【競馬予想Vol.380】第59回中日新聞杯
トラックバイアス分析・展開予想
中京はAコース使用3週目。Aコースは7月9日以来の使用で、基本的に内が伸びる馬場。しかし先週のレースを見る限りでは外差しもそれなりに決まっていてフラットといった印象。時計はやや速い程度。
ユニコーンライオンは引退レースということで全力で行くはず。ただ往年の行きっぷりは既に無く、ヤマニンサルバムとホウオウビスケッツの4枠2頭が楽にマーク。後ろから行く馬が多く、前は相対的に楽出来そう。中団より前での決着を想定。
全頭分析
【-】ユニコーンライオン
(+)ここ2戦逃げられず凡退。引退レースとなるここは逃げあるのみ。
(-)ハナ奪えても失速してばかり。引き続きハンデも厳しく静観妥当。
【-】カントル
(+)昨年は出遅れた上に掛かって惨敗。前に付けて折り合えれば通用。
(-)前走はともかくスタート不安定。小倉日経OPはハイペースが嵌る。
【-】ドルチェモア
(+)前付けで重賞連勝の実績馬。久々の格落ち戦で追走は楽になる。
(-)須貝師も匙を投げる低迷っぷり。ハンデも甘くなく今回も厳しい。
【▲】シュヴァリエローズ
(+)カシオペアSは直線大外一気の脚で迫る。今回のコース2戦2連対。
(-)毎回そこそこ止まり。重賞では展開のアシストあっても足りない。
【-】サトノエルドール
(+)白富士Sでヤマニンサルバムらと差の無い競馬。2,000Mで見直し。
(-)2年以上未勝利。オープンクラスで足踏みの現状からして厳しい。
【-】マイネルファンロン
(+)直線大外強襲パターンで波乱を2度演出。嵌った時の末脚は鮮烈。
(-)追走スピードに乏しくほぼ不発に終わる。前が止まる展開待ち。
【△】ヤマニンサルバム
(+)オクトーバーSはスタート決めて楽に押し切る。今回得意の中京。
(-)金鯱賞は2番手からあっさりタレる。競りかけられるとイマイチ。
【○】ホウオウビスケッツ
(+)ダービーは先行してコンマ2秒差。距離短縮のGIIIなら堂々主役。
(-)逃げ切り勝ちしかやっていない。控える競馬で勝てるかどうか。
【-】ユーキャンスマイル
(+)GIIIに限れば4戦連続連対中。格落ち戦で見せる直線一気の脚脅威。
(-)前走は直線全力で追って完敗。相手弱化でも即立て直しは疑問。
【◎】リューベック
(+)中山記念は終始外を通った割に善戦。今回久々だが仕上がり上々。
(-)勝ったレースはいずれも緩い流れ。道中脚溜められるかどうか。
【-】ハヤヤッコ
(+)昨年コンマ1秒差の5着、金鯱賞も4着。中京なら良馬場でも走る。
(-)力はあるが重ハンデで相殺。ここもラストいい脚使って届かずか。
【△】キラーアビリティ
(+)昨年の勝ち馬。前走は休み明けかつ初マイルで何も出来ず度外視。
(-)トップハンデ59kgは見込まれ過ぎ。今年は追い上げ切れるか疑問。
【-】カレンルシェルブル
(+)中京は【2・1・2・1】の得意舞台。捲る脚発揮なら勝ち負け圏内。
(-)行き脚緩く後ろからの競馬。前走は前崩れの展開に乗っただけ。
【-】ジャンカズマ
(+)アルゼンチン共和国杯は差し決着で出番無し。引き続き軽量先行。
(-)丹頂Sはローカル長距離戦かつ超軽量。ここに繋がりそうにない。
【-】ピンハイ
(+)カシオペアSは半年振りの実戦も外差しで善戦。今回ハンデ手頃。
(-)休み明けかプラス体重の時しか走っていない。当日の気配次第。
【-】スパイダーゴールド
(+)昨夏から今年にかけて2,000Mで3連勝。ポテンシャルは侮れない。
(-)不良馬場の新潟大賞典はともかく関越Sが物足りず。下積み不足。
【-】ワンダフルタウン
(+)昨年はコンマ4秒差の8着。鳴尾記念でも4着と復調の兆し伺える。
(-)一昨年の青葉賞以降連対無し。展開向いても勝ち負けには至らず。
結論
リューベックは中山記念で大外枠から終始外を通ってヒシイグアスとコンマ2秒差、内で詰まっていたとはいえシュネルマイスターとタイム差無し。その前の但馬Sではゼッフィーロに勝っている。正直ローカルGIIIでは格が違う。今回久々だが一週前はCW、今週は坂路でそれぞれ自己ベストをマーク。4枠2頭の後ろあたりに付けて直線出し抜く。
ホウオウビスケッツはユニコーンライオンの後ろに付けて直線出し抜くだけの簡単なお仕事になりそう。勝ち鞍はいずれも逃げ切りだが、スプリングSを見る限り番手の競馬も出来なくはない。ダービーは距離が長かったとはいえ展開が向いたこともあってコンマ2秒差の6着。距離短縮は素直にプラス。勢い良く差し込まれた際の対処が怪しいので割り引き。
シュヴァリエローズは内枠を引いた時の成績が比較的良い。今回のコースで2戦2連対だが、いずれも最内枠だった。関越Sでストーリア(中山牝馬Sでスルーセブンシーズの2着)、アドマイヤハダル(毎日王冠4着、天皇賞秋6着)にクビ差。鞍上の佐々木さんというのは知らないけど、2年目でリーディング12位なら上手そう。
キラーアビリティは昨年の覇者とはいえ、以降4戦全敗なら人気薄で放置されても分からなくもない。しかし京都記念と大阪杯は無理ゲー、新潟大賞典は不良馬場、富士Sは無理ゲー&休み明け&初マイルで走れなくて当然。今回はメンバーが相当ショボい。昨年も緩い流れを一突きで制したように普通に走れば上位に来れる。
ヤマニンサルバムは今回と同じコースで行われた寿Sでゼッフィーロに1馬身強の差で勝っている。強いか弱いかで言えば前者。今回はユニコーンライオンが逃げてくれるのでそれに付いて行くだけでいい。金鯱賞のように他からプレッシャーを掛けられると淡泊だが、先に抜け出してしまえば前走の再現がありそう。
◎リューベック
○ホウオウビスケッツ
▲シュヴァリエローズ
△ヤマニンサルバム、キラーアビリティ
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
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