【競馬予想Vol.76】第26回エルムS

今年のプロキオンSは小倉ダート1,700Mで行われたが、これを抜きで考えるとダート1,700Mの重賞はエルムSしかない。めっちゃ貴重な一戦。

2021エルムS過去10年上位3頭脚質・前走レース一覧

2021エルムS過去10年脚質別成績一覧

今年は札幌ではなく函館での施行となるが、ダート1,700Mで行われるのは変わりないので過去10年の結果を参考にしてみる。パッと見ただけで前付けの馬が強いことが分かる。4コーナーで4番手以内にいた馬は【9・10・7・17】、5番手以降の馬は【1・0・3・84】。ハナを奪った馬の複勝率60%は明らかに高い。しかし1着馬は番手若しくは捲りの競馬をした馬から出ている。基本は前付け、後ろから行くなら捲り上げの脚は必須。

前走大外からハナを取り切ったアメリカンシードが内目の絶好枠をゲットでこれがハナ主張。プロキオンSで波乱演出のトップウイナーがこれに続き、レピアーウイット、スワーヴアラミスも前へ。ロードブレス辺りも出来れば前に行きたいし、全体的に前掛かりの流れになりそう。ただ馬場は日曜朝時点で含水率2%以下のパサパサ状態で、基本は前付け。後方から追い上げるなら4コーナーで外前の好位を取れる位の自在性は必須。

人気どころは減点法、人気薄は褒めて伸ばす!

【-】ダンツキャッスル
2走続けて外を回して差し込んで好走。ブリンカー装着後は【2・1・2・0】と安定。今回相手強化で苦しいが、この枠からどう乗るかは楽しみ。

【-】ケイティブレイブ
10週以上の休み明け【2・3・1・0】で久々は問題無し。差しに構えてフェブラリーS2着もある。前が止まるようなら出番。

【▲】アメリカンシード
ベストタッチダウンに先制されたマーチSこそ撃沈したが、平安Sは大外から仕掛けて2着。揉まれると即アウトだけに早めスパートで乗り切りたい。

【○】スワーヴアラミス
毎回手応え劣勢ながら並ばれてからが渋太い。典型的な叩き良化型で、今回は別定56kg、行きやすい内枠ゲット。初ブリンカーで勝負掛かり。

【-】タイムフライヤー
昨年は捲り差しでマリーンS、エルムSと楽勝。今年のマリーンSは前付けで直線沈没。ただ今回差しに構えても馬場的に苦しく、現状打開策無し。

【△】ウェスタールンド
プロキオンSは超高速前残り展開を後ろを付いて回っただけ。行き脚の付かなさは気になるが終いの脚は健在だった。叩いて良化なら。

【◎】ソリストサンダー
かしわ記念は向こう正面で前をカットされる不利が無ければ勝っていた。1,700Mは【3・0・2・1】、今回は先行勢が揃っていて展開妙味もある。

【△】トップウイナー
プロキオンSは超高速で行った者勝ち馬場に乗じての2着も行き脚自体は評価。引き続き人気が無く、小回りで行き切る競馬でもう一丁に期待。

【△】ヴェンジェンス
行き差し自在、捲る競馬で重賞(2019年みやこS)勝ちもある。実績上位なのに1年振りで人気大幅ディスカウント。前がやり合う流れで台頭。

【-】レピアーウィット
アンタレスSは直線入口で先頭の立ち回り、直線で鞭を入れた直後に鞭を落として後退。揉まれる競馬に弱く、外寄り枠で同型多数の今回は買えない。

【-】ロードブレス
平安Sは外枠から前寄りの位置を取りながら直線あえなく沈没。ダートで10週以上の休み明けは3戦全勝で、一息入れてリフレッシュできていれば。

【-】ロードゴラッソ
オープン入りしてからは基本的に後ろから行く馬で、アンタレスSは最後方近くから追い上げて6着。前崩れの展開に乗じたいところ。

【-】オメガレインボー
マリーンSは外から楽に進出しながらスワーヴアラミスに競り負け。今回は相手が揃うし、終始外を回らされそうなのが気になる。

【-】デルマルーヴル
絶対的なスピード不足で付いて回らされる競馬ばかり。マーキュリーCも当初の位置取りのまま完敗。このレース過去10年で4勝の岩田康誠騎手頼み。

◎ソリストサンダー
○スワーヴアラミス
▲アメリカンシード
△トップウイナー、ウェスタールンド、ヴェンジェンス
馬複◎or○流し(9点)、3連複F◎-○▲-○▲△△△(7点)

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