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【競馬予想Vol.369】第58回デイリー杯2歳S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 開催が進んで馬場が荒れ始めてきているが、内を立ち回った馬が優位に運んでいる。先週土曜メインのファンタジーS(2歳牝GIII/芝1,400M)は4角外前の馬が勝って、2・3着は内差し。日曜10レースの醍醐S(3歳以上3勝C/芝1,200M)は内差しの馬が1着、12レース(3歳以上1勝C/芝1,400M)は15番人気の馬が内一杯に逃げて2着に入った。

  • 快速馬不在でスロー見込み。その上前日の雨が残って渋った馬場。少頭数であまり関係無いかもしれないが、外よりは内、後ろよりは前が基本戦術になりそう。


全頭分析

【-】クリーンエア

(+)中2週で使った新潟2歳Sも差して3着。終いの脚に見どころあり。
(-)鞭に反応してヨレるなどまだ未完成。真っ直ぐ追えるかどうか。

【◎】ジャンタルマンタル

(+)スタート好反応、直線抜け出してから後ろを振り返る余裕勝ち。
(-)開幕直後で内が残る馬場に道中息が入る流れ。今回はマイル戦。

【-】ナムラフッカー

(+)前々走は余裕の逃げ切り勝ち。スタート速く再びハナ奪って一発。
(-)追いかける競馬だとイマイチ。速い時計を求められるとしんどい。

【○】ダノンキラウェア

(+)好スタートから3番手追走、4角外前から楽な手応えで抜け出す。
(-)直線上がりだけの競馬。ペースアップでも同じ脚使えるかどうか。

【▲】メイショウサチダケ

(+)抜群の行き脚でハナ、快速利かせたまま上がり最速の脚使い完勝。
(-)開幕初日で内前が圧倒的優位。今回は外回りコースで相手も揃う。

【-】テイエムチュララン

(+)小倉2歳Sは時計通り走って負け。距離が延びるここは先手容易。
(-)2勝しているとはいえいずれも九州産馬限定戦。単純に力不足。

【-】ジューンブレア

(+)終始内で脚を溜め、ラストきっちり抜け出す。距離もこなせそう。
(-)最短距離を上手く立ち回った分の勝利。時計自体は平凡そのもの。

【△】フルレゾン

(+)デビュー戦は出遅れ響く。前走は終始外を通って完勝、時計速い。
(-)スタートは上手くない。ここで後手踏んでも差し届くかどうか。

【△】カンティアーモ

(+)煽り気味のスタートも行き脚抜群、直線競り合いから抜け出す。
(-)抜群の手応え有しながら仕掛けてからの反応鈍い。伸びも普通。

【-】エンヤラヴフェイス

(+)デビュー戦は前付けして5馬身差。前走S直後前カットの不利あり。
(-)デビュー戦の時計自体は普通。今回も前に行けるかどうか怪しい。

【-】ナムラエイハブ

(+)前走3か月の休み明けを4角被せ差して楽勝。時計もそこそこ速い。
(-)前走は途中緩む楽な流れ。今回スロー見込みで外追走だと苦しい。


結論

ジャンタルマンタルのデビュー戦は直線抜け出した後鞍上が後ろを振り返るほどの楽勝。スタートも速く、ここも内枠先行で無難に勝ち負け。今回はマイルだが、同じ京都外回りのワンターンで違和感はないはず。溜めて弾ける性能は未知だけに、若干渋った馬場もこの馬に味方しそう。

ダノンキラウェアは勝ち時計が遅く、直線だけ追われただけの内容。しかし今回も同じような展開が想定されるだけに買いを入れておかなければならない。GI馬ダノンスコーピオンの全弟が時計が速くなっただけで転ぶとは考えにくい。

メイショウサチダケはスタートがかなり速く、先頭で脚を溜めて上がり最速の逃げ切り勝ち。スピードタイプではないが競馬が上手い印象。今回も他が行かないならこの馬が先頭で、展開も向きそう。展開が向きそうなのに9番人気(土曜10時時点)は無いだろうと思った。

フルレゾンはスタート性能と枠を考えると相対的に後ろからの競馬になりそう。デビュー戦は思いっきり出遅れての差し損ねで度外視。前走はそこそこ流れたところを差し切ったが、デビュー戦の内容を見る限り溜め差しの適性も高い。ステイゴールド系オルフェーヴル産駒なら渋った馬場もOK。

カンティアーモも溜めて弾ける適性は不明。ただレコード勝ちで3着以下を7馬身離し、1秒5も負かしたホウオウプロサンゲがアイビーSで2着していることからしてかなり強い可能性がある。ただ川田騎手がダノンキラウェアを選んだということは「そういうこと」なのだと思う。

◎ジャンタルマンタル
○ダノンキラウェア
▲メイショウサチダケ
△フルレゾン、カンティアーモ
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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