【競馬予想Vol.325】第59回CBC賞

今回のテーマ

京都競馬場改修工事の影響で2020年は阪神、一昨年と昨年は小倉で代替施行。コース形態が似ても似つかないため、テーマ予想は無し。


トラックバイアス分析・展開予想

  • 今週は火曜に晴れた以外はずっと雨、木曜以降は連日20~30ミリの雨を記録。先週土曜・日曜と火曜に散水を実施、月曜に芝刈りを実施。含水率は4コーナー14.0%、ゴール前13.1%、日曜朝時点のクッション値は8.7。前日のクッション値は6.3だったので、前日とは全く違う馬場と考えたほうが良さそう。日中は晴れて良馬場想定。

  • 今開催は前半4日がAコース、後半4日はBコースを使用。土曜の芝は7レース中5レースで逃げた馬が連対、内ピタの逃げ残りが頻発。渋って重くても基本に忠実な馬場。良馬場になれば前残りに拍車が掛かりそう。

  • ペース想定:平均~やや速い(テン3ハロン33秒台後半)

  • テイエムスパーダの逃げ。昨年はパンパンの良馬場でスタートから下る小倉、48kgの超軽量で止まりようがなかったが、今年は水分の残る馬場で直線に坂があり、昨年より7kg増しではペースメイクだけで終わり。速い流れでもタレない先行勢の押し切り。


全頭分析

【△】ヨシノイースター

(+)鞍馬Sは出遅れ&4角大外回しで差し損ね。内枠先行で巻き返し。
(-)前々走もスタート出負け気味。ここも後ろからになると敵わない。

【-】タイセイアベニール

(+)昨年の函館スプリントSで内突いて波乱演出。中京でも好走あり。
(-)基本後ろからの馬でアテにならない。展開嵌っても2~3着の実力。

【○】エイシンスポッター

(+)鞍馬Sは直線馬群の真後ろから捌いて出てきて楽勝。決め手強烈。
(-)行き脚付かず真後ろに置かれる。前が止まらないようだと苦しい。

【-】サンキューユウガ

(+)水無月Sは内前馬場で外差しの5着。中京得意、初ブリンカー着用。
(-)ハンデ考慮しても実力差否めない。内を使う等しないと通用困難。

【-】テイエムスパーダ

(+)昨年は他を寄せ付けない圧倒的な日本レコードV。スピード断然。
(-)昨年は超軽量&超高速の小倉。中京では過去2戦惨敗と通用せず。

【▲】スマートクラージュ

(+)好位を取れるスピードあり。鞍馬Sは不良馬場で前受けして善戦。
(-)前に行けるが取りこぼし多い。後ろから一気に来られると苦しい。

【-】アビエルト

(+)水無月Sは前にいないと論外な馬場。軽量活かした先行策で妙味。
(-)自己条件すら突破できずで今回の相手はキツい。付いて回るだけ。

【◎】マッドクール

(+)シルクロードSで後のGI連対馬2頭と接戦。GIIIなら抜けた存在。
(-)実績に比べてハンデが重い。前受けしてラスト甘くなりそう。

【△】トゥラヴェスーラ

(+)高松宮記念で3年連続コンマ2秒以内。今回距離短縮の格落ち戦。
(-)2年半の間未勝利。今年の高松宮記念は内突きで奇襲の域を出ず。

【-】ジャスパークローネ

(+)重たいハイペースを2回押し切り。森厩舎らしい直前坂路猛時計。
(-)重賞は4戦して全て二桁着順。函館スプリントSもシンガリ負け。

【-】ディヴィナシオン

(+)オーシャンSでエイシンスポッターに先着。川田騎手と好相性。
(-)大外ぶん回ししかできないのが問題。ここ同型に強い馬おり苦戦。

【-】サンライズオネスト

(+)セントウルSでレコード決着の3着評価。スピードはここでも上位。
(-)安土城Sは最内突くも完敗。左回りでは9戦して連対無しと苦しい。


結論

マッドクールは内前絶対有利のシルクロードSで内を通って3着。先着を許した2頭は次走高松宮記念でワンツー。春雷Sで負かしたキミワクイーンは次走函館スプリントSを勝利。1週前にコースでラスト2ハロン11秒3-11秒3、直前坂路はラスト1ハロン1秒加速。対戦馬の質とこの仕上がりで負ける画が思い浮かばない。唯一、重賞未勝利の割にハンデが重い(58.5kg)のが気になる位。

エイシンスポッターは最終的に差してこれる強い馬だが、知立Sはマッドクールに届かずコンマ2秒負け。鞍馬Sは馬群の後ろから直線捌いて出てきての突き抜けで相当強かった。この開幕週の内前馬場でも前走と同じ競馬が出来るならこの先GIの1つや2つは楽に取れる。

スマートクラージュは差し決着だった昨年の淀短距離Sで先行勝利、京阪杯は8か月振りの実戦で先行して3着。鞍馬Sも半年振りの実戦でエイシンスポッターに1kgあげた上で先行してコンマ4秒負け。叩き2戦目で開幕週の前残り馬場なら十分逆転可能。

トゥラヴェスーラは高松宮記念に3年連続出走して4着・4着・3着。今年の高松宮記念は最内を突く奇襲で波乱をアシスト。京王杯スプリングCは直線内で壮絶に詰まって何も出来なかった割にコンマ6秒しか負けなかった。少頭数のここは大外をぶん回して着を拾ってきそう。

ヨシノイースターは鞍馬Sで出遅れて4コーナーで外を回す羽目になり詰め切れず。昨年のファイナルSで内から出てきてエイシンスポッターとアタマ差の2着があるだけにこの内枠は好感。重賞初出走で格下感は否めないが、スタートを出て前に行ければ楽しみはある。

◎マッドクール
○エイシンスポッター
▲スマートクラージュ
△トゥラヴェスーラ、ヨシノイースター
3連複◎1頭軸流し(6点)、3連単F◎○→◎○⇔▲△△(12点)

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