【競馬予想Vol.12】第61回きさらぎ賞

新春中京開催は今日でラスト。今年のきさらぎ賞は中京芝2,000Mという本来とは似ても似つかぬ環境で行われるので、過去の傾向はスルー。

とりあえず前日土曜日の芝全レース(5・7・8・10レース)の結果からトラックバイアスを確認しておく。

20210206中京5R

20210130中京7R

20210206中京8R

20210206中京10R

上位馬(黄:1着、青:2着、緑3着)の位置取りをみると、開催最終週らしく外差しが優勢。但し後ろ過ぎはダメで、4コーナーで前フリーの位置を確保していることが望ましい。ラチ沿いはみんな避けて走っているものの、そこから2~3頭分外は伸びるようで、10レースのエルフィンSは内から伸びた2頭が波乱を演出した。

タガノカイの逃げにランドオブリバティが絡んで多少はペースアップしそうだが、それでも緩い流れが濃厚。少頭数で全馬一団、直線での決め手比べの様相。結局のところは通ったコースで差が付きそう。

◎ラーゴムは加速が鈍いものの、一度加速が付けばどこまでも伸びる。アイビーSではオーソクレースにスパッと交わされた後、ゴールにかけて再度追い詰めていた。跳びが大きな馬で助走距離は長ければ長いほど良く、3コーナーから下りになる中京はプラス。

○ショウナンアレスは前走4コーナーで先頭を窺う位置で持ったまま、先頭に立った後は2着馬を適当にあしらっての余裕勝ち。外回りコースで前に付けて3連続連対、それでいて決め手も完備。今回乗り替わりだが、この開催で福永騎手に次ぐ勝ち鞍をマークしている松山騎手ならむしろプラス。

▲ダノンジェネラルは新馬勝ちのみだが、その新馬でマークした上がり3ハロンは33秒4。今回は中山で勝ち負けした馬が人気の中心になっているが、決め手重視で東京や阪神・京都外回りで速い上がりを繰り出したことがある馬を評価したいので、キャリア1戦でもこの馬を推したい。

△ドゥラモンドは前々走のアスター賞で加速ラップ(ラスト4ハロン12秒5-12秒1-12秒2-11秒8)を差し切っていて、今回のコース形態と合いそう。前走がハイペースのレコード決着だったのが余計で、スロー濃厚のここで折り合いが付けばといったところ。

△ランドオブリバティは逸走対策としてハミ芯が折れない特殊なハミ(ジェーンビット)に変更。ホープフルSはまともに直線に向いていれば、と思わせる絶好の手応えだっただけに、ここであの4コーナーの続きを見たいところだが、全馬一団からの差し比べが想定される今回は微妙。

△ヨーホーレイクは前走スタート後にフラついて後ろからの競馬になり、直線で末脚を伸ばして3着。全兄よりも大型で距離の融通が効いているものの反応はやや鈍い。クロウキャニオンの仔は使い減りするので、前走以上のパフォーマンスが出せるかは懐疑的に見ている。

◎ラーゴム
○ショウナンアレス
▲ダノンジェネラル
△ドゥラモンド、ランドオブリバティ、ヨーホーレイク
馬連◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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