見出し画像

【競馬予想Vol.374】第10回ラジオNIKKEI杯京都2歳S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 先週に引き続きCコース使用。馬場の内は荒れているが内突きもそれなりに通用している。馬場はフラット。

  • 出走14頭中9頭が前走4コーナーで2番手以内という先行馬だらけの一戦。オールナット、ホウオウプロサンゲ、カズゴルティスは何が何でも逃げるというタイプでもなく、ただまとまりもなく全馬団子状態で推移。スロー一団からの決め手勝負。


全頭分析

【-】オールナット

(+)スッとゲートを出てハナ、直線ノーステッキでラスト流して楽勝。
(-)重馬場かつ1,000M通過65秒3の超スロー。競り合いでは未知数。

【-】ルカランフィースト

(+)ロケットスタートから2番手追走、ラスト200M手前で追って完勝。
(-)実態はスローの前残り。ペース流れても同じ競馬できるかどうか。

【△】キープカルム

(+)デビュー戦は無理ゲーの2着。前走は直線余裕を持って競り勝つ。
(-)10月デビューで早くも3戦目。使い詰めで余力残っているか心配。

【-】ダノンデサイル

(+)デビュー戦は行き脚付かず終始後手、前走は直線3頭併せを制す。
(-)スタートは若干怪しい。弱い相手に先行して流れ込んだだけの感。

【○】シンエンペラー

(+)スタート好発から一旦控え、直線内から楽に抜け出す。好センス。
(-)頭が高かったり手前を替えないなど所々粗削り。完成はまだ先か。

【-】パワーホール

(+)デビュー戦はハナ奪って楽勝、前走もインベタで難なく2着確保。
(-)2戦続けて単調な前残り決着。早めに来られた時の対処は未知数。

【△】ギャンブルルーム

(+)デビュー戦は直線内通って楽勝。前走はタフな条件で3着に残す。
(-)4コーナーで置かれた前走物足りず。溜めないと良い脚使えない。

【-】コスモエスメラルダ

(+)外枠から前付け、外を立ち回って完勝。いい脚を長く使うタイプ。
(-)鞭が入ってもジリジリとしか伸びない。トップスピードは今一つ。

【▲】ホウオウプロサンゲ

(+)アイビーSは直線リード広げる逃げ打つも惜敗。使う度良化示す。
(-)脚高く上げてストライドの狭い走り。距離延びて良いと思えない。

【-】プレリュードシチー

(+)前走直線で外から擦られながらも抜け出す。競り合いで真価発揮。
(-)デビュー戦は勝ち馬に翻弄されての完敗。単純に相手強化が課題。

【-】コスモキュランダ

(+)デビュー戦は一応無理ゲー。2戦目以降は行き脚が強化され安定。
(-)前走は重馬場の前残り決着。決め手無く上がり速くなると苦しい。

【-】ディスペランツァ

(+)4角押し上げでデビュー戦はガス欠も前走はそのまま突き抜ける。
(-)2戦共大外枠から行き遅れる。前の馬に先に抜けられると苦しい。

【◎】サトノシュトラーセ

(+)デビュー戦は内から渋太く伸び、前走は直線向いて先頭の大楽勝。
(-)前走は5頭立ての楽な競馬。レース運びは上手いが実力は未知数。

【-】カズゴルティス

(+)スタート間もなくイン確保、4角急かされるもしっかり逃げ切る。
(-)ゴール前際どく迫られる。インベタで行けてこれでは物足りない。


結論

サトノシュトラーセはデビュー戦でショウナンラプンタ(前残りの東京スポーツ杯2歳Sで最後方から突っ込んで4着)にぶっ千切られたものの、内から渋太く伸びて2着。続く未勝利戦は4角外前から直線に向いた途端勝負を決めに動いて圧勝。スロー一団見込みの外枠は少々痛いが、ここまで少頭数の競馬しかやっていないだけに揉まれにくい分むしろ良いかもしれない。

シンエンペラーは凱旋門賞馬ソットサスの全弟という大物、という見かけだけかと思いきやデビュー戦を難なく楽勝。ラスト3ハロンの推移が11.9-11.1-11.0と加速している中で前で押し切っているのは軽くヤバい。しかしレース振りをよく見ると頭が高かったり途中まで手前を替えていなかったりと所々粗削り。案外脆さも同居していそう。

ホウオウプロサンゲはレースを重ねる毎に動きが軽くなっている。アイビーSではレガレイラ(デビュー戦でパワーホールに1馬身半先着)に先着。自ら先導役を買って出て上がり3ハロン33秒2は優秀。脚を高く上げて小刻みに走る走法からして距離延長は微妙な気がするものの、今回はキャリアの差がモノを言いそう。

ギャンブルルームはデビュー戦で通ったコースが嵌ったとはいえレースの上がり3ハロン34秒2で自身は33秒7、次点の馬より1秒以上速い脚を使った。札幌2歳Sは前に行った者勝ちで追い上げが効かない馬場だったので度外視。しかし4コーナーで手が激しく動いていたのは事実で、脚が溜まらないとジリっぽいところがあるかもしれない。

キープカルムはデビュー戦でジャンタルマンタル(デイリー杯2歳S勝ち)と当たる無理ゲーで差し届かず2着。前走は直線に向いての一騎打ちを余裕をもって退けた。前々に付けて切れる脚を使う馬。今回はスロー濃厚なので内枠を引けたのは良い。デビュー戦を落としたことで1戦余計に使ってお釣りがあるかどうか。

◎サトノシュトラーセ
○シンエンペラー
▲ホウオウプロサンゲ
△ギャンブルルーム、キープカルム
馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?