【競馬予想Vol.131】第60回スポーツニッポン賞京都金杯
今回のテーマ
内のグリーンベルトに注意
昨年はケイデンスコールが内から突き抜け、外枠から果敢に行ったエントシャイデンが内一杯に粘って3着。新春中京は内が荒れているように見えるのに内伸び連発。外は距離をロスするだけでメリット無し。
軽ハンデ馬(格下馬)に妙味
過去10年の勝ち馬のうち8頭はここが重賞初勝利だった(中山金杯は5頭)。中山金杯とは逆に重ハンデ馬(実績馬)が苦戦している。ここが重賞初勝利となりそうな馬を狙い撃ちたい。
トラックバイアス分析・展開予想
前述の通り、内にグリーンベルト出現。昨年と同様なら内前有利。今年は前に行きたい馬が多いが、テンの速い逃げ馬は不在。ディアンドル、トーラスジェミニ、サトノフェイバー辺りが固まって先導。ヴィジュネル、カイザーミノル、ダイワキャグニーも前付け。1,000M通過は昨年と同じ58~59秒位。内前グリーンベルトが本線も、これだけ内前が賑やかなら昨年ピースワンパラディが通った外前からの差しが上回るか。
全頭分析
【○】ヴィジュネル
(+)奥多摩Sは外枠から楽に前付け、ゴール前流す余裕あり。今回内枠ゲットは僥倖。
(-)このところずっと1,400Mを使っての1ハロン延長。息切れ懸念。
【△】バスラットレオン
(+)NZトロフィーを逃げて圧勝。今回のコースでもシンザン記念3着。
(-)NHKマイルC落馬からスランプ突入。立ち直れるか。
【-】サトノフェイバー
(+)阪神外回りで前付け連続連対あり。内枠確保で前に行きやすい。
(-)大阪城Sシンガリ負けから9か月振り。今回同型がやたら多い。
【-】ダイアトニック
(+)一昨年の京都金杯2着。中京は高松宮記念で内枠先行3着あり。
(-)マイル勝ちは新馬戦のみ。ここ3走まともに走っていない。
【-】ディアンドル
(+)新潟施行の福島牝馬Sでワンターンコース逃げ切り。ヴィクトリアマイルは差し決着に僅差の4着。
(-)他に逃げ馬がいるレースでは脆い。
【△】シュリ
(+)良績は内枠時に集中。久々かつ良馬場で3戦全勝。
(-)昨年は出負けが響いて惜敗。スタートと折り合いに若干不安あり。
【△】ザダル
(+)関越S、エプソムCとハイペースを突き抜け。流れるレースに強い。
(-)好走は専ら差し構え。ここで前を捉えられるかどうか。
【▲】ルークズネスト
(+)中京4戦4連対。スワンSは前詰まり、阪神Cは終始外で直線追わず。
(-)連闘で泉谷騎手。本気度が疑わしいローテと騎手起用。
【-】クリノプレミアム
(+)長岡Sは差し込みを抑えての勝ち上がり。軽量活かしてハナ可能。
(-)ターコイズSはともかくキャピタルSは負け過ぎ。
【-】カイザーミノル
(+)ここ2戦は明らかに距離不適。マイルではマイラーズC3着あり。
(-)中京マイルは3戦していずれも圏外。前付け出来ても粘り込み微妙。
【-】ダイワキャグニー
(+)昨年はマイラーズC4着、毎日王冠4着。先行力は確か。
(-)負担斤量57.5kg以上【0・0・0・7】でカンカン泣き傾向あり。
【◎】エアロロノア
(+)リゲルSは縦長を大外後方から突き抜け。決め手は重賞級。
(-)外差し一辺倒で内に粘られると苦しい。マイラーズCの二の舞懸念。
【-】ヴェロックス
(+)キャピタルSは初マイル戦にしては善戦。
(-)昨年は5戦して全て圏外。突き抜けるだけの材料を欠く。
【-】トーラスジェミニ
(+)東風Sは58kgを背負って逃げ切り。差し決着の安田記念で先行5着。
(-)勝ちパターンが単調。直後を張られると脆い。
【-】ステルヴィオ
(+)昨年の芝2戦はいずれも斤量を背負って僅差。力は健在。
(-)上位には来るがラストで脚が止まる。外枠は相対的に苦しい。
【-】メイケイダイハード
(+)六甲S、米子Sはいずれも58kgを背負って上がり34秒台の脚で善戦。
(-)昨年のこのレースは中団内から伸びず。今年は大外枠。
結論
今年は飛ばす馬不在でも、行きたい馬が沢山いる。昨年は内前がスカスカで、ケイデンスコールはコースを選びながら差してこれたが、今年は直線に向いてからの攻防が激しそう。内から何か抜け出したその刹那を◎エアロロノアが貫く。大外をぶん回さない限り上位は堅い。○ヴィジュネルは内枠から位置を取って直線差しに向ければアタマもあり得る。▲ルークズネストはここ2戦消化不良。中頃の枠を引いた今回は外前から差し向けれそう。昨年より行く馬多数で折り合いが保たれそうな△シュリ、ある程度流れれば差脚が活きる△ザダル、内前馬場を活かしたい△バスラットレオンを押さえる。
◎エアロロノア
○ヴィジュネル
▲ルークズネスト
△シュリ、ザダル、バスラットレオン
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)
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