【競馬予想Vol.7】第61回京成杯

全頭1勝馬、12頭中9頭が新馬か未勝利を勝ったばかりで上のクラスの出走経験なし。京成特別(1勝クラス)と言ってしまっても過言ではないレベル。過去の傾向を参照しようにも、現時点でのレベルが低過ぎて分析不能。う~む、何を拠り所に予想すればいいんだろうか。

中山のトラックバイアスは内外フラット。スローなら内ピタ、ハイなら外差しが基本線。前走でハナを奪った馬が3頭いるが、いずれも「先頭にいただけ」の馬で逃げ馬とは言い難い。各馬譲り合いのスロー、1,000M通過はここ2年並みの61~62秒台。内前から先に抜けた者勝ちと予想。

あまりにもネタが無いので調教診断。

【★★★★★】
タイムトゥヘヴン:美浦南Pで5F64秒9-1F11秒9。並走相手を馬なりで引き離し、手応えは最後まで楽なままだった。

プラチナトレジャー:美浦南Wで5F65秒7-1F12秒8。並走相手を置き去りにしたまま、直線で鞭を入れて加速。実戦仕様の好内容。

ラカン:美浦南Bで6F85秒2-1F12秒4。並走相手に併せに行って馬なりでジワジワと離して先着。長めを追ってラストこの反応は好感。
【★★★★☆】

タイソウ:栗東坂路で4F53秒6-1F12秒3。単走馬なりでこの時計は優秀。飛びの大きな走法。やや外を向いて走っていた以外は問題無し。

ディクテイター:2週続けて栗東CWでの追い切り。一週前は6F83秒7-1F12秒6。並走相手と併せ、ラスト強めに追って同入。今週は6F84秒1-1F12秒5。一週前とは逆に外から追って抜きつ抜かれつの同入。

ヴァイスメテオール:美浦南Wで5F68秒4-1F12秒1。3頭併せの真ん中から軽く追って再先着。適度に負荷を掛けた。

グラティアス:美浦南Wで5F67秒5-1F12秒8。並走相手の後ろに入れて溜めを効かせ、僅かに先んじた状態でフィニッシュ。
【★★★☆☆】
アクセル:栗東CWで馬なり単走、6F81秒5-1F12秒9。6ハロンから長めに追った分、終いの動きは至って普通。負荷は十分に掛かっている。

ブラックロータス:美浦南Wで4F67秒4-1F12秒7。やや口向きが悪く、鞍上が促して修正。手綱を押して同入。可もなく不可もなく。
【不明(映像で確認できず)】
テンバガー
タケルジャック
エイカイファントム

◎タイソウは朝日杯FSでレコードが出た馬場で2分5秒7の勝ち時計は遅過ぎなのだが、残り7ハロンから一貫して加速するラップで前付けで楽勝。パワー型ロベルトのモーリスにダイワメジャーの肌、大跳びだが渋太く伸び切る脚。時計が速くなりそうにないここは十分に通用する。

○ヴァイスメテオールも残り6ハロンから一貫して加速するラップで前付けで完勝。直線は後ろを振り返りつつ、後ろからの勢いを確かめながら追う位の余裕があった。管理するのは今話題沸騰(!)の木村厩舎。シルク×ノーザンのこのお馬さんを飛ばしたら丸山騎手には鉄拳制裁が待っている(笑)。

▲ディクテイターは前走逃げ馬の後ろで脚を溜め、4コーナーから動き始めて直線一杯を使ってきっちり差し切り勝ち。レース間隔が開いた分、栗東CWでしっかり追って仕上がり上々。他馬とは違い、先行争いで前に立った経験があるので大外枠からでも臆することなく前に行ってもらいたい。

△タケルジャックは新馬戦は馬群で脚を溜めての抜け出し、前走も自ら矢面に立ち、並ばれてからも食い下がりをみせて3着。逃げ馬ではないので内で脚を溜めて直線解放の競馬をすれば十分勝ち負け。追い切りの映像が確認できなかったが、中2週で負荷は掛かっていると判断したい。

△タイムトゥヘヴンは出走馬中唯一の中山芝2,000M勝ち、2戦連続上がり3ハロン最速をマーク。前走の時計は同日のホープフルSとコンマ2秒差、2着相当。但しモタれ癖があるのと、今回はドスローが見込まれるので、横並びの状態からだとキレ負けしてしまうかもしれない。

△グラティアスは稍重超スローの新馬戦を勝ち上がり。後ろから迫ってきた馬を簡単にあしらった内容から直線ヨーイドンで勝ち負けできるはず。しかしテン3ハロン39秒6は流石に遅過ぎ。レシステンシアの半弟でペースアップは望むところだろうが…。

プラチナトレジャーは出走馬唯一の重賞出走馬。今回のメンバーで内の悪いところを走ってダノンザキッドにコンマ4秒差に迫れる馬は果たしてどれだけいるのだろうか?古馬オープンのサクセッションを瞬時に突き放した今週の追い切り内容も優秀。しかしドスロー濃厚のここで後ろからでは…。

◎タイソウ
○ヴァイスメテオール
▲ディクテイター
△タケルジャック、タイムトゥヘヴン、グラティアス
3連複◎1頭軸流し(10点)、馬複◎流し(5点)


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