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【競馬予想Vol.362】第12回アルテミスS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 先週の段階から内を空けてのコース取りが目立ち、概ね外差し優勢だった。ただ今週からBコースに替わって傷んだ部分がカバーされるのでフラットで考えたい。

  • ショウナンマヌエラの逃げだが、前走にしても押し出されての逃げでレースを主導する程度。エリカリーシャンとの競り合いは無さそうで全馬一団のスローを想定。少頭数で縦長の展開も考えにくく、4コーナーで後ろのほうにいても勝負に加われそう。


全頭分析

【△】ライトバック

(+)直線前が壁でなかなか追えず、外に持ち出して文字通り弾け跳ぶ。
(-)ゲート出はのっそり、追われてからフラつくなど全体的に粗削り。

【-】ショウナンマヌエラ

(+)新潟2歳Sは単騎逃げで恵まれるも時計大幅更新。ここも行くのみ。
(-)特段速いということもない普通の逃げ。一団の競馬ではしんどい。

【-】ニシノコマチムスメ

(+)スタート決めて好位確保、直線ギリギリまで追い出し待って完勝。
(-)終始外フリーの楽過ぎる競馬。重賞でそこまで楽できるか疑問。

【◎】チェルヴィニア

(+)デビュー戦で勝たれた馬は次走重賞2着。前走は公開調教で楽勝。
(-)2戦共スローで前が残っただけ。今回の体調は木村師も半信半疑。

【-】シュシュトディエス

(+)前進気勢旺盛で4角既に好位確保、直線あっさり抜け出して快勝。
(-)勝ち時計は平凡。行きっぷり良く見えたのは道中緩過ぎただけ。

【▲】ミエノブラボー

(+)デビュー戦はスローで外回し不発。前走は余裕の外差し決める。
(-)スタート普通も行き脚遅い。2戦共外差しで包まれる競馬未経験。

【-】エリカリーシャン

(+)スルっとゲートを出てそのままハナ、終始先頭キープのまま完勝。
(-)先行争い皆無で楽に行き過ぎただけの感。今回は他に同型いる。

【○】サフィラ

(+)デビュー戦は直線捌きミスでラチ接触。前走は外を回して大楽勝。
(-)前走は6頭立てで自由自在。きちんと馬群捌けるかどうかのみ。

【-】スティールブルー

(+)好スタートから中団外待機、直線溜めて一気加速の勝ち方優秀。
(-)1,000M通過62秒8で実質直線だけの競馬。流れた場合は半信半疑。

【-】ラヴスコール

(+)直線外に持ち出し差し切る。体は小さいが弾むような走りをする。
(-)スロー小回りで前にいた分の勝利。今回は広い東京マイルが舞台。


結論

チェルヴィニアはデビュー戦で自らレースを主導してボンドガール(次走サウジアラビアRC2着)とコンマ1秒差、前走は終始馬なりのまま6馬身抜け出し。ここも普通に勝ち負けだと思うが、中間からずっと追い切りが緩いのは気になる。木村師もこんなこと言っちゃう?みたいなことを言っている(下記参照)。

このひと追いが鍵になりそうだ。前走楽勝のチェルヴィニアは美浦Wで6F87秒2-38秒4-11秒4を計時。セラドナイト(3歳1勝クラス)に1馬身遅れ、フランクエフェクト(2歳未勝利)には半馬身先着だった。

はたから見れば問題ない動きだが、木村師は慎重な口ぶり。「暑い時季にしっかり走ったダメージが尾を引き、(体調が)なかなか上向いてこなかった」と調整過程を説明。「能力が高いので、追い切りで動くのは当たり前にできちゃう。パドックなどを見て、最終的にチェックしてもらいたい」とファンに向けて呼び掛けた。

出所:デイリースポーツ(10月26日)

サフィラのデビュー戦は松山騎手のボーンヘッドで勝てたレースを落とした感。詰まらせただけならまだしも、内ラチに接触してむしろよく3着に来たなと言える内容だった。サリオスの全妹でマイルがダメなはずもなく、前付けから勝ち負け圏内。詰まらすなよ松山。

ミエノブラボーの前走ラスト3ハロンの推移は12.3-12.0-11.3の加速ラップ。レースの上がり3ハロン35秒6に対して自身は34秒7。新潟のデビュー戦で負けて、中山のマイルで勝ち上がりというのは一昨年の勝ち馬サークルオブライフと同じ。行き脚が遅くて置かれるのがネックだが、一撃あるならコレ。

ライトバックはデビュー戦で前残り濃厚の展開を一気差し。それもまともに追えたのはラスト1ハロンだけ。レースの上がり3ハロン33秒6に対して自身は32秒8。追ってからモタれるなど粗削りだが瞬発力性能は今回のメンバーに入ってもNo.1。ここは一旦下げての大外回しに期待したい。

◎チェルヴィニア
○サフィラ
▲ミエノブラボー
△ライトバック
馬複4頭ボックス(6点)、3連複4頭ボックス(4点)

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