【競馬予想Vol.59】第135回目黒記念

2006年よりダービー当日の最終レース(2011年を除く)で行われるようになった伝統の古馬長距離ハンデ重賞。施行回数が多いのは1983年まで春と秋に分かれて行われていたため。

2021目黒記念過去10年上位3頭人気・単複配当一覧

過去10年の1番人気馬は【2・3・2・3】とまずまずだが、ハンデ戦らしく適度に荒れており、ダービーの負けを捲ろうとして余計に傷口を広げてしまいかねない。余程自信がない限り、ダービーのついで買いはお勧めしない。

2021目黒記念過去10年ラップタイム一覧

近年はずっと差し決着。ハンデ戦らしく直線で横一線の熱い戦いが繰り広げられている。極端に速い上がりは必要なく、34秒台前半の脚が使えれば十分勝負になる。

2021目黒記念過去10年前走脚質別成績一覧

過去10年における前走脚質別成績を見ても概ね差していた馬が優勢。そこで上がり3ハロン3位以内だった馬の単勝回収率が100%を超えており、前走で速い上がりを繰り出していた馬を買えば良いらしい。

2021目黒記念過去10年前走上がり3F3位以内馬前走クラス別成績一覧

前走で上がり3ハロン3位以内だった馬の前走クラス別成績をみると、条件戦またはオープンクラスで速い上がりを使っていた馬が優勢。格下でも勢いのある差し馬を狙いたい。

しかし注意したいのは展開。逃げ馬不在で何が行くかすら不明。前に付けそうなのはウインキートスぐらいしか見当たらず、人気どころは総じて後ろからの馬。これは前がかなり楽が出来そうで、少なくとも中団より前の位置取りは必須。真後ろからの差しでは間に合わない。

◎グロンディオーズはドスローで推移したダイヤモンドSで重賞初勝利。逃げ馬不在のスロー時のルメール騎手は信頼度激高。後ろ過ぎず前過ぎずの位置で速い上がりが使えるし、2kg増の斤量も許容範囲。

○ウインキートスは今回展開利を最大限に受けられそうな一頭。日経賞は2周目3コーナー手前でカレンブーケドールに進路をカットされてラチにぶつかったもので度外視。速い上がりの脚もあるし、このハンデなら勝負になる。

▲ムイトオブリガードは使われつつ着実に良化中。昨年の目黒記念は5着だったが、逃げ馬がいてかつレコード決着ではお手上げ。今回は過去2連対したアルゼンチン共和国杯に似たスロー想定で買い。

△アドマイヤポラリスは後方から早めに上がってこれる脚がここで活かせそう。今回は直線まで待って追い出していては間に合いそうになく、自己条件とはいえ前々走で前付けして圧勝した経験も評価しておきたい。

△ディアマンミノルはメトロポリタンSで最後方から外を回す大味な競馬で詰め切れず。今回は前走より2kg減で松山騎手にスイッチと大幅プラス。松山騎手騎乗時は前々の経験もあり妙味。

△ヒートオンビートは大阪-ハンブルグCで直線先に抜け出すもゴール寸前でミスマンマミーアに捉えられて2着。過去の川田騎手騎乗時は前々の競馬をしているし、内寄りの枠から積極的な競馬に期待したい。

◎グロンディオーズ
○ウインキートス
▲ムイトオブリガード
△アドマイヤポラリス、ディアマンミノル、ヒートオンビート
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)


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