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【競馬予想Vol.443】第31回平安S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 京都は今週火曜以降降雨無し。木曜に散水を実施しても金曜朝時点の含水率は4~5%と乾燥。グリップが効きにくくなることで後ろからではしんどそう。

  • 内枠に入ったミトノオーの逃げ。スタートが速いサンデーファンデー、前走大外から前に行ったスレイマン、同じく前走大外から出鞭を入れてハナを奪ったメイショウフンジンと前が賑やか。馬場が乾燥しているので基本は前だが、3~4コーナーの下りを使った好位勢の差しを狙いたい。


全頭分析

【-】テンカハル

(+)いい脚を長く使う。関西圏でも甲南Sで外差しでコンマ1秒差あり。
(-)後方から外を回すスタイル。前の馬に頑張られると差し届かない。

【-】ミトノオー

(+)マーチSはG前差されたものの3着以降は離す。ハナ奪って渋太い。
(-)今回はメイショウフンジンと競合。絡まれて共倒れの懸念あり。

【-】メイプルリッジ

(+)是政Sは稍重ながら今年の東京最速時計。時計詰めて勝利は好感。
(-)神無月Sでオーロイプラータに完敗の3着。初重賞で相手強化課題。

【-】サンデーファンデー

(+)スタート・行き脚共に速い。平城京Sは同型多く共倒れで度外視。
(-)今回も前に行きたい馬が多い。共存して居残るのは困難な状況。

【△】ハギノアレグリアス

(+)GII・GIIIでは崩れず安定。昨年からシリウスS差し切り勝ち上積み。
(-)位置を取ると詰め甘くなる。如何に差す形に持って行くかの勝負。

【▲】ハピ

(+)ダートでは重賞級と再三接戦。前走競走中止の影響無ければ通用。
(-)相手強いとはいえ勝ち切れない。勝ちに行って差される展開心配。

【△】ミッキーヌチバナ

(+)アンタレスSは4角早めに押し上げて完勝。自在性発揮で連勝視野。
(-)行き脚遅く序盤置かれがち。馬群を捌けず差し損ねの懸念は残る。

【◎】スレイマン

(+)アンタレスSは前付けで僅差2着。ブリンカー装着で前進気勢増す。
(-)平城京Sは終始外を通らされて完敗。行き切れないと脆い面あり。

【-】カフジオクタゴン

(+)平城京Sは出遅れ&22kgの太目残り。行き脚付けば見せ場は作る。
(-)レパードS勝ち以降詰め切れないレース続く。嵌っても善戦まで。

【-】グロリアムンディ

(+)昨年は早めの競馬で2馬身半差の完勝。GIで根負けもGIIIなら主役。
(-)前走も勝負どころで早くも脱落。行きっぷりの悪さが気になる。

【-】ゼットリアン

(+)平城京Sは外枠から4角外回しで届かず。中団を取って巻き返し。
(-)オープンに上がってからの4戦が頭打ちの内容。下積み足りない。

【-】メイショウフンジン

(+)前走大外から出鞭入れてハナ、直線並ばれ差し返す。粘る脚脅威。
(-)昨年は2番手追走で1秒差の5着。今年はミトノオーの存在が厄介。

【-】クリノドラゴン

(+)ブリリアントSは前残り決着で何も出来ず。馬場湿るなら一考。
(-)相変わらず後方追走一手。追い上げる脚も低調で現状打つ手無し。

【△】オーロイプラータ

(+)カノープスSは4角大外の外をぶん回し3着。前が止まるなら出番。
(-)行き脚緩く簡単に置かれる。末脚強力だが戦法はワンパターン。

【-】ヴィクティファルス

(+)アンタレスSは追い切り動き過ぎた反動。実績ある京都で見直し。
(-)東海Sも前2頭に離されての完敗。ダートはこなす程度でしかない。

【○】バハルダール

(+)舞鶴Sは今年の京都2位の好時計。直線一気に詰め寄った雅S評価。
(-)乗り役の技量に左右される。テン乗りの水口騎手の乗り方次第。


結論

スレイマンはブリンカーを装着してから大崩れ無し。前走は16頭立ての大外から強気に先行、直線先に抜け出して勝ちに行ってクビ差。1kg余分に背負っていたとはいえ重賞実績馬ハギノアレグリアスにコンマ3秒差を付けた。新装京都は砂質が重くて上がりを要し、乾燥すると差しが効き辛い。今回は中央8番枠からのスタートで、ミトノオーの後ろに入って直線内から出し抜くお仕事に期待したい。

バハルダールは早め進出を得意とする馬で、京都の3コーナー過ぎからの坂が戦法にベストマッチ。仁川Sは大外枠発走からそのまま壁無しで突っ切っただけで度外視。今回は坂路・CWコース共に自己ベストの時計が出ていておそらく勝負懸かり。昨年7勝、今年も今のところ4勝止まりの水口騎手というのがどうかだが、池江厩舎の専属騎手だし大丈夫でしょ(適当)。

ハピはウィリアムバローズ(東海S勝ち)、ペプチドナイル(フェブラリーS勝ち)、オーサムリザルト(6戦全勝でエンプレス杯勝ち)とコンマ1秒差の競馬をしているだけにダートに戻るここで軽くは扱えない。中2週で大阪-ハンブルグC、そこから中2週で天皇賞春、更に中2週でここという舐めたローテの分割り引くが、能力的に重賞の1つや2つは獲れる器。

ミッキーヌチバナは前走スレイマンとハギノアレグリアスの前残りワンツーを差し切っての勝利。上がり3ハロンはこれら2頭より1秒近く速く、着差はクビ差でも内容は段違い。京都でも御陵Sでバハルダールを差し切っての勝利があり申し分なし。但し直線勝負に出たい馬で、阪神よりロングスパート適性寄りの京都だと間延びしそう。

オーロイプラータは大外をぶん回して大外から差す競馬しか出来ないのが難点だが、今回と同じ舞台のカノープスSでレースの上がりより1秒5も速い脚で突っ込んでコンマ2秒差。前走は芝スタートかつ内枠で無駄が多かった割にコンマ5秒負けで済んだ。今回はミトノオーを筆頭に前に行きたい馬が揃っていて、前が早仕掛けに出てくれれば喰い込みも一考。

ハギノアレグリアスはGII以下で【1・3・1・0】と安定しているが、前走のように位置を取ると詰めが甘くなる。ミッキーヌチバナやスレイマンより1kg余分に背負っていたことを考慮してもコンマ3秒差は決定的な着差。今回は位置関係的に差し構えそうだが、昨年も差してコンマ4秒負けということでアタマまではしんどそう。実績を尊重しても抑えまで。

◎スレイマン
○バハルダール
▲ハピ
△ミッキーヌチバナ、オーロイプラータ、ハギノアレグリアス
単勝◎(1点)、馬複◎流し(5点)、3連複F◎-○▲-○▲△△△(7点)

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