【競馬予想Vol.249】第73回チャレンジC

今回のテーマ

※2017年より1,800Mから2,000Mに距離延長、ハンデ戦から別定戦に変更。

若い馬が勝ちやすい

過去5年、3歳馬は【4・0・2・4】、単回値115・複回値116で目下3連勝中。3歳馬が負けた2018年も4歳馬(エアウィンザー)が勝っている。

2017年1着サトノクロニクルは菊花賞10着、同3着ブレスジャーニーは菊花賞12着、2018年3着ステイフーリッシュは菊花賞11着から巻き返しており、ここ3年は前走で前付けして勝ち負けしていた3歳馬が順当に勝っている。


トラックバイアス分析・展開予想

今週は火曜に57.5ミリというかなりまとまった量の雨が降ったがその後は持ち直し、木曜・金曜と散水を実施して含水率10%をキープ。土曜朝時点のクッション値は9.8で、先週に引き続き絶好のコンディションを維持。内前が残るというより、時計が速過ぎて後ろからだとしんどい。後方から外を回しそうな馬は大幅割引。今回は最内に入ったレッドベルオーブの逃げで速い流れからの高速戦を想定。基本前付け、差すにしても中団より前にいないと厳しい。外差しは論外で、徹底的に嫌いたい。


全頭分析

【▲】レッドベルオーブ

(+)小倉日経OPで折り合い捨てて逃げ切り勝ち。内前TBで居残り警戒。
(-)ペース配分考えない逃げ。今更折り合わせることもできず厳しい。

【-】ルビーカサブランカ

(+)エリザベス女王杯は伸びない内通って善戦。今回は内突きで妙味。
(-)真後ろからしか行けないのが問題。前が止まらないとしんどい。

【-】エヒト

(+)昨冬サンタクロースSで圧勝の舞台。追い切りは相変わらず動く。
(-)新潟記念の負け方不可解。基本差し構えで前に残られると苦しい。

【△】サンレイポケット

(+)ここ2戦伸びずはトップハンデの影響か。56kgで差脚復活に期待。
(-)差して届かずの常連。スパート反応薄く仕掛け遅いと届かない。

【○】ビーアストニッシド

(+)皐月賞は出遅れ、以降距離不適。距離短縮で前に行って復活濃厚。
(-)2,000Mでも2着止まり。ハイペース追走で直線脚伸ばせるか疑問。

【△】エアファンディタ

(+)毎回末脚強烈。前走内からの差しを試みておりここは嵌るかも。
(-)基本的に後ろからの馬。早めに押し上げられないと届かない。

【-】メイショウテンゲン

(+)力の要る馬場での差し上手。馬場が渋るようなら相対的に浮上。
(-)皐月賞15着以来の2,000M。脚が遅く付いていくだけで精一杯か。

【-】タイセイモンストル

(+)行き脚あり前に行ける。阪神好走あり内前TBに乗って居残り狙い。
(-)OP入り後の3戦イマイチ。展開と馬場共に嵌っても力が足りない。

【-】ブラヴァス

(+)一昨年レイパパレの2着。前走59kg背負いながら復調気配見せる。
(-)前走は差し展開でさほど評価できず。今回は内前残る馬場で微妙。

【◎】ソーヴァリアント

(+)昨年前付けで大楽勝。オールカマーは心房細動が原因で度外視。
(-)前走は序盤から行き脚今一つ。ここも控えに回るようなら怪しい。

【-】パトリック

(+)差し優勢のオクトーバーSで先行して5着。前付けで見せ場作れる。
(-)福島記念は付いて回るだけの14着。行き脚緩く後ろに置かれがち。

【-】ヒンドゥタイムズ

(+)京都大賞典で伸び悩んだのは距離が原因か。2,000Mなら主役級。
(-)ここ2戦は捲り上げの競馬。内の先行馬に楽をされると苦しい。

【-】ディアマンミノル

(+)アルゼンチン共和国杯は展開向かず。ここ速い逃げ馬おり妙味。
(-)いつでもどこでも追い込み一本。今回距離も短く差し届くか微妙。

【-】ニホンピロスクーロ

(+)岸和田Sは果敢に行って居残り。ブリンカー着用後は行き脚増す。
(-)レッドベルオーブの存在が厄介。ペース乱されて残れるか疑問。


結論

京都2歳Sと京阪杯の結果を見せられたら、とてもではないが4角外回しの差し馬なんて買えない。今回で言えばヒンドゥタイムズが捲りの競馬をしそうでこれは切りたい。前走差し優勢の展開に乗っただけのブラヴァスも56kgとムーア騎手で過剰人気なのでこれも切りたい。

狙いは愚直に前。やはり前に行って圧勝多数のソーヴァリアントが中心にならざるを得ない。心配なのは心房細動明けではなくてハイペース追走経験に乏しいこと。昨年のこのレースは1,000M通過62秒9のスロー前残りだった。オールカマーは序盤から位置を取れなかったし、今回コケても何ら不思議はない。

ビーアストニッシドは皐月賞が躓き、ダービーと菊花賞は距離長過ぎ。神戸新聞杯は意図的に控える競馬をやった上、4コーナーで不利を受けていた。距離短縮+内枠先行、内前絶対有利バイアスのここは嵌らないとおかしい。ハイペースを押し切った経験は無いが、「若さ」でカバーできる。

レッドベルオーブも毎日王冠の暴走を見せられたらとても買える馬ではないのだが、ワンターンからコーナー4つに替わることで適度に息が入る可能性がある。2歳時にデイリー杯2歳Sをレコード勝ちしているように高速馬場の適性も高い。とにかく今の阪神は前にいないと話にならない。

妙味は後方外ではなく内突きをやってくれそうな馬。サンレイポケットは前残りの京都記念で差して3着、鳴尾記念は内突きを狙って捌けなかったにも関わらず先抜けのヴェルトライゼンデと外差しのジェラルディーナと僅差の競馬。前走の負けが意味不明だが、ブリンカーが合わなかっただけかもしれない。エアファンディタの主戦場はマイルで、ハイペース追走はお手の物。前走内からの差しを試みていたのでこの枠なら買ってみたい。

◎ソーヴァリアント
○ビーアストニッシド
▲レッドベルオーブ
△サンレイポケット、エアファンディタ
馬複5頭ボックス(10点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?