【競馬予想Vol.24】第16回夕刊フジ賞オーシャンS

先週の阪急杯は栗東坂路で2週連続で抜群の時計をマークしていたレシステンシアがレコードで完勝。今週も似たようなお馬さんが出てくる。「夢の血統」カレンモエ。

20210306オーシャンSカレンモエ中間追い切り時計

この馬も攻め駆けするが、一週前はラスト2ハロン共に11秒台。今週は輸送を控えてセーブしたものの2週続けて加速ラップを踏んでラスト1ハロン11秒6、体幹ブレずに真っ直ぐ登坂してきた。鞍上は先週レシステンシアに騎乗した北村友一騎手。先週と同様、内前ポンであっさり決めてきそう。

明確な逃げ馬不在で内からビアンフェが先制するか。アルピニズム、カレンモエといった人気どころもすんなり前へ。テン3ハロンは例年並みの33秒台。後ろから行く馬が多く、基本的に前で流れに乗った馬に向きそう。外差しなら極限の末脚が求められる。

◎カレンモエが連対できなかった3戦はいずれもスタート後に上り坂がある京都で、下りしかない小倉や基本的に下りの阪神では前付けで堅実に走っている。前走・京阪杯は前付けした馬の中で唯一残っており高評価。スタート直後から下っていく中山で待望の重賞獲りへ。

○アイラブテーラーは前走スタートを決めたにも関わらず後ろに下がっていったように道中行き脚が付かないので、スタート直後から下りで嫌でも加速が付く中山が嵌るかもしれない。好走は専ら外枠を引いた時で、中団辺りを取れれば難なく突き抜けそう。

▲アルピニズムは勝浦特別こそ出遅れからリカバリーして直線伸びなかったが、ここ3戦は行き脚が付いて内前を取り付けて安定。美浦坂路での追い切りもカレンモエに引けを取らないレベルで動けている。ただ持ち時計は大したことがなく、重賞ではまだ荷が重いかもしれない。

△アストラエンブレムは京成杯オータムハンデで前付け凡退後、距離短縮のラピスラズリSで大外一気の差し切り勝ち。嵌った後で手を出すのは気まずいが、この馬も一週前に美浦坂路で4F49秒9-1F12秒2の猛時計、今週も4F51秒0-1F12秒8と好調持続で引き続き買いで良さそう。

△ビアンフェはスプリンターズSで散々枠入りをゴネた挙句、モズスーパーフレアに執拗に絡んでいって自爆。テン3ハロン32秒8で入って持つわけがない。今回は玉抜き初戦。他に先手を主張しそうな馬は見当たらないし、自制を効かせることができれば内ピタ先行で巻き返し可能。

☆カイザーミノルは前走内前祭りの阪神で4コーナー外から綺麗に突き抜け。このレースでは過去10年、前走から200Mの距離短縮となる馬が【0・4・3・14】とそこそこ走っているし、アイラブテーラーとの比較でも前走の時計はこちらのほうがコンマ1秒速い。

◎カレンモエ
○アイラブテーラー
▲アルピニズム
△アストラエンブレム、ビアンフェ
☆カイザーミノル
馬複◎流し(5点)、ワイド☆流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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