【競馬予想Vol.101】第24回富士S

昨年からGIIに引き上げられたマイルCSの前哨戦。GIII時代を含む過去10年のレース傾向は大体こんな感じ。

・ディープインパクト産駒が【4・4・4・10】、単回値111、複回値147と絶好調。3着以内に来なかったのは不良馬場だった2017年とそもそも出走が無かった2011年のみ。
・若駒優勢。4歳馬が【5・4・2・12】、単回値106、複回値131となる一方、6歳以上馬は【0・1・0・51】、単回値0、複回値3。唯一連対したのは2017年2着イスラボニータ(6歳)。
・前走重賞組は【9・10・7・85】、単回値42、複回値68。前走非重賞組は【1・1・3・72】、単回値15、複回値44。

「重賞を経由した若いディープインパクト産駒」。そんなのいるのかよ、っていたわ。アルジャンナ。しかも4歳。これはもう買うしかないっしょ。

フォルコメンがハナも飛ばしていく感じはない。バスラットレオンのスタートが決まっても競り合いまではいかない。ロータスランド、ラウダシオン、ボンセルヴィーソ、サンライズオネスト、ダノンザキッド辺りが好位を形成。例年よりはペースが落ち着きそうで、展開的には前が優勢。差し込むにしても中団より前でないと届かないか。

【▲】ソングライン
関屋記念は良馬場でも前日の雨が残る馬場状態で、控えて追い上げ切れず。それでもコンマ2秒差なら及第点。内で揉まれても捌けるかが焦点。

【-】ザダル
新潟記念は行き脚が今一つだった上、完全外差し決着の前に沈黙。溜めて弾ける馬ではないので、流れが緩そうなここも伸び悩みそうではある。

【-】マイラプソディ
前走でマイル戦にも目途が立ったとはいえ、差し切るところまでは行かず。ワンターンコースでは善戦止まり。

【-】バスラットレオン
このところスタートが安定せず、京成杯AHは付いて回るだけだった。出遅れ癖のある馬は繰り返すので手を出しにくい。

【◎】ロータスランド
ワンターンコースで4連勝中。関屋記念はスタートを決めた上で内ピタ先行で楽勝。ここも同じことをすれば安泰。

【-】ハッピーアワー
現役屈指の出遅れ屋。確実に出遅れて後ろから行って届かずを繰り返すだけの馬。ハイペースで前が止まってくれない限り出番無し。

【-】タイムトゥヘヴン
完全前残りのNZトロフィーで外から差してきて2着。ここ2戦は距離不適、マイル戦で見直し必要も古馬を凌ぐまでの力は感じない。

【-】ラウダシオン
安田記念は直線で前をカットされる不利があり、セントウルSはテンから速い流れで付いて回るだけ。揉まれ弱いところが見え隠れするのは気掛かり。

【-】ダーリントンホール
ダービー以来となった中山金杯は4コーナーで失速してシンガリ負け。今回はそれ以来の実戦。順調さを欠いていて何とも言えない。

【○】アルジャンナ
エプソムCは慣れない前付けの競馬で直線全く弾けず。溜めれば弾けるのはマイラーズCで確認済み。前走大敗が煙幕になっているここは狙い目。

【-】ボンセルヴィーソ
内枠先行で幾度となく穴を開けている伏兵馬。今回は外寄りの枠を引いた上、強い前付け馬がいて恵まれそうにない。

【-】フォルコメン
前走でようやく自己条件をクリア。ブリンカー着用が良い方に出た感じ。ここも行こうと思えば行けるメンバー構成。ただ力が足りない。

【-】ソーグリッタリング
ダービー卿CTは調教パターンを変えても馬具を付けても効果無し。今回はブリンカーを試してきたが、馬にやる気が感じられないのは気掛かり。

【△】ワグネリアン
少なくとも昨年の宝塚記念と今年の大阪杯は重い馬場でノーカウント。マイル戦は何とも言えないが、府中の軽い芝なら普通に走る。

【-】サンライズオネスト
水無月Sは前付けから後方勢の差し込みを抑えて押し切り。相手強化で距離延長、直線が長いここではしんどい。

【-】ダノンザキッド
弥生賞、皐月賞共にレース前の消耗が激しく、皐月賞は4コーナーを迎えるまでに終了。古馬相手のマイル戦で通用するのかという懸念も残る。

【△】サトノウィザード
毎回出遅れるのが問題だが、関越Sは比較的まともにゲートを出て大外一気を決めた。今回は最後の枠入りになるし、前走と同じことをしてどこまで。

◎ロータスランド
○アルジャンナ
▲ソングライン
△ワグネリアン、サトノウィザード
馬複5頭ボックス(10点)

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