【競馬予想Vol.184】第29回平安S

今回のテーマ

昨年に引き続き中京ダート1,900Mで施行。本来の京都とはコース形態が異なる上、特にコレといったものも見当たらなかったため、過去の結果からの推測(テーマ)は無し。


トラックバイアス分析・展開予想

この中間は降雨が無く、散水も実施無し。金曜朝時点の含水率はゴール前3.3%、4コーナー5.0%とパサパサ。レース当日は昼から弱い雨の予報が出ているが、お湿り程度で馬場に与える影響は軽微の見込み。明確な逃げ馬不在でケイアイパープルかサンライズホープが行っても競り合いにはならず平均ペース想定。それでいて力が要る乾いた馬場となれば前付けが優勢。


全頭分析

【-】カデナ

(+)初ダートの東海Sで直線追い上げて5着。前が止まるなら即出番。
(-)スタートが遅過ぎる。終いの脚は魅力でも届かなければ意味無し。

【△】オーヴェルニュ

(+)昨年レコードで圧勝。東海Sも差し優勢の流れの中前付けで善戦。
(-)アンタレスSが案外の内容。良馬場で速い時計だと伸び負ける。

【-】ケイアイパープル

(+)アンタレスSは早め先頭で差され負け。内枠先行で粘り込み注意。
(-)時計が速いとラストで脚が止まる。道中溜めが入らないと苦しい。

【◎】テーオーケインズ

(+)国内ではほぼ敵なし。前付けで時計通り走れば負けようがない。
(-)サウジCは途中から付いて行けずの完敗。初の59kgも気になる。

【○】メイショウハリオ

(+)マーチSは大外をぶん回して直線突き抜け。時計の裏付けもあり。
(-)左回りだと内にモタれる。スタートも上手くなくアテにならない。

【△】ブルベアイリーデ

(+)東海Sは早めに動いて善戦。もう一段前の位置取りなら通用する。
(-)前走も不利無く走って離された3着。嵌っても勝ち切るまでは。

【-】デルマルーヴル

(+)交流重賞2勝、中央でも重賞2着あり。実績だけはここでも通用。
(-)昨年以降ずっと1秒以上負け。後ろで付いて回るだけで厳しい。

【-】スワーヴアラミス

(+)東海Sは直線差し向けて突き抜け。差され負けた昨年のリベンジ。
(-)このところ行き脚付かず後方からの競馬。展開向かないと苦しい。

【▲】サンライズホープ

(+)前々で押し切ったシリウスSを評価。馬体絞れていれば好勝負。
(-)大跳びで競り合いになると見劣る。他に付いて来られると苦しい。

【-】スマッシングハーツ

(+)同コース2戦2連対。距離短縮のここで捲り気味に差し込めれば。
(-)持ち時計が心許ない。展開嵌っても交わすまではしんどそう。

【-】サンダーブリッツ

(+)遠州灘Sは届かないような位置から激勝。当時の川田騎手騎乗。
(-)前に楽されると届かない。重賞のここで自ら動けるかどうか。

【-】グレートタイム

(+)仁川Sは前々を立ち回って完勝。前に行けるなら普通に通用する。
(-)中京で走らなさ過ぎる。阪神経由で沈んだ東海Sの二の舞懸念。

【-】ダノンファラオ

(+)交流GI勝ち、GIIも2勝の実績馬。前に行って渋太さ発揮できれば。
(-)チャンピオンズCでシンガリ負け不満。中央では速さが足りない。

【-】ヒストリーメイカー

(+)マーチSは勝負どころで一杯になりながら渋太く3着。粘り強い。
(-)アンタレスSは外枠とはいえいい所無し。ズブくなりつつある。

【-】ダンツキャッスル

(+)久々叩いてここ本番。詰めて使ったほうが走るだけに一変注意。
(-)基本的に後ろからの馬でアテにならない。相手も強く埋没する。

【-】ペルセウスシチー

(+)鈴鹿Sも楽に突き抜け。同コース3戦3連対&全て上がり3F最速。
(-)同コース3戦はいずれも湿った馬場。初重賞で楽な相手ではない。


結論

◎テーオーケインズは良馬場で1分50秒を切ってきたチャンピオンズCが強過ぎる内容。サウジCはハイペース追走が嵌らなかっただけでノーカウント。平均ペース追走なら難なく巻き返し。馬格があるし、初の59kgも足枷にはならない。

○メイショウハリオはチャンピオンズCでもいい感じで差してきていたものの、内にササって走り辛そうにしていた。真っ直ぐ走れば突き抜けるというのはみやこS、マーチSで実証済み。後ろから行く馬だが持ち時計があるし普通に狙いが立つ。

▲サンライズホープはハナを奪うと【3・1・0・1】。大跳びな馬で、他に急かされるよりも先頭で競馬をしたほうが楽。プロキオンSでレコード決着を経験した後のシリウスSを勝ったように、フェブラリーSで先行した直後の今回は簡単にハナを奪えるはず。

△オーヴェルニュは良馬場だと時計面に壁がある印象。アンタレスSは直線で上手く内の進路を採りながら伸びを欠いていた。ただ馬群の中の追走は問題無く、内枠を引けたのはプラス。

△ブルベアイリーデは行き差し自由だがいかにも器用貧乏。マーチSはもう一段前の位置が欲しかった。BSN賞で先行して1分50秒3をマークしている馬で、時計の裏付けのある先行馬として注目しておきたい。

◎テーオーケインズ
○メイショウハリオ
▲サンライズホープ
△オーヴェルニュ、ブルベアイリーデ
馬単◎1着流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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