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【競馬予想Vol.382】第75回阪神ジュベナイルフィリーズ



トラックバイアス分析・展開予想

  • 土曜の芝のレースは6戦全て4コーナー3番手以内の馬が勝利。2~3着も中団より前に付けた馬で占められ、完全に先行有利の馬場。メインのリゲルS(3歳以上OP/芝1,600M)は1分33秒0で決着しており、今年も馬場は軽くて速い。

  • テリオスルルの逃げ。キャットファイトも内枠から前へ。ペースはさほど上がらず、中団以降は身動きが取れなさそう。外を回すと届かない馬場だけに、内前から速い時計を繰り出せそうな馬を狙い打ちたい。


全頭分析

【-】コスモディナー

(+)クローバー賞は終始外通って楽勝。今回最短距離通って激穴提供。
(-)重たい洋芝の勝ち上がり。速い時計出る阪神の馬場への対処疑問。

【-】クイックバイオ

(+)ファンタジーSはハイペースで置かれる。流れ緩めば巻き返しも。
(-)前走も出遅れ。スタートが怪しく多頭数の今回も取り残されそう。

【○】キャットファイト

(+)オール野芝のアスター賞をレコード勝ち。内枠先行で押し切る。
(-)デビュー戦は出負けして内で伸び悩む。多頭数で脆さ再発不安。

【-】ニュージェネラル

(+)スタートダッシュ決めて終始内を立ち回る。レース運びは上手い。
(-)後続に迫られての辛勝で時計も平凡。今回は人馬共に経験の場。

【-】スプリングノヴァ

(+)サフラン賞は直線内からきっちり抜け出す。瞬時の加速性能優秀。
(-)ゴール前は逆に際どく詰められる。直線長い阪神外回りでは不安。

【-】ステレンボッシュ

(+)サフラン賞は4角外を回した分の負け。赤松賞は直線外通し完勝。
(-)外差しオンリーかつ仕掛けに対する反応も鈍い。踏み遅れ懸念。

【◎】アスコリピチェーノ

(+)ストライド大きく直線長いコース向き。栗東滞在で仕上げも万全。
(-)外差ししかやっていない。前走マシだったとはいえスタート下手。

【-】プシプシーナ

(+)前で流れに乗り2連勝。小柄だが併せられても怯まない強さある。
(-)前走内回りスローでラスト捕まりかける。上積みに期待できない。

【-】テリオスルル

(+)ハナ奪う速力評価。サフラン賞は出入りある流れで直線盛り返す。
(-)前走は牡馬の強豪相手とはいえあっさり沈没。基礎能力に疑問。

【-】コラソンビート

(+)デビュー戦は無理ゲー、以後3連勝。現時点での完成度は上位。
(-)前走はハイペース差しが嵌った感。溜め差し性能は標準レベル。

【▲】スウィープフィート

(+)白菊賞は緩い流れで4角大外に振って僅差。阪神外回り合いそう。
(-)外を回す競馬ばかり。馬の性能高いだけに騎手の技量が問われる。

【△】シカゴスティング

(+)スピードは上位。ファンタジーSはG前内から押される不利あり。
(-)前走は内を立ち回って差し向けても3着まで。今回更に相手揃う。

【-】カルチャーデイ

(+)ファンタジーSは直線先に抜け出しレースレコードにコンマ1秒差。
(-)前走は内前有利馬場に乗っただけ。外回りのマイルで再現は疑問。

【△】サフィラ

(+)阪神外回りの未勝利戦は圧勝。アルテミスSは無理ゲー相手の2着。
(-)末脚依存型で圧倒的な強さは感じない。勝ち切りまでは半信半疑。

【-】ナナオ

(+)もみじSはスタート決めてそのまま。小細工抜きで前付けで残す。
(-)前走は少頭数行った行ったの凡戦。高速馬場のマイルでは厳しい。

【-】ルシフェル

(+)萩Sはラスト加速して完勝。溜めて弾ける脚はワンターン向き。
(-)前走4角で若干モタつく。外回り合うにしてもマイルでは忙しい。

【-】ミライテーラー

(+)オキザリス賞は直線沈みそうになりながら盛り返す。根性ある。
(-)いきなり芝GI挑戦は無謀。速さ平凡で付いて行けるかすら怪しい。

【-】ドナベティ

(+)すずらん賞は下げて外回して完勝。大外枠はかえって好都合か。
(-)前走は内伸びワンツースリー。マイルで外差し決めるのは困難。


結論

アスコリピチェーノは末脚鮮烈でもスタートが緩いという弱点持ちだったので新潟2歳Sで軽視したものの、普通に中団につけて差し切り勝ち。あの位置で競馬出来るならここも勝ち抜け濃厚。ただここまでの2戦はいずれも外フリーの楽ちん競馬で、多頭数のここで中団外フリーを確保できるかは未知数。久々でこの人気なら切って妙味かもしれない。

キャットファイトはアスター賞で今回の予行演習済み。新潟の未勝利戦で直線捌く競馬もやっているし、包まれてやる気が無くなるという心配も低減。デビュー戦こそスタートが甘く何も出来ずに終わったが、スタートさえ決まれば直線どこにもいないということはなさそう。ディスクリートキャットにパイロの肌で芝GIというのは違和感を覚えるが・・・。

スウィープフィートは京都の未勝利戦でテン3ハロン34秒1の突っ込んだ流れで4角オート進出の完勝。白菊賞は一転してテン3ハロン36秒9のドスローで馬鹿正直に後ろから行って負け。新人騎手なので状況判断が甘いのは分かるが、正直言って下手。ただあの展開で2着に来るぐらいなので馬のパフォーマンスは高い。負けてもいいから勝ちに行く騎乗を見せてほしい。

サフィラはデビュー戦が可哀想な競馬で1戦ロス。阪神の未勝利戦圧勝は想定内、アルテミスSは来年の桜花賞馬がいて2着が天井。総合力では今回のメンバーに入っても上位だが、アルテミスSが差す競馬だったのが気になる。今回外枠から差す競馬だと内の馬には届かない。スピードも無いので前に行けるかも怪しい。全兄は朝日杯FS勝ちのサリオスだが微妙。

シカゴスティングはファンタジーSはゴール寸前で内からドナベティに押されながら3着。スピードがあるので今回のメンバーなら前に行けるはず。マイル未満を連勝して1,400M重賞で3着というのは一昨年2着に来たラブリイユアアイズと同じ。父ロゴタイプというのも同じ。伯母に桜花賞馬マルセリーナがいる隠れ良血。今年の2歳重賞は変なの(失礼)が絡むので備える。

◎アスコリピチェーノ
○キャットファイト
▲スウィープフィート
△サフィラ、シカゴスティング
馬複5頭ボックス(10点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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