見出し画像

【競馬予想Vol.414】第60回金鯱賞



トラックバイアス分析・展開予想

  • 中京は今週が今年初開催。昨年は年明けから6週(12日)行われた後、1か月開いての第2回開催だった。前残り度は昨年よりアップかと思いきや、土曜は4コーナーで外を回しての差しも効いていた。バイアスは内前だが外が不利ということもない。

  • 明確な逃げ馬不在。ヤマニンサルバムとエアサージュが外枠を引いたこともあり、内枠を引いたドゥレッツァが先制しそう。ドゥレッツァが行かないならヤマニンサルバムの逃げ。いずれにしてもペースは上がらず一団で推移。馬場も良く、内前先行がジャスティス。


全頭分析

【-】シーズンリッチ

(+)毎日杯は馬場の悪い内通って勝利。今回おあつらえ向きの最内枠。
(-)前に行けるものの速い脚が無い。このメンバーではキレ負けする。

【-】ワイドエンペラー

(+)3戦連続上がり最速マーク。失うものは何もない無欲の差し一発。
(-)自己条件も勝てずの格下。デビュー直後の新人騎手には荷が重い。

【▲】ドゥレッツァ

(+)菊花賞は自ら動いて圧勝。逃げ差し自在で展開知らずの5連勝中。
(-)実質的に強い相手と戦っていない。追い比べだとまだ分からない。

【◎】プログノーシス

(+)昨年も内前馬場を外から楽に差し切る。機動力も高く連覇可能。
(-)行き脚緩く差し前提。内前が残る馬場で後ろからはリスクあり。

【-】ブレイヴロッカー

(+)京都記念は直線内を突いて伸び悩む。軽い馬場で決め手復活注意。
(-)このメンバーに後ろからではしんどい。前に行ってもイマイチ。

【-】ヨーホーレイク

(+)中京で日経新春杯勝ち、きさらぎ賞2着。息の長い末脚が武器。
(-)やはり2年振りというのが問題。まともに付いて行けるか心配。

【○】ヤマニンサルバム

(+)中日新聞杯は前に付けた馬の中で唯一好走。地力強化は明らか。
(-)昨年のこのレースは外枠とはいえ7着凡退。並ばれると案外脆い。

【-】バラジ

(+)新潟記念は無念の出遅れ。毎日王冠も負けて玉抜き敢行の初戦。
(-)まともに走ったとしてもここは相手が強過ぎる。狙いは次走以降。

【△】ノッキングポイント

(+)3週前に栗東入りして好時計マーク。軽い馬場なら大物喰い可能。
(-)新潟記念は54kgの軽ハンデ。今回は別定戦で相手も格段に強い。

【△】アラタ

(+)ドーブネを差し切った巴賞が強い勝ち方。好位付けなら見所あり。
(-)昨年は内枠先行でも3着。このところ後ろ過ぎるのが気になる。

【-】エアサージュ

(+)飛鳥Sは先抜けしてラスト流す余裕あり。前に行けるのは武器。
(-)差され負け多く地力不足。枠も外寄りでラチに寄せられるか微妙。

【-】ハヤヤッコ

(+)中日新聞杯はフラット馬場で差して2着。速い時計にも対応可能。
(-)大勢決してからの差しばかり。前に止まってもらえないと苦しい。

【-】レッドジェネシス

(+)中京で京都新聞杯勝ち、神戸新聞杯2着。復活あるとすればここ。
(-)ローテ迷走が示す通りなす術無し。無事完走するだけで御の字。


結論

プログノーシスはスタートも怪しいが行き脚が現役最低クラスで遅い。ただそれを補って余りある機動力がある。昨年は4コーナーで外を捲って中団付近に陣取っての差し切り。1,000M通過60秒9のやや緩い流れでも差し切ったという事実があるのでここは切れない。土曜の芝を見る限り、内前オンリーではなく外差しも効いていたのでここは連覇に期待したい。

ヤマニンサルバムは並ばれると脆い反面、絡まれなければアッサリ。中日新聞杯は4コーナーで内のスペースを上手く使って先抜け。東京新聞杯2着ウインカーネリアン、弥生賞3着シリウスコルト、昨日の中京準メイン・恋路ヶ浜特別2着ウインオーディンと、三浦さんは逃げさせると上手い。今回は「二強」が牽制し合いそうで、前で無視されるなら狙い目。

ドゥレッツァは1着が5回も続くピッカピカの馬柱で大衆が飛びついているが、菊花賞は代替が効かない京都芝3,000Mでの出来事、その前も裏街道での勝ち上がりで強い相手と走っていない。本当に強いの?というのが率直な印象。前に行けるので切れないが、それもスロー濃厚のここで59kgを背負うというハンデで相殺。あっさり競り負けも念頭に置きたい。

ノッキングポイントは菊花賞のパドックでチャカついていてこりゃダメだと思ったら案の定沈没。4コーナーで外に膨らんでいたし、競馬になっていなかった。新潟記念で速い上がりの競馬を制しているので、今回の舞台は問題無く対応できる。戸崎さんは一本被りだと頼りなさMAXだが、微妙な人気だと肩の荷が下りるのか普通に上位に持ってくるので侮れない。

アラタは昨年の3着馬だが今年は完全に空気扱い。原因は明白、馬柱が汚いから。函館記念はスタート出負けから無理をせず控えて凡退、オールカマーと中山金杯は前に行きかけたものの1コーナーまでに前を塞がれてジ・エンド。特に中山金杯は凄まじい不利を受けていた。再び横山親父を鞍上に迎えて「先頭ポツン」をやってくれれば大仕事がありそう。

◎プログノーシス
○ヤマニンサルバム
▲ドゥレッツァ
△ノッキングポイント、アラタ
単勝◎(1点)、馬複◎流し(4点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?