行き脚激遅。距離短縮でスッと動けるかどうか。
【-】アティード
(+)ジャニュアリーSは出遅れながら最内進んで完勝。速さは上位。
(-)実績は小回り短距離戦に集中。スタートも安定せずここは苦しい。
【-】オーヴァーネクサス
(+)前走出遅れ、前々走前止まらず+直線不利。近走脚余し気味。
(-)行き脚まずまずも後ろに構えがち。展開の助けが無いとしんどい。
【-】オメガレインボー
(+)ポラリスSは直線内から外に切り出し勝利。着差以上に強い内容。
(-)前走はメンバー緩め。今回は外を回らされそうで距離ロス懸念。
結論
リメイクは展開が嵌ったにしてもカペラSが勝ち過ぎ。スプリント戦でコンマ7秒って何それ(呆れ)。ドバイは出負けして最後方近くからの競馬になり、前に迫ったところでレース終了。脚を余したのにレッドルゼル(フェブラリーS2着)に先着。どちらかと言えば展開追随型で前に粘られると厄介だが、今回はそこそこ速くなりそうで展開が向くと判断したい。
ジレトールは昨年の薩摩Sでハナを奪ってコンマ1秒負けの2着だったが、このレースの勝ち時計1分41秒6(重)は昨年の小倉ダート1,700Mの最速時計。前走もハナを奪って良馬場で1分23秒1、根岸S3着のバトルクライにコンマ1秒差。今回のコースは4戦4連対のベスト舞台。リメイク相手に先着があり、離されたとはいえ2着も2回ある。枠も良い。
ブルベアイリーデは中京ダートでシリウスS3着、東海S3着があるが、いずれも距離が短ければといった内容。コーラルSは久々ながら直線半ばで勝負に行ったところをタガノビューティーらに強襲された形で、一番強いレースをしたのは間違いなくこの馬。前走の負けっぷりが意味不明だが、一週前に坂路4F50秒4-1F11秒8というこの馬にしては爆速時計を出している。馬体増加傾向で、今回絞れていれば激アツ。
ドンフランキーは今回のコースで1分22秒8(良)、1分23秒0(重)でいずれも逃げ切り勝ち。前走は前残り決着とはいえ自らハイペースを作り出しての逃げ切り。コーラルSは時計を要す中で根負けもコンマ1秒しか負けていない。今回はジレトールとの駆け引き次第だが、ハナが取れれば時計的に残せる。
ケイアイターコイズは昨春の名鉄杯が重馬場で1分23秒0、それも今回と同じ1枠1番からの先行で勝利。今年初めのすばるSも外枠から先行してバトルクライ、ドライスタウト、セキフウに次ぐ4着。フェブラリーSはGIかつ大外枠先行で無理ゲー、欅Sは久々かつ59kgでこれまた無理ゲー。追い切りも坂路4F51秒8-1F12秒4とそこそこ速い。こんなに人気無いなら買う。
◎リメイク
○ジレトール
▲ブルベアイリーデ
△ドンフランキー、ケイアイターコイズ
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
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